リンジャパンは、モノブロック・パワーアンプ「KLIMAX SOLO 500」を6月に発売する。価格は1台で¥5,500,000(税込)、もちろんペア販売も用意されている。

 「KLIMAX SOLO」は、KLIMAXシリーズ最初の製品として1999年に発表され、常識を打ち破る革新的なモノーラルパワーアンプとして新たな基準を打ち立てた。以来25年、リン製品ラインナップでもっとも長く愛されてきたこのモデルを受け継ぐ最新モデルが登場することになる。

画像1: リンのモノブロック・パワーアンプ「KLIMAX SOLO」が遂にリニューアル。リン製品でもっとも愛されてきたモデルが25年を経て長足の進化を遂げた

 新しいKLIMAX SOLO 500は、同社製品らしいコンパクトさを保ちながら、これまでにない性能を持つモノブロック・パワーアンプとして仕上げられている。

 搭載されているAdaptive Bias Controlは、パワーアンプがあらゆる条件下で、製品寿命の全期間にわたって最適な出性能を発揮するように設計されたアンプテクノロジーだという。製品の動作中、8つの出力トランジスターに個別に供給されるべき電流値は、継続的に測定・サンプリング・デジタル化され、FPGAプロセッサーに送られて計算される仕組みだ。

 この技術によって、AB級アンプで課題だったクロスオーバー歪みを解消し、性能変動・貫性といった問題を根本的に解決している。加えて左右2台といった複数のKLIMAX SOLO 500を使っている場合でも、常に同じ性能を発揮できる点も大きいだろう。

画像2: リンのモノブロック・パワーアンプ「KLIMAX SOLO」が遂にリニューアル。リン製品でもっとも愛されてきたモデルが25年を経て長足の進化を遂げた

 またKLIMAX SOLO 500は、新しい熱管理システムの「ハイブリッド冷却マトリクス」も採用している。内部には冷却サブシャーシがあり、すべてのエレクトロニクスはこのサブシャーシ下に直接マウントされている。アンプに高い負荷がかかる状況では、製品の内部奥(フロント側)に配置された2基のファンがアクティブ冷却を行い、取り込んだ冷気は放熱フィンネットワークのチャンネルに沿って循環し、高温になる領域を効果的に冷却してくれる。

 ファンの制御は、FPGAプロセッサーによってリアルタイムで管理され、内部温度とともに声信号を計測し、その情報を元に必要最小限でファンを回転させてくれる。この結果、ファンは静音で動作しながら過熱を防止し、最良のリスニングと効率性を両立してくれる。

 電源部にはKLIMX SOLO 500に最適化されたUTOPIK電源を採用。オート・ボルテージ・レール(動電圧調整回路)を搭載しており、再生される音声がどんな信号で、どんなボリュウムかに応じて必要な電力を供給するという。

 筐体は、ベースプレート、エンクロージャー、リアパネルという3つのアルミニウムで構成。フロントフェイスは、最新のLINNスマイルデザインが採用されている。下側は完全なフラットで、上側は二軸の複雑なカーブを描いている。

画像3: リンのモノブロック・パワーアンプ「KLIMAX SOLO」が遂にリニューアル。リン製品でもっとも愛されてきたモデルが25年を経て長足の進化を遂げた

「KLIMX SOLO 500」の主なスペック

●出力:500W(4Ω)、250W(8Ω)
●最大入力:1kW
●接続端子:アナログ入力2系統(RCA、XLR)、パススルー出力2系統(RCA、XLR)
●寸法/質量:W350×H88.5×D364mm/10.6kg

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