ファーウェイは、オーディオ機器を含めた2022年の新製品発表会を開催した。今回登場した製品ラインナップと価格は以下の通り。すべて7月28日に発売される。

●ワイヤレスイヤホン
FreeBuds PRO 2 ¥26,800(税込)
FreeBuds SE ¥4,980(税込)
●スマートウォッチ
WATCH GT 3 Pro 46mmアクティブモデル ¥43,780(税込)
WATCH GT 3 Pro 46mmクラシックモデル ¥47,080(税込)
WATCHGT 3 Pro 43mmクラシックモデル ¥54,780(税込)
WATCH GT 3 Pro 43mmエレガントモデル ¥76,780(税込)
●タブレット
Mate Pad ¥41,800(税込)

画像: 「FreeBuds PRO 2」は3色展開で、写真上段左がシルバーブルー、上段右がセラミックホワイト、下段がシルバーフロスト

「FreeBuds PRO 2」は3色展開で、写真上段左がシルバーブルー、上段右がセラミックホワイト、下段がシルバーフロスト

 同社は“シームレスなAIライフ”をテーマに、5つのシーンで製品を展開している。その5つとは「スマートトラベル」「スマートオフィス」「スポーツ&ヘルスケア」「エンターテイメント」「スマートホーム」だ。ここでは「エンターテイメント」に関連する新製品となる、完全ワイヤレスイヤホン2モデルについて詳しく紹介したい。

 ファーウェイでは、世界6ヵ所にオーディオ技術研究所を備え、様々な分野での研究開発を進めている。今回のFreeBuds Pro2ではそれらの成果を搭載し、音質に関心の高い人、オーディオ技術に興味がある層に向けた製品として仕上げられている。

 第一の特長として、究極の装着快適性を追究した。上記の研究所で大量の3D耳型モデルを収集、そのデータを元に作られた仮想試着システムで92の特徴点と164個のパラメーター分析を行うことで、多くの人の耳にフィットする形状を実現したそうだ。その際には、1商品あたり延べ400時間にわたる様々な使用モードでの装着実験や、ミクロンオーダーでの寸法の最適化も行われている。

画像1: ファーウェイから、新製品7モデルが7月28日に登場。音質にこだわりを持った人に向けた完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds PRO 2」に注目

 音質については、11mmダイナミックドライバーとマイクロ平面振動板ドライバーによるデュアルドライバー構成を採用。

 11mmダイナミックドライバーはボイスコイルを取り囲むように配置された3つのマグネットと、それに蓋をするようにフロント側(振動板の裏)に1つの、合計4つの磁石を搭載することで、前モデル比で駆動力を30%アップ、14Hzまでの低域再現を可能にしている。

 高音域を受け持つ平面振動板ドライバーも4つのマグネットを内蔵し、これらの強力な磁石と極薄の平面コイルでマイクロ平面振動板を制御する仕組だ。この方式なら駆動する空気の体積を大きく取れ、クリアーで歪みの少ないサウンドが獲得できるという。再生周波数は48kHzまでの高域再現を可能にしている。

画像2: ファーウェイから、新製品7モデルが7月28日に登場。音質にこだわりを持った人に向けた完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds PRO 2」に注目

 機能面では、「アダプティブイヤーマッチングEQ」を搭載。イヤホンを装着している時に、音の出口側に内蔵されたマイクが外耳道内の音響状況を測定、ひとりひとりの耳にあわせて補正を行うものだ。測定は常時行っているので、日によって装着状態が違っても最適な音質を楽しめる。

 また人の耳はボリュウムが大きい時と小さい時で中域や低域のバランスが変わって聴こえる点を踏まえ、どんな音量でも正しいバランスになるように補正を行う「アダプティブボリュウムマッチングEQ」も内蔵された。

 もうひとつ、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載済みだ。外側に2基、内側に1基の合計3基の高感度マイクを片側に内蔵。環境音と耳の内側の音をリアルタイムに取得し、最適なノイズキャンセリング効果を施してくれる。ANCモードは「くつろぎ」「標準」「ウルトラ」が準備されている。

 音質面では、ハイレゾサウンドも楽しめるように、BluetoothコーデックのLDACと独自のHWAに対応。LDACの最大ビットレートは990kbps、最大で96kHz/24ビットクォリティの再生が可能だ。

画像3: ファーウェイから、新製品7モデルが7月28日に登場。音質にこだわりを持った人に向けた完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds PRO 2」に注目

 もうひとつ、フランスのオーディオブランド、デビアレとの協業によるサウンドチューニングも採用されている。ファーウェイではBluetoothスピーカーの「Sound Joy」でもデビアレとのコラボを行っており、今回もオリジナルの音源が持つ感動を再現できるようなチューニングを加えているそうだ。

 なお最近はワイヤレスイヤホンをリモート会議等で使うケースが増えていることを受け、通話用ノイズリダクション機能にも注意が払われた。内蔵された3基のマイクや骨伝導センサー、さらに独自開発したディープニューラルネットワークノイズリダクションアルゴリズムの組み合わせで、店内などの周囲がうるさい場合でも通話相手にクリアーな声を届けてくれる。

 もうひとつ、Free Buds Pro2は集音部内部に新型メッシュ機能を加えることで風切り音低減を実現している。風速と風向に応じて3基のマイクから最適な位置を選択、独自のアルゴリズムで効果的な風ノイズ低減を可能にしたという。

画像: 天然水晶のアマゾナイトにインスパイアされたカラリングを採用。写真左がブルーで、右がホワイト

天然水晶のアマゾナイトにインスパイアされたカラリングを採用。写真左がブルーで、右がホワイト

 同時発表された「FreeBuds SE」は、完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデルとして手ごろな価格と高品質の両立を目指したモデル。

 本体には、アマゾン川流域で取れる天然水晶のアマゾナイトにインスパイアされたカラリング(ブルーとホワイト)が採用された。セミオープン型のカナルデザインで、クリアーな音質と快適な装着感、小型サイズを実現している点もポイントだ。

 内蔵されたドライバーは10mmダイナミック型で、振動板にはポリマー素材を採用。本体上側(ドライバーの裏側)と先端部に2基のマイクを内蔵し、デュアルマイクフォーミング技術を活かして、騒がしい場所でも会話の声を高い精度で検出してくれる。

画像: 「WATCH GT 3 Pro」は4モデルを準備する。左が46mmのチタン仕上げで、右が43mmのナノセラミック仕上げ

「WATCH GT 3 Pro」は4モデルを準備する。左が46mmのチタン仕上げで、右が43mmのナノセラミック仕上げ

画像: 新型「Mate Pad」は10.4インチ画面を搭載する。写真は別売のキーボードとBluetoothペンを取り付けた状態

新型「Mate Pad」は10.4インチ画面を搭載する。写真は別売のキーボードとBluetoothペンを取り付けた状態

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