Ansuz(アンスズ)から、オーディオ用のハイエンドケーブル「Ansuz Xケーブル」が、6種類、7モデル発表された。2月4日の発売で、それぞれの型番と価格は以下の通り。

インターコネクトケーブル
Signalz X SIGX/RCA ¥57,000(RCA、1m、ペア)/1m追加(最長6m)¥14,000
Signalz X SIGX/XLR ¥138,000(XLR、1m、ペア)/1m追加(最長6m)¥34,000
デジタルケーブル
Digitalz X SIGX/BNC ¥35,000(BNC-BNC、1m、1本) /1m追加(最長6m)¥8,500
イーサネットケーブル
Digitalz X SIGX/ETH ¥78,000(イーサネットケーブル、1m、1本)/1m追加(最長6m)¥19,500
USBケーブル
Digitalz X SIGX/USB ¥57,000(USB A-B or A-mini、2mのみ)
スピーカーケーブル
Speakz X SPEX/BA SPEX/SP ¥170,000(Banana and/or Spade、2m、ペア)/1m追加(最長6m) ¥43,000
ジャンパーケーブル
Jumperz X JumX/SB ¥55,000(Spade-Banana、37cm、4本)

 同社は、2017年に登場したインシュレーター「DARKZ」(ダークス)シリーズで注目を集めた。しかし本来はケーブル&アクセサリーメーカーとして2013年に誕生したブランドだそうだ。

 新製品のAnsuz Xケーブルは、ケーブルの機械的な安定性を重視して設計されているのがポイントだ。その主な特長は以下の通り。

●高純度銅の単線に銀プレートを施し、信号を高速伝送
●PTFEテフロンでの導体絶縁により、きわめて安定したケーブル状態を保全
●錫コーティングしたシールドを加えてケーブル自体の構造的安定を実現(デュアルシールド)
●FEPテフロンの外皮は気密を保持したシースを装着
●ツイストペア技術によりケーブルの低インダクタンスを実現

 オーディオ用ケーブルでは、導体が安定していなければ音楽信号に微細な乱れが発生することは避けられない。そこでXシリーズでは、テフロンシースの表面を巻く形でシールドした上に、錫コーティングを施した銅編線でシールド層を設けて、構造的な安定性を実現するデュアルシールド技術を採用、安定した状態で音楽信号をそのまま伝送することを可能にした。

 同社のすべてのケーブルは、オリジナルの機械によりツイストペア構造で作成されている。手作業による工程が複雑なため、Xケーブルの最大長は6.0mまでに限定にされているそうだ。