演劇カンパニーアリスインプロジェクトの8月公演第2弾は、人気作「アリスインデッドリースクール」の外伝となる「最果ての星~アリスインデッドリースクール外伝~」だ。

 物語は、「デッドリー~」の時間軸から3ヵ月後の世界が舞台。場所は、郊外にある美術館の屋上。あの惨劇を生き抜いた少女たちの姿を、リアルに描いた作品となる。

 演出を担当するのは、昨年の「~アジタート」、「~ノクターン」(の脚本・演出)を担当した松本陽一氏があたり、セリフ一言一言にまでこだわった物語を展開していくという。

 松本氏曰く、「『デッドリー』からは、遠く離れた美術館の屋上で生き残った女の子たちの日常を描く物語となります。あれから3ヵ月後の世界ってどうなっているんだろう、っていう想像を日々巡らせて、あの惨劇を生き抜くんだからすごいよねっていうところから始まって、割とじっくりと演出をつけていっています。セリフ一つにも生活感のあるものを取り入れているので、いろいろなドラマが生まれてきて、難しくもありますが、やりがいのある世界になっています」と自信たっぷりにコメント。

 そこに、金属バットの女とビデオカメラの女がたどり着くことによって、物語が動いていくことになるという。「こっちの世界にもいろいろと問題はあって、二人が主人公を支えるという役割を果たすんです」。

 今回主役三嶋倫を演じる酒井萌衣は、「結構難しい役柄で、稽古もまだ浅いので、周りのお芝居を見ながら想像を固めて行っている最中なんです。少年っぽい反面、男気のある役なので、本番へ向けて頑張っていきたいです」と意気込んだ。

 食料調達を担う嵐山松子役のゆうのは、「(会見時は明るくて結構はっちゃけたキャラで)そのまんまな感じの役です(笑)。でも、3ヵ月間サバイバルしてきた強さを、みんなが秘めているんです。ただ、その強さにもレベルがあって、この子にはこんな面もあったんだというところに注目しながら、見てほしいと思います」

 一方、こちらの世界にたどり着くビデオカメラの女を演じるがーなは、「3ヵ月経って、みんなすごく強くなっていて、同じデッドリーシリーズとは言っても、まったく違う作品に仕上がっています。そうそう、二人(ビデオカメラ&金属バットの女)の登場シーンは凄くカッコいいので、注目してください」と語っていた。

 その他、八坂、渡辺、天音、舞川、秋元、若林など、昨年版に出演したキャストも多く、本作の世界観を踏まえた上での、新たなデッドリーでの活躍にも期待が高まりそうだ。

「最果ての星~アリスインデッドリースクール外伝~」

8月23日(木)~9月2日(日)まで、池袋シアターKASSAIにて上演
<キャスト・シングル>
酒井萌衣、八坂沙織、新藤まなみ、針谷早織、ゆうの、渡辺菜友、千歳ゆう、山本柚月、安達優菜、栗生みな、がーな
<キャスト・ダブル月組>
岡ちひろ、そら?るる、小西梨花、若松愛里、花岡芽佳、秋吉あや
<キャスト・ダブル星組>
松本奈々、梅原サユリ、黒木美紗子、田中奈月、天音、南条あかね
<キャスト・日替わり>
舞川みやこ、秋元美咲、若林倫香
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