画像: PROSOUND 2021年4月号は、3月18日発売! 身延町総合文化会館の最先端の音響システム構築、全面改修されたWOWOW Bサブの7.1.4chのモニター環境、INSPIRE 陰陽師 at 日生劇場のイマーシブサウンド、そしてプロサウンドならではの情報が満載!

PROSOUND SPECIAL
身延町総合文化会館
最新テクノロジーを果敢に取り入れたこれからの時代の多目的ホール

山梨県の「身延町総合文化会館」は、1996年に開館。約400席のホールを中心に、レッスン室、録音室、メディア・ルーム、会議室などを擁する総合文化施設。先頃、施設内の音響システムのリニューアルを実施。老朽化した音響機器を更新すると同時に、施設内にシングルモードの光ファイバー回線を引き、音声信号の送受信と各機器の制御を様々な場所から行えるシステムを構築した。この新しい音響システムのコンセプトとシステムの詳細について伺った。

PROSOUND SPECIAL
WOWOW Bサブ
イマーシブ・コンテンツの制作にも対応した4K8K時代のサブ

WOWOWは先頃、東京・辰巳の放送センターにあるBサブを約15年ぶりに全面改修。映像機器は4Kで生中継できるシステムへと入れ替えられ、音響面では7.1.4chのモニター環境が構築されるなど、これからの時代のコンテンツ制作を見据えたサブへと刷新された。そこで本誌では、新しいBサブのコンセプトなどについて伺った。

LIVE PERFORMANCE REPORT
壮大な歴史絵巻を彩るイマーシブサウンド
INSPIRE 陰陽師 at 日生劇場

昨年末、われわれ取材班はSRシーンでイマーシブサウンドのシステムを縦横に使った現場へと足を運んだ。場所は東京・日比谷にある日生劇場。
この由緒ある会場と演目、そしてイマーシブサウンドが果たしてどのように絡み合うのか。演目は「INSPIRE 陰陽師」。平安時代と現代とをつなぎながら、安倍晴明という異能の持ち主を中心にした壮大なストーリーをダイナミックな演出で成功させている。この作品を見たとき、3Dの効果だけでなく立体演出を発想し、それを音楽や音に変え、さらに出音へ変換するキーマン達に話を聞きたいと思った。

LIVE HOUSE REPORT
多様なジャンルに対応する渋谷の新しい音楽拠点
「SHIBUYA DIVE」が誕生

大小様々な音響施設が集まる東京・渋谷に、新たなライブハウスが誕生した。2020年12月にオープンしたばかりの「SHIBUYA DIVE」はキャパ400人という中規模のハコと言えるが、音響面はもちろん、新築されたビル全体の設計に要望を組み込むことで得られたというメリットを含め、見どころが多く詰まった施設だ。この音響設計と施工、そしてネットワークシステムが、ライブハウスの新しい理想像を提示する。

STUDIO ENGINEERING
イマーシブオーディオ制作のすすめ
第1回イマーシブオーディオ=スピーカー配置について
入交英雄

3Dオーディオによる再生空間で聴いていると、音に包み込まれる効果によって外界の音が遮断され、いつの間にか再生している事象のみに集中している。まさに音の世界を通じて音楽に没入した状態だ。これが、没入=イマーシブ型オーディオと呼ばれる由縁である。
せっかく知名度が上がってきた愛おしくもある3Dオーディオの世界を一過性のブームで終わらせないためには、聴く人はもちろんだが、制作する人たちが増える必要がある。3Dオーディオ制作と言っても敷居は決して高くはなく、サラウンド録音時に取りあえず2本のマイクを追加し、再生時に高い位置の2本のスピーカーにつなぐだけでもびっくりするくらい臨場感が向上する。しかし、経験を重ねるうちに疑問点やつまずく箇所に出くわすものである。読者の方々もステレオ収録の勉強中にそういった場面に遭遇したことがあると思うが、チャンネル数がステレオの4倍以上あるわけだから、試行錯誤は結構大変だ。本連載は、私の踏んだ轍を読者の方々に避けていただければと、僭越ながら私の経験談を書かせて頂くもので、第1回はスピーカー配置について考察する。

PROSOUND最前線
富山大学 安藤彰男教授に訊く
マルチチャンネルオーディオのレンダリング

イマーシブオーディオやマルチチャンネルオーディオの普及において切り札となる技術がレンダリングです。NHK放送技術研究所で22.2マルチチャンネル音響システムなどの高臨場感音響の研究に携わり、富山大学ではマルチチャンネルオーディオのレンダリングについて研究をされてきた安藤彰男教授に、オーディオレンダリングについて伺いました。

This article is a sponsored article by
''.