ソニーから、完全ワイヤレスイヤホンの新製品「WF-C710N」が発表された。発売は4月25日で、価格はオープン(想定市場価格は¥18,000前後)。

画像1: ソニー、ノイキャン性能とデザイン性を向上させた、人気の完全ワイヤレスイヤホンの後継モデル「WF-C710N」発表。4月25日発売

 今回発表のWF-C710Nは、型番から分かるように現行「WF-C700N」の後継機であり、好評の操作性とノイズキャンセル(ANC)性能に磨きをかけたモデルとなる。

 そのノイキャンでは、フィードバックマイクを追加したデュアル仕様となり、より強力・効果的に周囲のノイズ(騒音)を抑制してくれるという。また、外側のマイクの前部にはメッシュを配置することで、マイクへの風ノイズ(周囲のノイズとは異なるもの)の侵入を低減する構造も採用しており、その相乗効果で、より効果的に(周囲の)騒音の低減が図れるようになったそうだ。

 それは外音取り込み機能にも好影響を与えているそうで、人の声やアナウンスなどをよりクリアに聞き取れるようになっているという。自分の声のこもりも減っているそうで、通話もよりクリアに行なえると謳っている。

 搭載ドライバーについては、前モデルと同じながら、定評ある独自開発の5mm径ダイナミック型を引き続き採用しており、ソニーの誇るアップスケーリング技術「DSEE」と組み合わせることで、圧縮音源では喪失した高域を生き生きと再現してくれるそうだ。専用アプリとの組み合わせで、好みの音調を作れるEQ操作も可能となる。

 さて、今回は操作性の向上も図られていて、本体、収納ケースともに細部まで形状・デザインの修正が入り、装着感やケースからの取り出しも素早く行なえるようになった。操作はボタン式からタッチセンサー式となり、タッチ部も大きくとってあることから、耳元での操作性もよくなっている。特にケースについては開口部が拡大され、イヤホンを取り出しやすくなっているのは、日常使いの上では便利な改善点だろう。

画像: 右が新モデル。ケースの開口部が広くなってイヤホンが取り出しやすくなった

右が新モデル。ケースの開口部が広くなってイヤホンが取り出しやすくなった

画像: 右が新製品。本体は結構大きくなっている。操作は天面のタッチ式

右が新製品。本体は結構大きくなっている。操作は天面のタッチ式

 デザイン面では、今回カラーバリエーション(?)にクリアモデルが導入され、ソニーと言えばブルーを体現したスケルトンのグラスブルーもラインナップされた。イヤホン本体、ケースともに半透明となり、中身が透けて見えるのも、ユーザーには所有欲を高めてくれるうれしいところで、光沢感のある深いブルーが再現されている。なかなかにオシャレで屋外での使用(装着)で映えることだろう。

画像2: ソニー、ノイキャン性能とデザイン性を向上させた、人気の完全ワイヤレスイヤホンの後継モデル「WF-C710N」発表。4月25日発売

 その他、通話時にはAI機能を適用させることで、よりノイズを抑制したクリアな通話が行なえたり、新搭載として、装着検知機能、クイックアクセス、タッチ操作、クイックアテンション(一時的に音楽の音量を下げる)などの機能も装備している。ほか、防滴仕様(IPX4)、アダプティブサウンドコントロール、マルチポイント(同時2台)、360Reality Audioなどは引き続き対応する。対応コーデックはSBCとAACだ。

 さて、新製品の音を聴く機会を得たのでその感触を簡潔にお伝えすると、音質については下から上までの繋がりもよく、特定の帯域が強調されることなく、フラットな音調で聴きやすいもの。ノイキャンのオンオフでの音の変化も少ないので、ANCは常時オンでいいだろう。前モデル700に比べると細かい音の再現性が向上しているようだ。聴いていて楽しくなる雰囲気がある。ノイキャン性能については限られた空間でのテストになるが、騒音よりも、人の声、アナウンスの低減性が高まっている印象。ということなので、交通機関内でのアナウンスが聞こえにくくなっているようなので、乗り過ごしには注意したい。

https://www.sony.jp/headphone/

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