画像: PROSOUND 2022年4月号は、3月17日発売! ARTとイマーシブ・オーディオの融合、第10回顔の見える試聴会&座談会、Billboard Live TOKYO、ハイレゾ・3Dオーディオ生配信の試み、そしてプロサウンドならではの情報が満載!

NEW IMMERSIVE CONTENTS
『NAQUYO ー平安京の幻視宇宙ー』にみるARTとイマーシブ・オーディオの融合

本誌のイマーシブ・オーディオの特集記事も今回で6回目を迎えていますが、最近ではイマーシブ・オーディオというテクノロジーが一般的にも認知され始め、それに伴ってアーティストの方からもそれを使用して自らのパフォーマンスを表現したいという要望も出てきています。
今回も従来はサラウンドシステムを使って表現していたアーティストの方々がイマーシブ・オーディオを使ってみようということで今回のパフォーマンスが行なわれました。
場所は京都にある「ロームシアター京都サウスホール」。悠久の歴史と文化の町で行なわれた最新テクノロジーによるパフォーマンスリポートを、技術的な説明も少し交えながらお届けします。
今回行なわれたのは、「KYOTO STEAM〜世界文化交流際〜」(主催:KYOTO STEAM〜世界文化交流際〜実行委員会)というフェスティバルで、京都市や文化庁等がバックアップするアート×サイエンス・テクノロジーをテーマにした文化芸術の新たな可能性を世界に問う国際的な祭典です。この中には幾つかのプログラムがあるのですが、そのひとつにMUTEK.JPが共同事業者となっている『NAQUYO〜平安京の幻視宇宙〜』というパフォーマンスがあり、今回はその取材を行ないました。まさに悠久の歴史と最新テクノロジー、そしてアートの融合がここにありました。

PROSOUND LAB
第10回顔の見える試聴会&座談会
小口径スピーカーシステム編

本誌、プロサウンドが主催するSR機器の試聴会「顔の見える試聴会&座談会」の第10回目を開催するに至った。前回の開催から今回まで幾度も企画や構成、会場との折衝に奔走したが、そのたび新型ウイルス感染の懸念に阻まれ、実現できずにいた。そして2021年12月9日、やっと実現に漕ぎつけた。
今回の試聴会ではこれまでの流れを踏襲し、試聴と座談会とで構成。3社の参加メーカーも毎度のことながら気兼ねするほど惜しみない協力をしてくださり、ありがたい限りとしか言い様がない。試聴テスターとしては本誌からサウンドエンジニア3名に依頼し、試聴のあと座談会でも話を聞いた。会場は東京・東品川の寺田倉庫街の一角に並ぶライヴハウス「KIWA TENNOZ」。この場所を選んだのは、場内の空間音が抜きん出て良いからである。
今回の試聴会テーマは「小口径スピーカーシステム」の力量を知るというもの。近年そこかしこの現場で聴くものには侮れない底力を感じていた。すぐさま参加表明をしてくれたのはBose、マール・サウンドシステムズ、ADAMSONの3社。そしてそれらの音を受け止めてくれるのは大内健司、大城直哉、杉田崇允の3氏である。

LIVE HOUSE REPORT
Billboard Live TOKYO

日本が世界に誇るライブ・レストラン「Billboard Live TOKYO」(東京・六本木)は昨年、音響システムのリニューアル工事を実施。同店は他に先駆けて「Avid」(開店当時はDigidesign)の「VENUE Profile」を導入したライブ・レストランとして知られているが、同機の修理対応満了に伴い、ハウス・コンソールは24フェーダーの「Avid S6L」に、モニター・コンソールは「ヤマハRIVAGE PM3」に更新した。そこで本誌では、今回のリニューアル工事に携わった関係者の皆様にインタビュー。新コンソールの選定ポイントと使用感について話を伺った。

STUDIO REPORT
TIC Studio平和島

多くのアーティストのコンサートを手がけるPA会社「トレジャーアイランドコーポレーション」が去る2月、東京・平和島に大型リハーサル・スタジオをオープンした。「TIC Studio 平和島」と名付けられたこのスタジオは、125畳という広大な広さの『A Studio』と50畳の『B Studio』の2屋で構成され、それぞれ専用のコントロール・ルームも完備。基本はリハーサル/ゲネプロ・スタジオではあるが、レコーディングやライブ配信、さらには撮影にも対応する多目的スタジオに仕上げられている。都心からアクセスの良いロケーションと、ビルの3階ながら車/トラックを横付けできるのも特徴の「TIC Studio 平和島」。そこで、このスタジオのコンセプトと音響設計、さらには新たに導入された機材について伺った。

STUDIO REPORT
東京サウンド・プロダクション

「テレビ朝日」グループの総合プロダクションとして、半世紀以上の歴史を誇る「東京サウンド・プロダクション」(東京都港区)。編集/MAだけでなく、企画/制作、撮影、音効/選曲といった業務も行い、テレビ番組や企業VP、Webムービーなど、様々なコンテンツ制作に携わっている。現在、西麻布と六本木の3拠点に計9部屋のMA室を擁する同社だが、昨年9月、六本木ヒルズからほど近い “EX タワープラススタジオ” 4階にある『MA 405』の機材を更新。長らく使用してきた「Fairlight EVO」を24フェーダーの「Avid S4」に入れ替え「Avid Pro Tools」中心のMA室へとリニューアルした。「東京サウンド・プロダクション」としては、これが初という大型コントロール・サーフェースの導入。そのリニューアルの狙いと「S4」を選定した理由について伺った。

PROSOUND LIVE STREAMING
ハイレゾ・3Dオーディオ生配信の試み

生配信には生放送と同様に、場所は離れていても同じ時間を共有した実感(同時性)という独特な力が宿っている。しかし生配信には、単なる収録・完パケ配信とは異なる制作・運用テクニックが必要となってくる。本記事は、昨年プロサウンド12月号で紹介したωプレーヤーの実証実験の中で、メインイベントに位置づけられたハクジュホールからのHPL-MQAとAURO-3Dの同時生配信について報告するものである。

PROSOUND最前線
東京藝術大学亀川徹教授に訊く音楽学部での録音教育

PROSOUND最前線では、プロサウンドに関連した、大学や研究所等での音響技術およびオーディオ技術の研究開発や教育の様子をご紹介するために、国内外の大学教官や研究者にお話を訊いてきました。今回は、東京藝術大学音楽学部音響環境創造科の亀川徹教授に、音楽学部における録音教育の実際と、その教育が目指すことなどについて伺いました。大学の音楽学部の中でどのような録音やオーディオ技術の教育が行われているのか、音楽録音において3Dオーディオはどのように利用されようとしているのかなど、たいへん興味深いお話をたくさん訊くことができました。

 

This article is a sponsored article by
''.