アメリカのオーディオブランド Sonosは、AIを搭載した新たなスピーチエンハンスメント機能を発表した。ソフトウェアアップデートで提供され、まずは同社フラッグシップサウンドバー「Sonos Arc Ultra」に実装される。

 本機能は、AI(人工知能)を活用した音声明瞭化ソフトウェアで、聴覚に課題を抱える方々と共に設計され、誰もが快適に楽しめる視聴体験の実現を目指して開発されている。Sonosアプリのホーム画面から簡単に操作できるなど、アクセシビリティにも配慮している。

 この機能を使えば、映画やドラマで「セリフが聞き取りにくい」という悩みを解決できるそうだ。具体的にはAIによるリアルタイムのダイアローグ抽出を行い、全体の音響バランスや映画の臨場感を損なわずに、ユーザーの聴こえ方に合わせてセリフの明瞭さを調整できるという。4段階の音声強調レベルが用意され、聴覚に不安のある方の状況に合わせた設定が可能だ。

 AIの機械学習では、アカデミー賞受賞歴を持つ映画音響ミキサー、クリス・ジェンキンス氏と連携。映画制作現場で使用されているセリフ抽出技術を家庭向けに応用し、効果音や音楽などのサウンド要素を損なうことなく、セリフをより明瞭に際立たせる音響体験を実現した。

https://www.sonos.com/ja-jp/home

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