Bowers & Wilkinsから、今までで一番パワフルなサブウーファーとなる「DBシリーズ」が4モデル発売される。それぞれの型番と価格は以下の通りで、3月末の発売を予定している。

DB1D ¥620,000(ピアノブラック、税別)、¥592,000(ローズナット、税別)
DB2D ¥475,000(ピアノブラック、税別)、¥450,000(ローズナット、税別)
DB3D ¥325,000(ピアノブラック、税別)、¥310,000(ローズナット、税別)
DB4S ¥300,000(ピアノブラック、税別)、¥280,000(ローズナット、税別)

シリーズトップモデルの「DB1D」

 DBシリーズはこれまでBowers & Wilkinsが発売した中でもっともパワフルなアクティブ・サブウーファーで、フラッグシップの800シリーズDiamondサブウーファーである「DB-1」に搭載されているデジタル技術やエアロフォイル・コーンバスドライバーを踏襲している。

 エアロフォイル・コーンとは、コーンの厚さに変化を持たせ、剛性が必要とされる部分を最大化させている。こうしてコーンの形状を最適化することで、従来と比べて長期間にわたり剛性を保つことができ、より正確で、抑制の効いた低音域の再現が可能になったという。

 今回のラインナップではDB1DからDB3Dの3モデルで、背面対向型の2基のドライバーと、低歪率を図った高剛性キャビネットを採用する。ユニット径はDB1Dが300mm、DB2Dが250mm、DB3Dは200mmとなる。末弟のDB4Sは250mmウーファーが1基という仕様だ。

 それらのウーファーは、新しいスイッチング・プリアンプの搭載により、常に最適なレベルで再現することが可能になっている。加えて、ダイナミックEQやルームEQといった補正機能により、様々な設置環境でも高いパフォーマンスを約束している。

 本体の設定は、専用アプリ(iOS用とAndroid用があり)により簡単に可能だ。アプリには、ポジショニング・ガイド、セットアップそしてトラブルシューティングが含まれており、出力モードとオーディオプリセットモードの両方を制御できるそうだ。なお、設置の際に別途マイク等は必要ない。

 全4モデルとも700S2シリーズ等との組み合わせも想定されており、本体仕上げもピアノブラックとローズナットの2種類が準備されている。

左からダブルウーファー搭載の「DB2D」「DB3D」で、右端がシングルウーファーの「DB4S」

DBシリーズの主なスペック

DB1D
●使用ユニット:300mmエアロフォイルコーンウーファー×2
●内蔵アンプ:2000WクラスDアンプ
●再生周波数帯域(-6dB):8.5〜500Hz
●入力端子:アナログ入力2系統(XLR、RCA)、他
●寸法/質量:W429×H460×D410mm/43kg

DB2D
●使用ユニット:250mmエアロフォイルコーンウーファー×2
●内蔵アンプ:1000WクラスDアンプ
●再生周波数帯域(-6dB):8.5〜500Hz
●入力端子:アナログ入力2系統(XLR、RCA)、他
●寸法/質量:W377×H430×D360mm/36kg

DB3D
●使用ユニット:200mmエアロフォイルコーンウーファー×2
●内蔵アンプ:1000WクラスDアンプ
●再生周波数帯域(-6dB):8.5〜500Hz
●入力端子:アナログ入力2系統(XLR、RCA)、他
●寸法/質量:W320×H360×D300mm/25kg

DB4S
●使用ユニット:250mmエアロフォイルコーンウーファー×1
●内蔵アンプ:1000WクラスDアンプ
●再生周波数帯域(-6dB):8.5〜500Hz
●入力端子:アナログ入力2系統(XLR、RCA)、他
●寸法/質量:W360×H377×D368mm/26kg