ディーアンドエムホールディングスは、2025年6月21日(土)、22日(日)の2日間、東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN 2025」に出展した。
 ブースでは、Denon・Marantz・Bowers & Wilkins・Polk Audio・DALIなど、同社が取り扱うブランドの音や映像を体験できる、様々な試聴・視聴イベントを実施。本記事では、弊社HiVi視聴室の新リファレンスシステムを再現した視聴イベント「HIVIプレゼンツ新リファレンスシステムを体験 Bowers & Wilkins 800シアター+マランツAV10+AMP10」をリポートする。

画像: イベント開始直前のブース入口の様子。イベントに参加するための来場者が多く集まり、長蛇の列ができた

イベント開始直前のブース入口の様子。イベントに参加するための来場者が多く集まり、長蛇の列ができた

なぜB&W 800 D4シリーズがHiVi視聴室のリファレンスとして採用されたのか。その意味と意義が語られた

 ブース内には、Bowers & Wilkins の最高峰スピーカーシステムがズラリとならぶ。センタースピーカーの後方には、ディーアンドエムホールディングスを代表するブランド「marantz」「DENON」のAVシステム。HiVi視聴室でリファレンスシステムとしても使用されているシステムも用いられていた。

画像: 本イベントには、9.4.6構成のスピーカーシステムが用いられた。フロントL/Rは、801 D4 Signature、センターはHTM81 D4を使用していた

本イベントには、9.4.6構成のスピーカーシステムが用いられた。フロントL/Rは、801 D4 Signature、センターはHTM81 D4を使用していた

画像: 今回のイベントでは、センタースピーカーの奥にある、ラックにセットされた、セパレートAVセンターのマランツAV 10+AMP 10の組合せ。ブラックカラーの2台だ。

今回のイベントでは、センタースピーカーの奥にある、ラックにセットされた、セパレートAVセンターのマランツAV 10+AMP 10の組合せ。ブラックカラーの2台だ。

画像: 右がフロントLスピーカーの801 D4 Signaterue、その上がハイトスピーカーの706S3。その左には、ワイドスピーカーとして使われている804 D4、さらにその左は、サラウンドスピーカーの802 D4、その上には706 S3がトップミドルスピーカーとしてセッティングされていた

右がフロントLスピーカーの801 D4 Signaterue、その上がハイトスピーカーの706S3。その左には、ワイドスピーカーとして使われている804 D4、さらにその左は、サラウンドスピーカーの802 D4、その上には706 S3がトップミドルスピーカーとしてセッティングされていた

画像: ブース後方は、サラウンドバックの803 D4と、リアハイトスピーカー706 S3を配置。サブウーファーはフロントにDB1を2台、後方にもDB2を2台用いた。4台構成という贅沢なセッティングだ

ブース後方は、サラウンドバックの803 D4と、リアハイトスピーカー706 S3を配置。サブウーファーはフロントにDB1を2台、後方にもDB2を2台用いた。4台構成という贅沢なセッティングだ

 本イベントでは、Bowers & Wilkins 800 D4シリーズのスピーカーシステムが、なぜHiVi視聴室のリファレンスシステムに選ばれたのか。その理由とリファレンスの意味について評論家・麻倉怜士氏と季刊HiVi編集長の辻によって語られた。

画像: イベント開始時のブース内の様子。「OTOTEN 2025」全ブースの中で最も広いディーアンドエムのブースが満席に

イベント開始時のブース内の様子。「OTOTEN 2025」全ブースの中で最も広いディーアンドエムのブースが満席に

画像: HiVi編集長の辻潔(左)と、司会進行を努めたディーアンドエムホールディングスの田中さん(右)

HiVi編集長の辻潔(左)と、司会進行を努めたディーアンドエムホールディングスの田中さん(右)

 冒頭では、麻倉さんからHiVi視聴室のリファレンスシステムのミッションについて語られた。そのミッションとは、「オーディオヴィジュアルの専門誌であるからこそ、映像だけではなく音に関しても正確に評価すること」。映画や音楽ソフトなど、あらゆる映像や音を正確に評価するためのスピーカーとして選ばれたのが、Bowers & Wilkins のスピーカーシステムであると麻倉さんは語った。
 
 さらに「Bowers & Wilkins のスピーカーを<情感・感情再現力が別次元だ>」と高く評価、情感・感情の再現力の高さを視覚・聴覚だけではなく、身体全体で体験することができると続け、具体的な音楽作品や映像作品を披露した。

 

画像: ブース全体を見渡し、全ての来場者へ向けて熱く語る麻倉さん

ブース全体を見渡し、全ての来場者へ向けて熱く語る麻倉さん

画像: 800 D4シリーズの特徴と、HiVi視聴室導入の経緯を解説する辻編集長

800 D4シリーズの特徴と、HiVi視聴室導入の経緯を解説する辻編集長

 さらに麻倉さんは「HiVi視聴室のリファレンスシステムに必要な条件が3つある」と続けた。3つの条件とは「①今の時代の機器として最強のクォリティの映像・音を持っていること」「②得意・不得意がなく普遍性であること」「③モニター性とエンターテインメント性の2つを兼ね備えていること」。この3つの条件を考えると、いま最もふさわしいスピーカーシステムは、800 D4シリーズ であると麻倉さんは喝破した。
 
 なお、麻倉さんがイベントで解説した「HiVi視聴室のリファレンスシステムに必要な条件」については、HiVi2025年春号に掲載された「HiVi視聴室の新リファレンスシステム」の記事をご覧いただきたい。

●「HiVi」2025年春号に掲載された「HiVi視聴室の新リファレンスシステム」の記事はこちら

【HiVi視聴室の新リファレンスシステム】序論 リファレンス機器の3条件とは

【HiVi視聴室の新リファレンスシステム】スピーカーシステム編〜B&W800 D4シリーズを語る

多彩な作品の魅力を最大限に引き出す800 D4シリーズの実力を堪能

 イベント後半では、麻倉さんと辻編集長が選んだ映像作品を披露された。
 優れたドルビーアトモス音響を備えたアニメーション作品から、音楽ファン必見の最新映画作品、1990年代に公開された人気作のUHDブルーレイ、シリアスかつユーモラスな映画作品、ドルビーアトモスを使った音楽作品など、多彩な様々なタイトルを、800 D4シリーズによる9.4.6サラウンドシステムで再生、それぞれの緻密な音響が存分に味わえた。

画像: Bowers & Wikinsのレギュラーモデルとしての最高峰スピーカー801 D4 Signature。HiVi視聴室に隣接しているステレオサウンド試聴室でのリファレンスモデルとして起用されている

Bowers & Wikinsのレギュラーモデルとしての最高峰スピーカー801 D4 Signature。HiVi視聴室に隣接しているステレオサウンド試聴室でのリファレンスモデルとして起用されている

画像: 麻倉さんが再生する作品の聴きどころを説明、そのあとで実際の作品を紹介する流れでイベントは進行した

麻倉さんが再生する作品の聴きどころを説明、そのあとで実際の作品を紹介する流れでイベントは進行した

 本イベントでは、Bowers & Wikins 800 D4シリーズが、HiVi視聴室のリファレンスシステムとして使われているだけではなく、英国のアビー・ロード・スタジオや米国のスカイウィーカー・サウンドなど、世界を代表する音楽/映画制作の現場でエンジニアの基準として使われている理由も解説され、来場者によく伝わったようだ。

画像: イベント終了後のブース内の様子。麻倉さんに記念撮影を求める来場者の姿も

イベント終了後のブース内の様子。麻倉さんに記念撮影を求める来場者の姿も

Bowers & Wikins の公式HPはこちら

▼ marantzの公式HPはこちら

▼ DENONの公式HPはこちら

https://www.denon.com/ja-jp/

▼弊社YouTubeチャンネルで公開しているディーアンドエムホールディングス関連の動画も併せてご覧ください

画像: ハイファイオーディオの最新シリーズ 3000NEはこうして誕生した! 歴史・生産現場・ミュージアム〜デノン好きにはたまらない、見どころ満載でお届けいたします ※キャンペーン 実施中! www.youtube.com

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画像: Bowers & Wilkins 700 S3シリーズにSignatureモデル追加。ゴージャスになった仕上げにふさわしいサウンドも獲得。シニア サウンド マスター 澤田氏に解説していただきます! www.youtube.com

Bowers & Wilkins 700 S3シリーズにSignatureモデル追加。ゴージャスになった仕上げにふさわしいサウンドも獲得。シニア サウンド マスター 澤田氏に解説していただきます!

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画像: いい音には秘密があった! マランツから登場したハイエンドプリメインアンプ & SACDプレーヤー 【動画で徹底解剖】MARANTZ MODEL 10 / SACD 10 www.youtube.com

いい音には秘密があった! マランツから登場したハイエンドプリメインアンプ & SACDプレーヤー 【動画で徹底解剖】MARANTZ MODEL 10 / SACD 10

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画像: 【工場見学】高性能&最新AVアンプ、デノンAVC-A1H製造現場潜入リポート! オーディオビジュアル評論家の小原由夫氏があなたに代って探訪します www.youtube.com

【工場見学】高性能&最新AVアンプ、デノンAVC-A1H製造現場潜入リポート! オーディオビジュアル評論家の小原由夫氏があなたに代って探訪します

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▼6月17日に発売された『HiVi』2025年夏号はこちら

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