イヤホン・ヘッドホン・各種ポータブル機器の展示イベント「春のヘッドフォン祭2025」が、去る4月26日（土）に、「ステーションカンファレンス東京」で開催された。昨日の速報に続いてニュース制作スタッフが気になった製品を紹介します（Webマーケティング）。
5Fの503C号室でも多くの来場者が熱心に各社の製品の音に聴き入っていた。そのひとつがTEAC/ESOTERICブースで、ここにはエソテリックのSACD/CDプレーヤー「K-05XD」とネットワークDAC/プリアンプ「N-05XD」の組合せも試聴可能。同社スタッフによると、エソテリック製品は「ヘッドフォン祭mini」では展示されないとのことで、貴重な機会にもなっていた。
もちろんTEAC製品の試聴体制も万全で、USB DAC/ヘッドホンアンプ「UD-507」とヘッドホンアンプ/プリアンプ「HA-507」、CDトランスポート「PD-505T」に、マスタークロックジェネレーター「CG-10M-X」を組み合わせるという豪華なシステムが組まれていた。
ティアックの「Reference 500」シリーズ
Referenceシリーズのマスタークロック「CG-10M-X」で各モデルにクロックを供給
高級ヘッドホンアンプを販売しているDVASは、前回に続いてプリアンプ「MODEL3」を参考出品していた。前回からアッテネーターのパーツがステップ数が細かいものに交換されているようで、製品版としての最終仕様にさらに近づいたとのことだ。なお、それに合わせてフロントパネルのOUTPUT LEVEL（L/R）のボリュウム刻印もさらに細かくなる予定という。
その隣にMODEL3の筐体を流用したパッシブアッテネーターも並んでいるが、来場者からはこちらはいつ発売されるのかという問い合わせが多いそうで、開発者の桑原さんも検討を始めているとのことだった。
DVASはプリアンプ「MODEL3」を参考出品
オリオラス ジャパンのブースには、様々な新製品も並んでいた。そのひとつが、新たに輸入販売を計画しているForte Earsで、フラッグシップモデル「MEFISTO」を中心にていねいにディスプレイされていた。
MEFISTOはBAドライバー×4、ダイナミックドライバー×2、PDドライバーの7ドライバーからなるハイブリッド仕様で、12Hz〜35kHzの再生が可能とのことだ。発売日は未定だが、価格は￥456,500前後になりそうとのこと。
Forte Earsのイヤホンも展示
xDuooのDACアンプ「XD-5 PRO」用の交換DACカードも発表された。オリジナルにはESSの「ES9039SPRO」が搭載されているが、ウォルフソンの「WM8741」をデュアルで搭載したこのカードと交換することで（ユーザーが行なう）、異なるサウンドが楽しめるようになるとのことだ。
「WM8741 ACカード」を搭載した「XD-5 PRO」
NiPOのDACアンプ「A100」は、オレンジ、ブラック、ブルーの3色が参考出品されていた。バッテリー内蔵（連続再生時間は13時間）＆MagSafeにも対応しており、iPhoneに取り付けてより高品質な音楽再生を楽しめるアイテムだ。DACチップにはESSの「ES9039Q2M」を搭載しており、価格は￥55,000。
NiPOのDACアンプ「A100」
NURALは、NX1の後継機となる「X092 Revision3」（仮）を展示。2pinリケーブル対応で、NUARL有線イヤホン共通のノズル交換にも対応し、臨場感や帯域バランスの調整も可能とのことだ
SOUND WARRIORブースでは、A5サイズのCDプレーヤー「SWD-CP1」（￥69,800、税込、数量限定）を展示。さらに同社がこれまで発売したヘッドホンもずらりと揃えてその魅力をアピールしていた
