話題のハイレゾCDが楽しめる「Meridian 218」、125,000円で登場

 メリディアン・オーディオから、ハイレゾCD(MQA-CD)の再生に対応するDACを搭載した「Meridian 218」が11月16日に発売された。価格は¥125,000(税別)。

 Meridian 218は、CDプレーヤーやミニコンポの光デジタル端子や、デジタル同軸端子とケーブル1本で接続可能なゾーンコントローラー。ハイレゾCD(MQA-CD)だけでなく、通常のCD再生においても、内部のDACで176kHz/24bit(最大)にデコードされた信号を出力することができる。

 以下、主な特徴を紹介したい。
<既存のアンプ、スピーカーやCDプレーヤーを生かせる入出力端子>
 最先端のデジタル技術を取り込みながら、アンプやスピーカーとの接続可能なアナログ入力、アナログ出力を各1系統ずつ装備。デジタル入力(SPDIF)についても、光と同軸を搭載している。

<IPコントロール機能、iPhone、iPadでの快適操作>
 スマートなIPコントロール機能を搭載しているので、同一ネットワーク上にあるパソコンやタブレットなどから、設定の変更や確認、保存を行なえる。またiPhone、iPad用の操作アプリ「Meridian IP Control」(無償)も用意しており、手元での操作も可能となっている。

<音楽ファイル鑑賞用の再生ソフトroon(ルーン)に対応する「roon tested Product」>

<DSP技術を生かしたプリアンプ機能>
 初期設定で、ボリューム機能の可変・固定を選択可能。可変を選べばプリアンプとしても使え、アナログ音源もデジタル音源も176,192kHz/24bit処理による音質・音量調整が行なえるようになる。

<映画や音楽などの映像ソースを快適に楽しめるリップシンク機能>
 最大+85ミリ秒(msec)のオーディオ遅延回路により、映像と音声の同期タイミングの調整が可能。

<手頃なサイズとハイCP化を実現した、シングル高密度8層基板>
 パワフルなDSPチップを採用しながらも、8層の高密度基板とすることで、筐体サイズをコンパクトにまとめることに成功。本体幅はわずか20cmと、単品コンポの約半分の省スペース設計となっている。なお、シャーシについては、パウダーコーティング仕上げの強固なアルミ製で、磁気ノイズシールドにも充分に配慮した構造としている。

<独自のデジタル音声処理技術 FIFOバッファリング>
 ハイエンド機と同じく、複数のファースト・イン・ファースト・アウト・メモリ(First In、First Out=FIFO)によるバッファリング・システムを搭載することで、音質に大きな影響を及ぼすジッターノイズを最小限に抑えることに成功。

<メリディアン・アポダイジング・フィルター>
 長年の研究と試行錯誤の末、音の立ち上がりポイント前に生じる「プリエコーノイズ」抑えるデジタル・フィルターの開発に成功。ノイズを抑制しつつ、自然で立体的なアナログ音声の再現を可能としたという。

<メリディアン・アップサンプリング>
 複雑なデジタル・フィルターによって、ソースのサンプルレートを拡張し、記録された音楽情報の解像度を向上させることが可能。

Meridian 218の主な仕様
オーディオ出力:
 アナログ端子(RCA)
 同軸出力(※ Meridian機器間の増設に対応)
 Meridian SpeakerLink出力(※ Meridian DSPスピーカーへの接続専用)
オーディオ入力:
 アナログ入力
 デジタル同軸入力(最大192kHz/24bit)
 Meridian SpeakerLink入力(最大192kHz/24bit)
 デジタル光入力(最大96kHz/24bit)
 ネットワーク入力(最大96kHz/24bit)
電源:100V 50/60V
消費電力:5W
外形寸法:W 204×H4 2×D150mm
質量:0.56kg
特別保証期間:購入後5年間(所定のユーザー登録が必要)