ソニーから、テレビブランド BRAVIAの2025年夏の新モデルとして、4K Mini LEDテレビの「BRAVIA 5」が発表された。発売は6月7日以降順次。型番については、ソニーの新しいネーミングにちなんだBRAVIAとなり、現行モデルの4K有機ELテレビ「BRAVIA 8」、4K Mini LEDテレビ「BRAVIA 9」「BRAVIA 7」と合わせて、BRAVIA 5、7、8、9というシリーズが揃ったことになる。画面サイズと価格は下記の通り。

写真は98インチ
●BRAVIA 5
98インチ オープン価格(想定市場価格¥1,100,000前後) 6月28日発売
75インチ オープン価格(想定市場価格¥429,000前後) 6月7日発売
65インチ オープン価格(想定市場価格¥330, 000前後) 6月7日発売
55インチ オープン価格(想定市場価格¥253, 000前後) 6月7日発売
さて、ソニーでは現在のテレビ市場を俯瞰して、4Kテレビが普及し始めた2015、2016年から10年、そろそろ買い替えの需要が盛り上がること、近年では75インチ以上のサイズの販売・市場が好調なことを受け、2025年については大画面化がより進むと分析。新ラインの4K Mini LEDテレビのBRAVIA 5では75、98インチをラインナップし、市場の要望に応える形としている。ちなみに、BRAVIA 5の位置づけとしては、2023年モデル「X90L」の後継となる。

Mini LEDバックライトになったことで、映像に合わせた精緻な発光制御が可能となり、コントラスト感のある映像再現が可能になりました、のデモ。中央が新モデルの「BRAVIA 5」。右は前モデル
画質面での進化もあり、映像エンジン自体はこれまでと同じ「XRプロセッサー」となるが中身は2025年版に進化しているそうで、強化されたバックライト(Mini LED)と合わせ、高い輝度(より明るくなった)を色再現と階調再現の向上に振り分け、映像の“表現力”を高めているという。
その他機能面では、ソニー製サウンドバーとの連携機能、「BRAVIA Connent」アプリ、ボイスズーム3の対応が挙げられ、Wi-FiについてもWi-Fi 6をサポートするようになった。
搭載チューナーは、地上デジタル、BS/110度CSデジタル、4K BS/110度CSデジタル、いずれも3基となる(OSはGoogle TV)。HDRは、HDR10、HLG、ドルビービジョンに対応。IMAX Enhancedも可能だ。


その画質については、映像エンジンの進化もあり、とにかく明るさを活かしたキリっとした精細感の高い映像を堪能できた。色味についても、明るくなることによって色が薄くなる……ということもなく、鮮やかな色彩感が体感できた。

98インチ用の壁掛け金具も用意されている
https://www.sony.jp/bravia/special/top/?s_pid=jp_/bravia/_001