「X50D」の各部をブラッシュアップした

 トライオードから、カクテルオーディオのデジタルミュージックサーバー&トランスポートの新製品「X50Pro」が12月に発売される。価格は¥600,000(税別)。

▲カクテルオーディオの新製品「X50pro」

 X50Proは、昨年11月に発売の「X50D」の上級機として、性能、音質の頂点を目指して開発されたモデル。本機の登場で、同社ラインナップとしては、マルチメディアプレーヤー「X45」「X45Pro」、アンプを内蔵した「X35」、D/Aコンバーター非搭載の「X50D」という4機種へ拡充されたことになる。

X50Proの主な特長( ※はX50Dとの相違点)
1 高性能CPU搭載 ※
 Quad Core ARM Cortex A9による高速処理を実現。また、音質を左右するオシレーターには、高性能、低ノイズオシレーター「CrystekCCHD-575」を搭載する。

2 堅固で美麗な総アルミケース ※
 13mm極厚フロントパネルをはじめ、本体を囲むすべての筐体は、厚手のアルミプレートに精密な切削加工とブラスト処理を施した総アルミ仕上げとなる。

3 高音質電源部 ※
 電源部からのノイズの影響を排除するため、電源部をアルミシールドケースでカバーし、放射ノイズを遮断する工夫を凝らしている。

4 着脱可能な2基のHDD/SSDスロットで最大12TBのストレージ
 本体背面に記録媒体用のスロットを2基装備。それぞれ6TBまでのSATA3.5インチ/2.5インチHDDドライブ、または2.5インチSSDを装着可能で、最大12TBまで拡張できる。着脱に対応するので、複数のドライブを使い分けることもできる。

5 多彩なデジタル出力とインターフェイス
 デジタル音声出力は、同軸、TOSLINK、AES/EBU、USB、HDMI、I2S×3(※)を装備。さらにEthernet、USB3.0×2、USB2.0、Word Clock Out、デジタル音声入力(同軸、TOSLINK)なども搭載している。

6 簡単CDリッピング
 CDを簡単にFLAC、ALAC、WAV、MP3など様々なフォーマットでリッピングOK。CDのメタデータ、カバーアートはGracenote等の情報から取り込むことができる。

7 ミュージックデータベース
 取り込んだ音楽データは、カバーアート表示、文字表示、検索などが可能な独自のミュージックデータベースで管理できる。

8 様々なハイレゾフォーマットに対応
 DSD(64/128/256)、DXD(352.8kHz/24bit)、HD FLAC(192kHz/24bit)、HD WAV(192kHz/24bit)など、様々なフォーマットに対応する。

9 ネットワークプレーヤー、サーバー、ストリーミング機能
 ネットワークに接続することにより、ネットワークプレーヤーあるいはミュージックサーバーとして使える。また、音楽ストリーミングサービスも楽しめる。

10 7インチ液晶ディスプレイ
 フロントパネルには7インチの液晶ディスプレイを搭載。操作画面や音楽ファイル情報、カバーアートなどを表示でき、映像でコンテンツの詳細を確認できる。HDMI出力を使えば、外部のディスプレイやプロジェクターに映像を表示することも可能。

11 専用のリモートコントロールアプリ
 NOVATRON「MusicX」(iOS/Android両対応)アプリを使えば、ネットワーク経由で操作が可能。操作画面は見やすく設計されており、カバーアート、ファイル情報を手元で見ながら各種操作が行なえる。