オーラデザイン・ジャパンでは、Aura(オーラ)ブランド誕生30周年を記念して、CDプレーヤー「vivid」とプリメインアンプ「vita」のプレミアム・ブラック・エディションを発売する。それぞれの価格は以下の通りで、各100台の限定生産。発売はどちらも11月を予定している。
両機とも、初代モデル「VA40」のスタートカラーであったブラック・ヘアラインを復活。「vivid」「vita」をベースにしたシンプルなファンクションと特別なバージョンアップを施されたリミテッドエディションとなる。
CDプレーヤー:vivid Premium Black Edition¥150,000(税別)
プリメインアンプ:vita Premium Black Edition¥180,000(税別)
CD再生に特化したプレーヤー
vivid Premium Black Editionは、かつての人気モデル「CD50」や「CD100」のコンセプトに回帰したCD再生専用機。外部入力も持たず、オーラらしい温かみのある音質を持つバランス/シングルのアナログ出力と、同軸/光のデジタル出力に特化している。ディスプレイの発色も当時と同じホワイトを採用。
DACチップはシーラス・ロジック製「CS4398」を搭載。DACエリアのカップリングコンデンサーには、音質的に評価の高いWima製を、整流コンデンサーにはELNA製を採用する。内部配線はドイツのmundorf製が使われている。
出力端子はXLAバランスとRCAアンバランスが各1系統と、デジタルが2系統(同軸、光)。寸法/質量はW430×H67×D275mm/4.6kgとコンパクトだ。
プリメインアンプはハイレゾ信号にも対応済み
プリメインアンプのvita premium black Editionは、アニバーサリーに相応しい数々のバージョンアップが盛り込まれた。レギュラーモデルにあったチューナー機能を外すことで、フロントパネルをすっきりとし、シンプルなフロントベースを演出している。ディスプレイもCDプレーヤーと合わせたホワイトに統一された。
パワー段には、日立製MOS(K1058/J162)をパラレルプッシュプルで配置。シングルプッシュプルで構成されていたvitaの50W+50Wから75W+75Wへ出力もパワーアップしている。
またデジタル入力はハイレゾ対応で、DACチップはESSテクノロジー製の「ES9028 Q2M」が使われている。対応信号はリニアPCMの384kHz/32bitと、USB端子からのDSD 256(11.2MHz)をサポートする。
DACエリアのカップリングコンデンサーには、CDプレーヤー同様にWima製のコンデンサーやELNA製整流コンデンサー、mundorf製内部配線材を採用。ヘッドホンアンプにはディスクリート回路を搭載し、音質の向上を図った。
入力端子はフォノ(MM/MC切り替え)とXLAバランスが各1系統にRCAアンバランスが2系統、デジタル入力は2系統(同軸/光)とUSB Type-Bが1系統という仕様だ。この他、RCAのプリアウトも1系統備えている。寸法/質量はW430×H67×D310mm/7.4kg。