パナソニックから、先日登場した4Kチューナー内蔵機の「DMR-SUZ2060」を頂点とする2018年ディーガのラインナップが発表された。

おうちクラウドDIGAのラインナップ
DMR-BRG3060(市場想定価格¥96,000前後)
 内蔵HDD:3TB、チューナー:地上デジタル×6 BS/110度CSデジタル×6
DMR-UBZ2060(市場想定価格¥95,000前後)
 内蔵HDD:2TB、チューナー:地上デジタル×3 BS/110度CSデジタル×3、
 ※UHDブルーレイ・4Kネット動画再生対応
DMR-BRT2060(市場想定価格¥84,000前後)
 内蔵HDD:2TB、チューナー:地上デジタル×3 BS/110度CSデジタル×3
DMR-BRT1060(市場想定価格¥71,000前後)
 内蔵HDD:1TB、チューナー:地上デジタル×3 BS/110度CSデジタル×3

▲3TBHDDを内蔵した「DMR-BRG3060」。本体サイズは4モデルともW215×H80×D215mmだ

 新しいディーガの最大の特長は4モデルともデザインを一新し、横幅・奥行とも215mmに収められている点だろう(高さは80mm)。同時に本体もホワイト仕上げに統一された。

 これは、レコーダーが既に特別な家電ではなく、生活の一部となったことを受け、新しい価値観へのシフトを狙ったもの。特に最近のユニットシェルフは横幅330mm前後、奥行も300mmを切るものが多い。つまりこれまでの横幅430mmサイズのレコーダーは置きたくても、置けないのだ。新デザインは先述したように横幅、奥行ともコンパクトなので、これらの家具とのマッチングもいい。

 ちなみにこのデザインを実現するために内部構造にも工夫が施こされた。これまで横方向に並んでいたドライブメカとHDDを上下配置に変更、これにより横幅のダイエットに成功しているのだ。

 「おうちクラウドDIGA」としての機能は、CDからリッピングした楽曲や写真、動画ファイルをスマホで楽しめるようになった(アプリは『どこでもディーガ』を使用)。もちろん今まで同様に録画番組や放送のリアルタイム視聴も可能だ。通信状況に応じて、画質や通信モードの選択もできる。

 写真については、スマホで撮影した画像を「どこでもディーガ」アプリからレコーダーの内蔵HDDに簡単に転送できる。その写真を大画面テレビに写すこともできるので、家族みんなで写真を共有するのも楽しそうだ。

▲DMR-UBZ2060。出力端子等は上位モデルのDMR-BRG3060も同じとなる

 さらに今回の新製品では、12月に発売予定のパナソニック製HDペットカメラで撮影した動画の取り込みにも対応したそうだ。ペットカメラに保存した動画をスマホで選んで、おうちクラウドDIGAに溜めることができるのだ。わが家のかわいいペットの映像をコレクションする楽しみもでてくるだろう。

 型番からも分かるだろうが、DMR-UBZ2060はUHDブルーレイが再生でき、ULTRA HD PREMIUMの認証も取得している。さらにネットフリックスやAmazonプライム・ビデオ等の4K/HDRを含むインターネット動画の再生も可能だ。HDR映像のダイナミックレンジ調整、ダイナミックレンジ変換調整といった機能も継承している。

 接続端子はUBZ2060とBRG3060はHDMI出力と光デジタル音声出力を各1系統搭載。BRT2060とBRT1060はHDMI出力1系統、アナログ映像・音声入力が1系統という仕様だ。

シングルチューナーモデルのDMR-BRT2060。末弟のDMR-BRT1060も背面の仕様は同じとなる