WOWOWのオリジナルドラマシリーズ「連続ドラマW」の最新作となる「連続ドラマW 盗まれた顔~ミアタリ捜査班~」の完成披露上映会が12月11日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行なわれ、主演の玉木宏、共演の内田理央、町田啓太、渋川清彦、伊藤歩、そして武正晴監督、さらにサプライズ(途中から)で原作者の羽田圭介らが登壇した。

 これは、指名手配犯たちの顔をひたすら覚え、犯人の姿(顔)を雑踏の中から見つけ出す捜査員=見当たり捜査員たちの活躍を、サスペンスタッチに描いた作品(全5話)。羽田圭介の同名小説を初ドラマ化した注目作だ。

 主人公の白戸を演じた玉木は「ただひたすらに人の顔を見当たるという仕事は、本当にたいへんで、撮影では顔の海におぼれそうになりました。チームで行動していますけど、白戸像には孤独も強く感じたので、背景に大きな葛藤を抱えているという陰を表現するように演じました」と自身が感じた役の印象を語っていた。

 続いて、本作のヒロインでもある安藤を演じた内田は、「刑事と聞いたときはカッチリとした雰囲気なのかなって思ったんですけど、衣装はヒールにミニスカで(笑)。今回柔道にも初挑戦(1話で出てきます)していて、なかなか女子にはなじみの薄いスポーツなので、それらしく見せるのはたいへんでしたね。ただ、監督が経験者だったので、ていねいな指導を受けて頑張りました」と現場の様子をうれしそうに話していた。

 そして、白戸、安藤とチームを組む谷を演じた町田は「(撮影では)ひたすら食べてました」とおどけてコメント。台本を読んだときに「どれだけ食べるんだろう」って驚いたそう。しかも、劇中では豚足も出てきたそうだが、実は、それは監督の要望だったようで、撮影終了後に「おしくいただきました」と監督もおどけていた。

 イベントでは、一通りキャストがコメントを述べたのち、サプライズで原作の羽田氏が登壇。ドラマ化の感想を聞かれて「感慨深いですね」とコメントするも、実はそれは作品についてだけでなく、「かつて、ここららぽーとで選考を受けて落ちたんです。11年たってまさかその場所で舞台挨拶に立つとは思っていませんでしたよ」と、この場所にまつわる自身のトリビア(?)を披露していた。

 最後に主演の玉木より、「この作品は全5話のドラマで、毎話のラストはこの次どうなるんだろうっていう展開になっているんです。ぜひ、5時間の映画として、楽しんでほしいです」と本作の見どころが紹介され、終了となった。

ドラマ「連続ドラマW盗まれた顔~ミアタリ捜査班~」
2019年1月5日(土)スタート(第1話無料放送)
WOWOWプライムにて、毎週土曜22:00~オンエア(全5話)