サルバドル／遥かなる日々【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『サルバドル／遥かなる日々』2025年9月2日リリース

SALVADOR - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS
4K DIGITAL RESTORATION

シャウト･ファクトリーから届いた4K UHD BLU-RAY『サルバドル／遥かなる日々』（1986）リリース･アナウンス。監督オリヴァー･ストーンの最終承認を得た、35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア／HDRグレード版。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。サウンドはオリジナル5.1chサウンドトラック、2.0ステレオ･トラックに加え、新たにリミックスされたドルビーアトモス･サウンドトラックを収録。BLU-RAYは未発売。2014年から18年にかけて米･豪･UK BLU-RAYが登場しているが、いずれも35mmインターポジからのHDリマスター版となる。

『プラトーン』の監督オリヴァー･ストーンからもう一つのメッセージ

フォトジャーナリストのリチャード･ボイルは、かつては世界を股にかけて活躍したが、いまでは酒とドラッグに浸る日々を送っていた。友人のドクターロックとスクープを狙って金を稼ごうと、気軽な気持ちでエル･サルバドルへ向かう。かつての恋人マリアや仲間たちと再会したのもつかの間、彼は想像も及ばなかった凄惨な現状を目にすることになる･･･。主演は本作品で初のオスカー候補となったジェームズ･ウッズ。共演にジェームズ･ベルーシ、ジョン･サヴェージ、エルピディア･カリーロ、シンシア･ギブ。ウッズが演じたリチャード･ボイルは実在の人物で、エル･サルバドル内戦での取材体験を記した未発表の戦時記録（のちに出版）を基に、ストーンとともに脚本を執筆している。ジーン･ドノヴァンを含む4人のアメリカ人カトリック宣教師殺害と、暗殺部隊によるオスカル･ロメロ大司教暗殺に焦点を当てながら、ボイルとドクターロックがFMLN（ファラブンド･マルティ民族解放戦線）と軍事独裁政権の争いに巻き込まれていくというのが大筋。ストーンとボイルはキャラクター設定を大幅に変更しながら、軍事独裁政権とそれを支援するアメリカを強く批判している。

撮影はオリヴァー･ストーン作品で欠かせぬ存在で、『JFK』『アビエイター』『ヒューゴの不思議な発明』でオスカーに輝いたロバート･リチャードソン。パナビジョン･パナフレックス／スーパー35方式／球面レンズ／1.33:1アスペクト撮影。上映アスペクトはソフトマット1.85:1ビスタサイズ。音楽はフランスを代表する名作曲家であり、これが『プラトーン』に続くストーン作品となるジョルジュ･ドルリュー。音響エンジニアは『遊星からの物体X』『ジャッキー･ブラウン』のデヴィッド･ルイス･エーウドール（サンドデザイン／音響編集監修）『スター･ウォーズ エピソード4／新たなる希望（オスカー受賞）』『トロン』のボブ･ミンクラー（リレコーディングミキサー）ほか。また本盤のアトモス･リミックスは『7月4日に生まれて』『JFK』といったストーン監督作品や、オスカー受賞の『シカゴ』『ドリームガールズ』で知られるマイケル･ミンクラーが務めている。

SPECIAL FEATURES

DISC ONE（4K UHD — FEATURE FILM）

DISC TWO（BLU-RAY — SPECIAL FEATURES）:

DISC & FILM SPECS

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