バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーをマルチで搭載した

 中国のカスタムIEMメーカーqdcから、ユニバーサルフィットタイプの新製品「5SH」、「4SS SE」、「3SH SE」の3モデルが発売された。価格はオープンで、それぞれの想定市場価格は5SHが¥109,200前後、4SS SEは¥92,440前後、3SH SEは¥62,240前後となる。

 今回は発表の3モデルは、専用のバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーをマルチで搭載し、フェイスプレートには鉱物の一種であるマイカ(雲母)を使用することで、上品な外観と、オンリーワンのデザイン(模様)を兼ね備えた仕上げとしているのが特徴だ。

 5SHは、5基のBA型ドライバーを搭載したHiFiシリーズの製品。リスニングに適したチューニングを施しているという。ドライバーの構成は中低域×2、中域×1、中高域×2となる。インピーダンスは42Ω。

5基のBA型ドライバーを搭載した「5SH」

 4SS SEは、現行「4SS」の別カラーリングモデルで、BA型ドライバーは4基搭載(音質は同じ)。構成は中低域×1、中域×1、中高域×2となる。インピーダンスは17Ω。こちらはStudioシリーズに属し、定位感や楽器のディテイルが把握しやすい、リファレンスモニターの音色を狙ったチューニングを施している。

マイカフェイスプレートで、上品な外観の「4SS SE」

 3SH SEは、4SS SEと同じく、現行「3SH」の別カラーリングモデルで、BA型ドライバーは型番の通り3基を搭載する。構成は低域×1、中高域×2。サウンドチューニングは5SHと同様にリスニング向けのHiFIシリーズとなり、音楽ジャンルを問わず、さまざまなソースとのマッチングが図られている。インピーダンスは82Ω。

HiFiチューニングを施した3BAドライバーの「3SH SE」

 なお、再生周波数特性については3モデル共通で20Hz~20kHz。リケーブルに対応し、イヤホン側はqdc専用の2ピン、プレーヤー側は3.5mmステレオミニとなる。キャリングケース、イヤーチップが付属する。

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