画像1: Auto Sound Web Grand Prix 2018:RSオーディオ RS Stream165-2スピーカーがグランプリを獲得した理由
画像2: Auto Sound Web Grand Prix 2018:RSオーディオ RS Stream165-2スピーカーがグランプリを獲得した理由

高級感がある品のいいサウンド
いい意味で音楽を美しく聴かせてくれる

文=鈴木裕

 トップグレードRS MasterとRS Revelationというふたつのシリーズの中間に位置するRS Streamシリーズ。その2ウェイ。これが実にチャーミングな音を持っている。

 竹内まりや「シングル・アゲイン」を聴くと、ていねいな音楽の描き方で、雰囲気がいい。基本的にS/Nのいい感じがあり、繊細な響きを大事にしつつ、高級感のある音。クラプトン『アンプラグド』ではオーディエンスの拍手のきめ細やかなこと。アコースティックギターはスウィートで、品のいい聴かせ方。ピアノのはかなげなフレーズの歌いまわしの上手さ。単に美音なだけでなく、各楽器の歌いまわしが音楽的でもある。クラシックのピアノとオーケストラの共演しているものを聴くと、ソロピアノのさまざまなタッチをきちんと描きわけつつ、まろやかな感じも持っている。いい意味で音楽を美しく聴かせてくれるのだ。シルクドームのツイーターとカーボンファイバーのウーファーの組合せを上手に使いこなしている。

スピーカーシステムとしての素性のよさが感じとれる
鮮度の高い艶やかなサウンドが、軽やかに躍動する

文=藤原陽祐

 最高峰のRS Masterシリーズと、スタンダードラインのRS Revelationシリーズの間を埋める”Baby Master”として登場した期待のモデル。28mm径トゥイーターは特殊コーティング処理を施したシルクドーム型で、ネオジウムマグネットによる磁気回路をジュラルミン製のハウジングで包み込む。16.5cm径のウーファーには、分割振動が抑えられる超軽量・高剛性なカーボンファイバー製の振動板を採用。新デザインのダイキャストアルミニウム製バスケットは、無共振化を徹底させたもので、剛性の高さが自慢だ。

 音の勢い、分解能、空間の描きわけと、スピーカーシステムとしての素性のよさが感じとれる。声のニュアンスにしても、ピアノのタッチにしても、表現がオーバーにならず、あくまでも自然体で、音源の持ち味をあるがままに描き上げていく感じだ。ネットワークの「ローカット」「ハイカット」の調整を試してみたが、これが思いのほか効果的。抑えの効いた落つきのある質感で、鮮度の高い艶やかなサウンドが、軽やかに躍動する様子が好ましい。

RSオーディオ rs audio
Speaker
RS Stream165-2
¥300,000 (セット/税別)

SPECIFICATION
●使用ユニット:ウーファー・165mmコーン型、トゥイーター・28mmドーム型
●定格入力:120W
●出力音圧レベル:91dB
●再生周波数帯域:35Hz〜30kHz
●インピーダンス:4Ω
●ウーファー取付サイズ:口径・φ143mm、深さ・77mm
●トゥイーター取付サイズ:口径・φ51mm、深さ・20mm

■問合せ先:
イース・コーポレーション
電話番号 055-991-5130

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