「秋のヘッドフォン祭2018」で製品を間近に見られる

 エミライは、今春に取扱いのアナウンスをしたHeadAmp Audio Electronics社のヘッドホンアンプ「Blue Hawaii Special Edition」、「GSX Mk2」、「GSX-mini」の続報を発表した。製品の発売は、Blue Hawaii Special Edition、およびGSX Mk2が2018年11月を、GSX-miniは2019年第一四半期を予定している。価格は、Blue Hawaii Special Editionは80万円台(アッテネーター版)/90万円台(ポテンショメーター版)を、GSX Mk2は40万円台前半を、GSX-miniは20万円台半ばを予定しているという。

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 Blue Hawaii Special Editionは、真空管式のヘッドホンアンプで、電源部を別体化した2ピース構成の製品。同社ヘッドホンアンプのフラッグシップとなるモデルで、鳴らすことが難しいとされるハイインピーダンスヘッドホンでも余裕を持って駆動できるスペックを持たせているのが特徴となる。

▲「Blue Hawaii Special Edition」

 ボリューム部分のパーツ構成は選択することができ、ラインナップされるのはDACTのステップアップネーター、もしくは、アルプス電気の高精度ポテンションメーターRK50となる。なお、フットも選択可能で、金属製、樹脂製を揃えている。

 GSX Mk2は主に、ダイナミック型と平面駆動式ヘッドホン向けに開発されたクラスA仕様製品。筺体はBlue Hawaii~と同じく電源部を別体とした2ピース構成を採用しており、薄くスタイリッシュに仕立てられているのが特徴。アンバランスのプリ出力も装備していて、プリアンプとしても使用可能だという。

▲「GSX Mk2」

 GSX-miniは、電源部を内蔵した一体型のヘッドホンアンプ。GSX Mk2と同じく薄くスタイリッシュに仕立てられており、フロントパネルのカラーは、黒、赤、青、銀の4色から選択できる。ボリュームパーツについては、Blue Hawaii~と同じく、好みに合わせて、DACT製、アルプス電気製を選ぶことができる。

▲「GSX-mini」

 接続端子は、フロントパネルに6.3mm標準ジャック、4ピンXLRを装備し、リアにはアナログ音声入力2系統(RCA、XLR)、プリアウト2系統(RCA、XLR)をそれぞれ搭載している。GSX Mk2と同じく本機をプリアンプとして使うことも可能だ(フロントパネルに切替レバーあり)。

 ちなみに、内部のアンプ、電源部はモジュール化されており、将来そのモジュールを交換することによるアップグレードも可能になるという。

▲発表会に合わせて来日したHeadampのセールス&マーケティング担当Peter James氏

 なお、上記3製品は、10月27日(土)、28日(日)に中野サンプラザで開催される「秋のヘッドフォン祭2018」のエミライブースで展示される予定だ。