アイ・オー・データ機器から、オーディオ用NAS「Soundgenic」シリーズの新製品「HDL-RA3HG」が6月下旬に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥54,800前後。

 今年2月に登場したSoundgenicシリーズは、容量2TBのHDDを搭載した「HDL-RA2HF」(¥35,000前後)と、1TBのSSDを採用する「RAHF-S1」(¥83,000前後)の2モデルをラインナップしていた。そこに今回、3TBのHDDを備えたHDL-RA3HGが加わる。

 HDL-RA3HGは、Soundgenicシリーズのハイグレードモデルとして開発されていて、内蔵HDDには、静音性能と制震性を高め、電圧変動を抑制したウェスタン・デジタル社製「WD AV-GP」のカスタム仕様版を搭載する。また、樹脂製の筐体は制振対策を強化しているという。

 さらに、ハイグレード機限定機能としてWake On LANをサポート。iOS用操作アプリ「fidata Music App」経由で本機の電源をON/OFFできる。

 その他の仕様は既発売モデルと共通している。カスタマイズ版サーバーソフトウェア「Twonky Server 8」がインストール済みで、NASとしての利用はもちろん、保存した音源をUSB端子から出力するUSBトランスポート機能も備える。USB DACを接続すればネットワークオーディオプレーヤーとしても利用可能だ。別売の外付CDドライブと組み合わせればCDのリッピングやトランスポートにも対応する。

HDL-RA3HGの寸法/質量は幅168×高さ43×奥行134mm/1.3kg