恋愛ファンタジーゲームを実写化した「明治東京恋伽」(ドラマ:4月より全国8局で放送)の完成披露上映が3月18日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行なわれ、主演の伊原六花、共演の小林豊、岩永徹也、松島庄汰、とまん、山崎大輝、高橋真佳把、そして久保田悠来、副島宏司監督らが登壇した。

 本作は、現代の女子高校生・綾月芽衣(伊原)が、小林演じる奇術師・チャーリーによって明治時代へとタイムスリップさせられ、そこに生きる歴史上の偉人たちと巡り合い……というのが基本ストーリー。愛知県にある明治時代の建物を保存している「博物館・明治村」でのロケを行なっており、当時の雰囲気をあますところなく映像に再現しているのも話題となる。

 本作でドラマ初主演を飾った伊原は「主演、地方ロケと、初めてのことだらけで不安も大きかったのですが、素敵なキャスト、スタッフの皆さんに囲まれて、駆け抜けることができました」と愛らしくコメント。舞台挨拶に登壇して、「いよいよこの日(上映会)がやってきたと実感しています。皆さんのお届けできるのがすごくうれしいです」と笑顔を見せていた。

 一方、共演は男性キャストばかりであったが、舞台挨拶では小林、久保田を筆頭におどけたり、(他のキャストを)いじったりするなど、和気あいあいとした雰囲気を醸成しており、そうした仲のよさが映像に、作中に生かされているのではないかと、想起できるような楽しいものとなっていた。

 司会より、見どころについて聞かれた伊原は、「原作の素敵なところがギュッと詰まっているところ」と答え、「お話もすごく面白いし、実際に(当時の建物を保存している博物館)明治村で撮影したので、原作の世界観も大事に再現され、魅力が詰まっています。たくさんの方に愛してほしい」と観客に向かってアピールしていた。

 ちなみに、他のキャストのおすすめは、小林は「絵がキラキラしているところ。絵力だけで楽しめます」。副島監督は、「劇中で六花ちゃんが変顔しているんですけど、同一人物には見えないところ」。山崎は一所懸命にコメントするのだが、早口すぎて他のキャストより「何言っているのかわからない」と突っ込まれていたが、要約すると「難しい言葉がたくさん出てきますが、きちんと解説が入るので、原作を知らない人にも楽しめます」ということか。

 また、撮影のエピソードを聞かれた小林は、伊原の顔を見て確認しつつ、「劇中で伊原さんをお姫様抱っこするんですけど、何度やっても持ち上げられなくて……」と回想。最後は、スタッフを交え3人がかりで持ち上げたと話すと、伊原は「本当に持ち上がらなくて……傷つきました。」と本音もポロリ。

 なお、イベント中には、翌日(19日)が誕生日という小林に向けたサプライズもあり、中盤にはケーキが登場。キャスト、会場に集まったファンが一体となってバースデーソングを贈ると「30歳になるので、これが大人の階段をのぼる一歩になるかなと思います。こんなキャラですけど、20代最後を、笑顔溢れるキャスト、スタッフと迎えられてうれしいです」とコメントしていた。

ドラマ「明治東京恋伽」
4月からテレビ神奈川ほか全国8局にて放送&U-NEXTにて独占配信

映画「明治東京恋伽」
6月21日(金)シネマート新宿ほか全国公開