川口市が埼玉県と共催する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の15周年記念オープニング作品として製作された映画『君がまた走り出すとき』の全国公開記念舞台挨拶が3月2日、東京・新宿武蔵野館で行なわれ、主演の寛 一 郎、共演の山下リオ、菜 葉 菜、辻本祐樹、松原智恵子、メガホンをとった中泉裕矢監督が登壇した。

 本作は、人生に行き詰まっている人たちや、逃げ続けている人たちが、日本人男性で初めて世界の6大マラソンを走破した実在の人物・古市武さん(川口市在住)の姿を見てマラソンを始めることで、再び人生と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。

 訳あって逃げ込んだ民家で老婦人・多笑(松原)から孫だと勘違いされ、成り行きでそこに住むことになる主人公・五十嵐翔太役を演じる寛 一 郎は、本作が全国公開される日を迎えた感想を聞かれると「基本的には川口市の映画だと思っていて、そういうものが全国に公開できるということは、この作品に関われた僕としても嬉しいですし、この作品を作り上げた皆さんとしても嬉しいことなのでありがたいですね」と感慨深げに語り、中泉監督は「僕ももともとは川口市のSKIPシティから発信された映画なので、そこは意識して作ったんですけど、どんな人が見ても楽しんでもらえる作品だと思うので、よりたくさんの人に見ていただけるように発信していきたいと思います」と笑顔を見せた。

 また、撮影時の思い出を尋ねられると、寛 一 郎は「あまり運動は好きじゃないもので、走ることは基本的につらかったです(笑)」と打ち明けて笑いを誘い、「一緒に走る“SIX TURTLES”のメンバーと一緒にいる時間が楽しくて、みんな目指している方向は一緒という、映画の中と近しい関係だったので、僕はその空気感が楽しかったですし、それが画に出ているんじゃないかと思います」とニッコリ。MCから「(この日の)楽屋でも和気あいあいと過ごされていましたが、最初からそんな雰囲気でしたか?」と声をかけられると、中泉監督は「最初はそうでもない」と打ち明けて会場をわかせたが、多恵の孫・三宅佳織役を演じる山下は「最初に走る練習をしていたときからけっこう話していましたよね」と反論し、北川誠司役を演じる辻本も「仲はよかったよね。1番よかったのは、朝イチで集まって走るシーンが多くて、『まずは走ってから始めようか』みたいな感じで一致団結した感じはありましたね」と山下に賛同していた。

 そして、同じ質問に山下は、佳織が自分の進む道を多笑に伝えるシーンが印象的だそうで「松原さんとの1対1のお芝居はありがたい経験だなと思いましたし、そのあたりから一連の長回しが多くなってきて、一致団結感がスタッフさんともより深まった瞬間を感じたときがあって、印象に残っています」と回顧し、岡田紀子役を演じる菜 葉 菜は「大先輩もいらっしゃったんですけど、その中で松原さんはいつも穏やかに、とても可愛らしくて優しく私たちを見守ってくださり、長谷川(初範)さんも場を盛り上げてくださって、すごく面白くて、走るのは大変な部分もあったんですけど、みんなで楽しく毎日撮影できたかなという印象で、このチームでよかったなと思っています」と声を弾ませた。

 さらに、自身が演じた役の“その後”があるとしたら、どう行きてほしいかという質問が飛ぶと、寛 一 郎は「最後には2人(多笑と佳織)の家に戻ってくるんですけど、家に帰ってくる前までの人間関係やしがらみをまとめてから、家に帰ってきてほしいですね。あとはゆっくり松原さん(多笑)と暮らして行ってほしいな(笑)」と翔太の未来を思い描き、そんな山村多笑役を演じる松原は、翔太について「最初から孫だと思って接していますから、本当に可愛いし、頼り甲斐があるんですよ!セリフを忘れたりすると教えてくれたり、すごく助かりました。ありがとうございました」と感謝した。

 最後に、メッセージを求められると、寛 一 郎は「この映画は自分と向き合いきれない人たちの映画なんですけど、これを見て自分と向き合うとまではいかないにしても、何かと向き合うきっかけの1つにでもなってくれたら嬉しいです」とアピールし、中泉監督は「この作品は僕の長編映画のデビュー作になります。これを見てほしいという思いで、『カメラを止めるな!』のスピンオフの監督をやりました。もしそちらが面白かったら、この映画を見ていただける人が増えるんじゃないかという思いでやりました。それだけ、この作品を見てほしいという思いは強いです。よろしくお願いします」と力を込めた。

映画『君がまた走り出すとき』
新宿武蔵野館ほか全国順次公開中

<作品概要>
2018年で15周年を迎えた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」。15周年を記念したオープニング作品として、地元川口市を舞台に製作されたのが本作『君がまた走り出すとき』である。製作にあたり、川口市や映画祭、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザの若手支援事業にかかわりのある監督から広く企画を公募した。50に及ぶ応募企画の中から、日本人男性で初めて世界の6大マラソンを走破した実在の人物・古市武さん(川口市在住)の姿に感化され、マラソンを始めることで、人生と向き合う人々のヒューマンドラマを応募した期待の若手監督・中泉裕矢が選出され、メガホンを取った。
 主演には昨年、『心が叫びたがってるんだ。』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など立て続けに話題映画に出演し、今年もドラマ「ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」に出演するなど、今後更なる飛躍が期待される若手俳優の寛 一 郎を起用。ヒロインには10代からCM、モデルとして活躍しながら、映画、ドラマなど数多くの作品に参加して女優としても注目を浴びる山下リオが出演。さらに長年、映画、ドラマに出演し、2016年には『ゆずの葉ゆれて』にて第1回ソチ国際映画祭で主演女優賞を受賞した実力派女優・松原智恵子も参加。他にも浅田美代子、長谷川初範、菜 葉 菜、辻本祐樹など実力派が脇を固める。
 さらに地元川口市内各所で撮影が行われ、エキストラ募集にも300名以上の市民から応募があり、撮影に参加する地域参加型映画として展開。「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018」オープニング作品として好評を博した。

<物語>
 人生は何度でも走り出せる
 翔太(寛 一 郎)は訳あって逃げ込んだ民家で、老婦人・多笑(松原智恵子)から孫だと勘違いされ、成り行きでそこに住むことに。しかし数日後、多笑の本物の孫・佳織(山下リオ)が訪ねてくる・・・。
 そしてある晩、ラジオから、世界6大マラソンを走破した高齢の市民ランナーの話題が聞こえる。そのラジオをきっかけに立ち止まっていた6人が出会い、支え合い、時にはぶつかりながらも、それぞれの人生が走り始める

寛 一 郎 山下リオ / 松原智恵子
菜 葉 菜 辻本祐樹 綱島恵里香 安居剣一郎 ・ 長谷川初範 浅田美代子

脚本:岡 芳郎 監督:中泉裕矢
エグゼクティブプロデューサー:土川 勉 プロデューサー:井西政彦 杉崎隆行 キャスティングプロデューサー 福岡康裕 音楽:大橋征人 音楽監修:長嶌寛幸 原案:中泉裕矢 クマテケイ アシスタントプロデューサー:冨永威允 山﨑 力 撮影:栢野直樹(J.S.C.) 美術:福澤勝広(A.P.D.J) 照明:田中利夫 録音:光地拓郎 整音:畠山宗之 装飾:田村康利 編集:大畑英亮 スクリプター:渡邉あゆみ キャスティング補:伊藤由夏 助監督:増田伸弥 制作担当:中村哲也 製作:川口市 宣伝:ツインピークス 宣伝協力:MUSA 特別協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 製作統括:木次谷良助 製作プロダクション:デジタルSKIPステーション 東映東京撮影所
配給:キャンター
2018/日本/シネスコサイズ/カラー/5.1ch
(C)2018 川口市

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