ワイヤレス機能を省いた弟モデル「TT-S303」も同時発売

 ヤマハから、アナログレコードプレーヤーの新製品2機種「MusicCast VINYL 500(TT-N503)」と「TT-S303」が10月下旬より発売される。価格はオープンで、それぞれの想定市場価格は、MusicCast VINYL 500が¥76,000前後、TT-S303は¥46,000前後となる。

▲アナログレコードの音をワイヤレス再生できる「MusicCast VINYL 500」。9月下旬発売で価格は¥76,000前後

 2機種ともベルトドライブ式のアナログプレーヤーで、MM式カートリッジやフォノイコライザーを備えたオールインワンタイプ。

▲ストレートアームを搭載。MM型のカートリッジ、およびフォノイコライザーアンプも搭載する

 型番に「MusicCast」と付くMusicCast VINYL 500については、6月に発表された一連のMusicCast対応製品と同じく、ヤマハオリジナルのワイヤレスネットワーク再生機能(MusicCast)をサポートしているのが特徴だ(TT-S303はVINYL 500からMusicCast機能を省いたモデルと言える)。

 MusicCast VINYL 500は、前述のようにMusicCastに対応しているので、有線LAN端子や、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)、Bluetoothを使ったワイヤレス再生が可能。AirPlayにも対応する。アナログレコードの音を、同社のワイヤレススピーカー「MusicCast 50/20」やサウンドバー「MusicCast BAR 400」へ飛ばして(ワイヤレス接続で)楽しむこともできる。

▲VINYL 500のリア。LAN端子やワイヤレス機能のオン/オフスイッチがある

 また、radiko.jpやSpotify、Deezer HiFiなど各種ストリーミングサービスにも対応しているので、アナログプレーヤーというジャンルの製品でありながら、最新の音楽配信サービスも本機から再生できるようになっている。

 寸法はW450×H136×D368mm(カバー含む)で共通。質量はVYNAL 500が5.7kg、S303は4.8kgとなる。

▲「TT-S303」のリア。アナログ音声出力は1系統(RCA)で、フォノ出力とライン出力の切替え式