JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)は、来る10月17日(火)〜20日(金)に千葉の幕張メッセで開催される「CEATEC 2023」に関する報道関係者向け説明会を開催した。
冒頭登壇したエグゼクティブ・プロデューサーの鹿野 清氏はまず、「1年ぶりにこの場に立って、ようやくCEATECが始まると実感しました」と語った。
今回のCEATECは「デジタルイノベーションの総合展示会」を掲げ、初心に帰ってAdvance Technologyを活かした展示を目指すという。2020〜21年のオンライン開催や、昨年のハイブリッド開催を受け、今年はリアル展示のさらなるブラッシュアップを図っている。
その主なテーマは以下の5つ。
・展示とコンファレンスをリアル会場にて開催
・新たな視点での次世代を見据えた展示会
・共創による価値創出を発信、2年目を迎える「パートナーズ」エリア
・パネルディスカッションと特設パビリオンによる政府連携の加速
・新たな「共創」の場を提供するネットワークイベントの開催
特に次世代の技術を担う存在として、学生の来場者などを増やすことにも注力していくようだ。また内閣府の推進するデジタル田園都市国家構想に関する特設エリアも設けられる予定という。またこれまで、来場者がゆっくり話し合う場を準備できていなかったという反省もあったそうで、ネットワークベントを準備していくそうだ。
開催エリアは幕張メッセのホール4〜8と、昨年同様の広さを確保。ここを「アドバンスドテクノロジー」「キーデバイス」「パートナーズパーク」「スタートアップ&ユニバーシティ」「グローバル」の5つのエリアに分けて展示を行う。出展社数も昨年より増えており、スタートアップ&ユニバーシティについては昨年の1.8倍の出展を見込んでいるという。
隣接する国際会議場ではコンファレンスも予定されており、今年は「サステナブルな社会の実現に向けて」「AI等のエマージング技術を活用したデジタル社会基盤の構築」「デジタル田園都市国家構想」といったテーマについて、女性登壇者も交えてのトークセッションを予定しているそうだ。
CEATEC2023の出展者数は現時点で600社/団体、このうち初出展が250社/団体の予定で、主催者としては登録来場者数100,000人以上を見込んでいるそうだ。当日の来場者については、CEATECオフィシャルサイトで事前登録の受付を開始している。