アコースティックリバイブの製品を使っていただき、その効果を実際の動画と一緒に紹介する「ステップアップ・無限大!」の第15回。前回に引き続き、山本浩司さんのオーディールームにお邪魔して、同社が “電源BOXの最終形!”と謳う「RTP-Final」を検証していただいた。今回はどの機器をRTP-Finalにつないだら、どのように音が変化するのかもチェックしているので、じっくりお楽しみいただきたい。

今回の取材に関する山本さんのコメントはこちら ↓ ↓

画像: オーディオ専用電源下でも絶大な効果。電源クォリティアップの最終兵器、アコースティックリバイブ「RTP-Final」を試す ステップアップ・無限大(15) www.youtube.com

オーディオ専用電源下でも絶大な効果。電源クォリティアップの最終兵器、アコースティックリバイブ「RTP-Final」を試す ステップアップ・無限大(15)

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 部屋の響きを整え、ルームアコースティックを改善する「RHR-21」に続いて、Stereo Sound ONLINE動画チャンネルで紹介するのが、電源ボックスの新製品「RTP-Final」だ。

 これは話題を呼んだコンセントスタビライザー「CS-3K」のノイズ除去機能を新たに搭載した製品。電源ラインに乗る高周波ノイズを消滅させてS/Nを向上させるというものだが、RTP-Finalはこのノイズ除去機能を電源ラインだけではなく、グラウンドラインにも載せてオーバーオールの高周波ノイズを低減しているという。

「RTP-Final」を通すと、ヴォーカルがより生々しくなった。
オーディオ専用電源下でも絶大なノイズ除去効果を発揮

画像1: ステップアップ・無限大(15)オーディオ専用電源下でも絶大な効果。電源クォリティアップの最終兵器、アコースティックリバイブ「RTP-Final」を試す

Acoustic Resolution Exciter RTP-Final
RTP-2 Final ¥300,000(2口用、税別、写真左)
RTP-4 Final ¥350,000(4口用、税別、写真右)
RTP-6 Final ¥400,000(6口用、税別)

 今回の取材では、山本さんのオーディオルームにRTP-2 FinalとRTP-4 Finalを持ち込んで、今までの状態(分電盤からダイレクトにつないだ電源タップから各機器に給電)と、このタップにRTP-2 Final/RTP-4 Finalをつなぎ、そこから給電した状態で音を聴き比べている。

 単純に考えると、電源が通る回路は少ない方がよさそうだが、RTP-2 FinalやRTP-4 Finalが加わることでノイズ抑制といった効果が働き、より高品位な音が楽しめるようになっている。

従来モデルからのバージョンUPにも対応
RTP-2 absolute → RTP-2 Final ¥140,000(税別)
RTP-4 absolute → RTP-4 Final ¥160,000(税別)
RTP-6 absolute → RTP-6 Final ¥180,000(税別)
※RTP-absolute以前のモデル(ultimate、evolution、N、初代機)に関しては、バージョンUP内容によって価格が変わるため、見積もりが必要

 筐体は航空機グレードのアルミ合金削り出しで、電源/グラウンドノイズを吸収消滅させた上で、静電気の発生を防ぐ天然鉱石のグリーンカーボランダム+リチアトルマリンパウダーを配置。加えて鉱石中最大のマイナスイオン発生量を誇る貴陽石など様々な鉱石のパウダーを加えてノイズ除去と静電気防止機能を強化したという。

 また、フット部分は金メッキ処理した黄銅削り出し+貴陽石含侵シリコン製インシュレーターが奢られた。貴陽石を含侵したこのインシュレーターは床からの振動を強力に吸収・消滅させる効果に定評がある。

画像2: ステップアップ・無限大(15)オーディオ専用電源下でも絶大な効果。電源クォリティアップの最終兵器、アコースティックリバイブ「RTP-Final」を試す

 コンセントとインレットはこれまで同様、FURUTECH社と共同開発材である静電気を発生させない樹脂NCFと導電率100%の純銅電極製が使われている。加えて内部配線材は、シルクテフロン絶縁を施したPC-Triple Cの極太楕円単線が使われている。ひじょうに高い導通率を誇るPC-TripleC導体を活かすために絶縁材ももっとも低い誘電率を持つシルクとテフロンを合わせた特殊なものを使っているわけである。

 以上がRTP-Finalの概要。アコースティックリヴァイブが長年行なってきた素材研究の成果がふんだんに盛り込まれた、最高峰の電源ボックスであることがおわかりいただけるだろう。実際の音質向上効果については、ぜひ動画の空気録音の比較をご体験いただきたい。

RTP-Finalを加えることで、シンプルな接続時よりもダイナミックな音が楽しめた

画像: 山本さんのオーディオルームには、オーディオ用として定評のあるEMC分電盤が設置されており、電源コンセントやタップもここにダイレクトにつながっている。今回は分電盤直結の電源タップ(写真右)に機器をつないだ場合と、さらにそこにRTP-Final(写真左)をつないで給電した場合の違いを検証した。

山本さんのオーディオルームには、オーディオ用として定評のあるEMC分電盤が設置されており、電源コンセントやタップもここにダイレクトにつながっている。今回は分電盤直結の電源タップ(写真右)に機器をつないだ場合と、さらにそこにRTP-Final(写真左)をつないで給電した場合の違いを検証した。

画像: 今回の主な試聴機器は、プリアンプ「Jubilee Pre」、ネットワークトランスポート「U2」、D/Aコンバーター「S-3 Ver.2」、ミュージックサーバー「N1A/2」で、それをRTP-2 FinalとRTP-4 Finalにわけてつないでいる

今回の主な試聴機器は、プリアンプ「Jubilee Pre」、ネットワークトランスポート「U2」、D/Aコンバーター「S-3 Ver.2」、ミュージックサーバー「N1A/2」で、それをRTP-2 FinalとRTP-4 Finalにわけてつないでいる

取材時の山本邸オーディオシステム(2ch用)
●ネットワークプレーヤー:ルーミン U2
●USB DAC/SACDトランスポート:ソウルノート S-3 Ver.2
●クロックジェネレーター:ソウルノート X-3
●プリアンプ:オクターブ Jubilee Pre
●パワーアンプ:オクターブ MRE220
●スピーカーシステム:JBL K2 S9900
●ネットワークプレーヤー:デラ N1A/2
●ネットワークスイッチ:デラ S100

 さて、ここからは余談になるが、この動画撮影から数週間後、オーディオアクセサリー・マニアでもあるジャズ評論界の重鎮、寺島靖国さんが我が家にお見えになった。ジャズとオーディオについていろいろな話をしたが、最近寺島御大がいちばんこだわっているのが音場表現だとか。「音を視るように聴く」ことに心血を注いでおり、私と同じく電源専用電源まで導入されているそうだ。

 そこで、ぼくがふだん使っている電源タップからこのRTP-Finalにつないだ音を聴いてもらったところ、その変化にたいへん驚かれた様子。サウンドステージがワイドに広がり、その音場の中にそれぞれの楽器がくっきりと浮かび上がるトランスペアレンシーの向上が手に取るようにわかることにぼく自身も大きな感動を覚えた次第。

 音楽の趣味や聴き方に相容れない部分が多いことがわかった寺島御大との対話だったが、「音を視るように聴く」にはこの電源ボックスの役割はきわめて大きいということでは完全一致、二人してRTP-Finalの導入を決めたのだった。

“電源BOXの最終形!”として、細部までこだわり抜いた物作りを実施

画像3: ステップアップ・無限大(15)オーディオ専用電源下でも絶大な効果。電源クォリティアップの最終兵器、アコースティックリバイブ「RTP-Final」を試す
画像4: ステップアップ・無限大(15)オーディオ専用電源下でも絶大な効果。電源クォリティアップの最終兵器、アコースティックリバイブ「RTP-Final」を試す

 RTP-Finalシリーズは、これまでの同社製電源ボックス同様にA2017S航空グレードアルミ合金の削り出し筐体を採用。その内部に、天然鉱石のグリーンカーボランダム+リチアトルマリンパウダーを配置し、さらに貴陽石や様々な鉱石のパウダーを加えてノイズ除去と帯電防止機能を強化している。

 コンセントとインレットには、フルテックとの共同開発素材である樹脂NCFと導通率100%を実現した純銅電極製を使用している。内部配線材にも従来モデル同様に、シルクテフロン絶縁を施したPC-Triple C 2.8×2.4極太楕円単線を採用。

 脚部は、これまでのクロームメッキを施した黄銅削り出し+制振シートから金メッキ処理を施した黄銅削り出し+新開発の貴陽石含浸シリコン製インシュレーターを組み合わせたものにグレードアップされている。

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