イヤホン・ヘッドホン・各種ポータブル機器の展示イベント「春のヘッドフォン祭2025」が、去る4月26日（土）に、「ステーションカンファレンス東京」で開催された。昨日の速報に続いて
ニュース制作スタッフが気になった製品を紹介します（Webマーケティング）。
5Fの503B号室は、ミックスウェーブ＆ピクセルが取り扱う製品が並んでいる。ブースに入って右手には、先日発表されたばかりのアコースチューンの完全ワイヤレスイヤホン「HSX1001 Jin -迅-」用アップグレードガジェット「HSX1001 C:02M:02」（市場想定価格￥48,880、税込）が並んでいた。
「C:02」は真鍮製音響チャンバー、「M:02」は有線接続化モジュールで、HSX1001 Jin -迅-の音響チャンバーと無線モジュールを分離して付け替えることで、音質の変化を楽しんだり、有線イヤホンとして楽しめるというものだ。
さらに会場には洋白（銅、亜鉛、ニッケル合金）製音響チャンバーの「C:02」＋「M:02」も展示されていたが、こちらは6月の発売を予定しているとのことで、チャンバー違いによる様々な音を楽しめるようになるそうだ。
左からアルミチャンバーの「 C:02 M:02」、真鍮チャンバーの「C:02 M:02」、洋白チャンバーの「C:03 M:02」
他にもオタイレコードが監修を務めるオーディオブランドHAKUの新製品ポータブルアンプ「HAKUshin」に、参考出品のアナログレコードプレーヤーをつないだ展示も行われていた。HAKUは “本格仕様の製品を少しでも多くの人に楽しんでもらうべくできる限り買いやすい価格でリリースする” ことを目指したブランドで、今回はアナログレコードも最終仕様が確認できるようになっていた。
HAKUのレコードプレーヤーとヘッドホンアンプ（右下）
ナカミチブランドのBluetoothスピーカーも取り扱い予定とのことで、来場者に音の確認をしてもらっていた
ユニークメロディからは、ヘッドフォン祭2025の前日に発売されたユニバーサルIEM「UM Stardust」（￥178,000、税込）や、「Mest Jet Black」も展示されていた。UM Stardustは、専用設計されたダイナミックドライバー2基と、BAドライバー4基からなるハイブリッド6ドライバー構成のモデルで、Mest Jet Blackは骨伝導クロスオーバーテクノロジーも搭載し、セラミックスシェルとフェイスプレートを備えた10ドライバー構成のハイエンドモデルだ。
ユニークメロディのユニバーサルIEM「UM Stardust」（写真上）と「Mest Jet Black」（下）
64 Audioの「Aspire1」〜「Aspire3」も展示されていた。「Aspire4」とのドライバー違いのモデルで、5月末には登場する予定
503Cにも多くのブランドが並んでいる。そのひとつ宮地商会ブースでは、Rhapsodioのイヤホン「Montage」が展示されていた。Montageは10mmダイナミックドライバー×2、6mmダイナミックドライバー、BAドライバー×4、ESTドライバー×2という9ドライバーを搭載しており、20Hz〜35kHzの再生が可能とのこと。
また同ブランドからは参考出品モデルとして「Scarlet Beast」も登場。ダイナミックドライバー＋BAドライバー×8、RSDピエゾドライバーという構成で、発売時期や価格等はこれから、とのことだ。
Rhapsodioのイヤホン「Montage」（左）と、参考出品されていた「Scarlet Beast」（右）
トライオードはクロスゾーンの頭外定位ヘッドホン新ラインナップとして「CZ-12」（仮）を参考展示。上位機の「CZ-10」からヘッドバンドなどを簡略化して価格を抑えたモデルで、税込で10万円を切るプライズを目指している。
またBluetoothワイヤレスヘッドホン「CZ-W1」（仮）も参考展示。こちらは頭部伝達関数を用いたバーチャル再生とのことで、さらにお手軽な価格を実現するとのことだ。Bluetoothコーデックなどの詳細はこれから検討していくとか。
