リン・ジャパンから、同社DSMシリーズ 用の「サラウンド・プロセッシング・モジュール」が発表された。これは、DSMシリーズにDTS-HD MA、ドルビー・トゥルーHDなどのデコード機能を追加するものだ。

 既に対象モデルをお持ちの方はアップグレードサービス(¥250,000、税別)で、これからDSMの購入を考えている方はオーダー時に同時購入(¥200,000、税別)できる。発売時期は今年2月の予定。

●対象製品:
 KLIMAX DSM、KLIMAX SYSTEM HUB、KLIMAX EXAKT DSM、AKURATE DSM、AKURATE SYSTEM HUB、AKURATE EXAKT DSMのうち、最新タイプのHDMI基板(HDMI 2.0)搭載製品

●対応サラウンドフォーマット:
 DTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、DTS 96/24、DTS、
 Dolby True HD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、PCM

 これまでDSMのHDMI入力はリニアPCMのみの対応だったので、ブルーレイディスク等のロスレス圧縮信号は、プレーヤーやレコーダー側でデコードして、リニアPCMの状態で入力する必要があった。しかし今回のサラウンド・プロセッシング・モジュールを追加すれば、プレーヤーからのビットストリーム信号をDSMにダイレクトに入力、リン・クォリティでサラウンドが楽しめることになる。

 さらに、近日公開予定の「Davaar 68世代ファームウェア」により、DSMとEXAKT LINKで連携するすべてのEXAKTBOX製品が、サラウンドの各チャンネルを受け持つことが可能になる。EXAKTBOXの各出力にサラウンドチャンネルをアサインすることで、他社製パッシブスピーカーを使っている場合でも、EXAKT LINKを活かしたサラウンドシステムを構築できるという。

対象モデルの「KLIMAX DSM」

 加えて、「KISTO」「KINOS」「EXOTIK+DA」のユーザー向け割引キャンペーンも実施される。こちらは、対象ユーザーが期間中に「KLIMAX DSM」または「AKURATE DSM」と「サラウンド・プロセッシング・モジュール」を同時に購入すると、現在お使いのKISTO/KINOS/EXOTIK+DS
を下取りし、KLIMAX DSM/AKURATE DSMの代金が10%オフになるというものだ。2019年1月25日〜2019年3月31日の期間中に注文した製品が対象となる。