演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」が現在、池袋のシアターKASSAIにて上演中だ。

 本作は、ある日突然、死体が動き出すという世界的なパンデミック(?)にさらされた女学生たちが校舎の屋上に集まり、生きる残るために戦うという、同カンパニーの人気作。

 ここでは、記憶に残る演技を魅せた、ダブル星組の宍戸舞役を演じている光利にインタビューした。

――ゲネプロお疲れさまでした。
 ありがとうございます。もう疲れました。初日の気力が残ってないかもです(笑)

――役について紹介してください。
 保健委員の宍戸舞を演じています。けど、いつもはパワフルな役が多くて、こんなにお淑やかなのは初めてでしたので、自分を抑え込むのがたいへんでした。もう暴れたい気持ちでいっぱいです。

――がーな演じる霧子が羨ましかった?
 ホントに。動きたいーーーって。でも、稽古を重ねていくうちに抑え込めるようになって、とにかく頑張りました。

――ゲネを通してみていかがでしたか?
 後半で、再びみんなで校舎内に入って(戻って)行くシーンでは、私が先頭で走っていくんですけど、その時、後輩の春菜(三村遥佳・光組)ちゃんに、行かないでっていう感じで腕をつかまれるんです。もともとは段取りになかったものなんですけど、そこがすごく印象に残っていますね。注目してほしいなって思います。

――光利さん的におすすめ、あるいは注目のシーンは?
 実は、舞ちゃんと栗生さん演じる紅島は仲良しという裏設定があるんです。私の中では、紅島はしょっちゅう怪我していて、でも、素直に保健室に来る子ではないので、お昼休みとかに自分から探しに行って、手当をしてあげていたんじゃないかなって想像しているんです。なので、舞台上では紅島と話すシーンはないんですけど、いつも気にかけていて動きを目で追っている、という影芝居をしています。そうした細かいところにも注目しながら作品を楽しんでほしいです。これは、栗生さんとも相談して決めたことなので、たまにアイコンタクトを取ったりしているんですよ。

--今後の告知があれば。
 8月30日にライブハウス「あさがやドラム」で、無料の2マンを行ないます。ソロでライブ活動もしていますので、よろしくお願いします。

舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」

8月19日(日)まで、池袋シアターKASSAIにて上演中
<キャスト・シングル>
遠藤瑠香、石川凜果、栗生みな、日下部美愛、真野未華、工藤亜耶、がーな、佐藤ゆうき、西村美咲、朝比奈南、森山小百合
<キャスト・ダブル光組>
久木田かな子、渡壁りさ、丸山祐花、光利、三村遥佳、折笠衣緒、鈴木綺良々
<キャスト・ダブル風>
二木二葉、最上みゆう、國井紫苑、横山慈雨、岩﨑千明、島崎未来、音羽奈々
<キャスト・日替わり>
長橋有沙、八坂沙織、須山朱里、小野塚愛美

公式サイト:http://alicein.info/rakuen.html
光利 https://twitter.com/kouri_mithu39