愛知県名古屋市に本社を構える名古屋木材は、同社が得意とする木材加工技術を活かして、オーディオブランド「LIGNOaudio」を立ち上げ、本年3月に第一弾製品となる無指向性スピーカー「SP-50SS」 を発売すると発表。価格は¥270,000(税別・ペア)。

五角柱のデザインが特徴的なスピーカー「SP-50SS」

 SP-50SS は、五角柱のスリムな形状のキャビネットの上部に、円錐形のリフレクターを配したデザインで、木製パーツのすべてに、名古屋木材が開発した圧縮材LIGNOTEX(国産ヒノキ)を使用しているのが特徴。内部には、そのLIGNOTEXを加工したバスレフダクトも搭載しており、高音域から低音域までバランスの取れた再生を可能にしているという。同時に、五角柱の形状によって、音楽再生に有害な内部定在波の発生を減らす効果も持たせているそうだ。

 スピーカーユニットには、デンマークScan-Speak製の5F/8422T01を使用し、それを垂直上方に向け設置。ユニットから放出される音は、前述の円錐形リフレクターによって水平方向円周へ反射されることで、無指向特性を持たせている。

ユニットは上向きに設置され、その対面にある円錐形のリフレクターによって、音を水平方向円周上に放出する

 本体は、幅125×高さ266×奥行119mmとコンパクトに仕上げられているので、デスクトップでの設置も可能なほか、インテリアとして、あるいは無指向性を活かして、カフェやホテルなどのオープンスペースでも使用できるだろう。

SP-50SSの主な仕様
エンクロージュア形式:シングルバスレフレックス/無指向性システム
エンクロージュア材質:ヒノキ圧縮材LIGNOTEX自然塗料仕上げ(台座を除く)
スピーカーユニット:Scan-Speak 5F/8422T01
再生周波数帯域:50Hz~20kHz
寸法:W125×H266×D119mm