熱心なオーディオ愛好家の集まりとして知られる「Double Woofers’」の会長を務める永瀬宗重さん。オーディオファン垂涎の機材が並んだ空間で、日々デジタルファイルとアナログレコードを楽しんでいる“オーディオの求道者”だ。StereoSound ONLINEではこれまでも数回に渡って永瀬さんをゲストにお招きし、様々な機器や楽曲についてのお話をうかがってきた。

 そして先日、永瀬さんが愛用しているネットワークプレーヤー、ルーミン「X1」の弟機となる「U2 MINI」「U1X」が登場した。StereoSound ONLINEではこれらの実力を検証すべく、永瀬さんのオーディオルームでの試聴を打診、快諾をいただいた。取材当日には、ルーミンの輸入元であるブライトーンが取り扱いを始めたGamuT Hi-Fi「ロブスターチェア」も持ち込み、“理想の環境”でハイレゾ音源を試聴していただいている。お付き合いいただいたのは同じくX1ユーザーで、永瀬さんと親交の深い、土方久明さんだ。(StereoSound ONLINE編集部)

画像: ルーミンサウンドに耳を傾ける、永瀬さん(右)と土方さん(左)。オーディオ以外にも車やグルメなど共通の趣味が多いとかで、取材時にも話が多方面に広がっていた

ルーミンサウンドに耳を傾ける、永瀬さん(右)と土方さん(左)。オーディオ以外にも車やグルメなど共通の趣味が多いとかで、取材時にも話が多方面に広がっていた

——今日は永瀬さんのオーディオルームにお邪魔して、ルーミンの新製品とロブスターチェアの魅力を検証していただきたいと思います。永瀬さんは様々なオーディオ機器でハイレゾファイルを楽しまれていますが、今日はどのシステムで聴かせてもらえるのでしょう。

永瀬 コードのDAC「DAVE」を使ったシステムでお聴きいただきたいと思っています。フィダータのミュージックサーバー(NAS)の再生機能を使い、アップスケーラーのHugo「M Scaler」経由でDAVEに音声信号を入力、D/A変換した音を楽しんでいます。

 プリアンプはゴールドムンド「MIMESIS 24」、パワーアンプは「TELOS 600」で、スピーカーの「Full Epilogue」を鳴らします。

土方 今日は僕がオペレーターを務めさせてもらいます。まず、フィダータ+MScaler+DAVEの音を、その後にフィダータとMScaler の間にルーミンのネットワークトランスポート「U2 MINI」を加えた音を再生しました。

永瀬 ところで、U2 MINIはそもそもどんな役割の製品なのかな?

土方 U2 MINIはネットワーク経由でハイレゾ楽曲ファイルやTIDAL、Qobuzなどの定額ストリーミングサービス再生に対応し、USBや同軸のデジタル端子から出力します。グレードは違いますが、永瀬さんがお使いの「X1」からDAC機能を外したモデルと考えて下さい。

 オーディオファンの中にはお気に入りのUSB DACをお持ちの方もたくさんいらっしゃいますが、そんな人が手軽にネットワーク再生を楽しめます。U2 MINIを通すことで、「LUMIN App」アプリからの操作が可能になり、音源のメタデータを活用してプレイリストを作ることもできます。そういった利便性の向上もヘビーユーザーには嬉しいでしょう。

 カサンドラ・ウィルソンの「奇妙な果実」(192kHz/24ビット/FLAC)と、Allan Holdsworthの「Zone」(DSD 2.8MHz)を再生しました。それぞれの音の違いはどうでしたか?

ルーミン製ネットワークトランスポートのエントリー機の実力は?

LUMIN U2MINI
¥473,000(税込、シルバー)、¥520,300(税込、ブラック)

画像1: “理想のオーディオルーム”で、ハイレゾ再生のあれこれを検証する。ルーミン「U2 MINI」「U1X」の音の特長から、Roon Onlyモードの効果、さらにはオーディオ専用椅子まで!?

●接続端子:USB Type-A×2、デジタル音声出力4系統(光、同軸、BNC、AES/EBU)mEthernet(1000Base-T)
●対応サンプリング周波数/ビットレート:
 USB接続時=PCM44.1kHz〜768kHz/16〜32ビット、DSD512/1ビット
 デジタル出力時=PCM 44.1kHz〜192kHz/16〜24ビット、DSD64(DoP、DSD over PCM)/1ビット
●対応フォーマット:DSD(DSF、DIFF、DoP)、FLAC、Apple Lossless (ALAC)、WAV、AIFF、MP3、AAC、MQA
●寸法/質量:W300×H60×D244mm /2.5kg

画像2: “理想のオーディオルーム”で、ハイレゾ再生のあれこれを検証する。ルーミン「U2 MINI」「U1X」の音の特長から、Roon Onlyモードの効果、さらにはオーディオ専用椅子まで!?

永瀬 そうだね、フィダータからダイレクトに出力した音は馴染みのある安定したものでしたが、U2 MINIを加えたら、ちょっと荒削りだけどパワー感のある音に変化しました。この音のフレッシュさは、かなり魅力があるんじゃないでしょうか。

土方 おっしゃる通りだと思います。永瀬さんのオーディオルームのようにきちんとセットアップされた環境で聴くと、その違いがより明瞭に分かりますね。そもそもフィダータからのダイレクト再生も、かなり音がいいですが、U2 MINIは、それとも味わいの違うサウンドを聴かせてくれました。

 また今回はフィダータに格納した音源をU2 MINIに送って再生していますが、ルーミン製品はUSBメモリーからダイレクトに音楽を再生できます。つまりNASを準備しなくてもハイレゾが楽しめるというメリットもあるんです。

永瀬 ということは、今日の環境でもUSBメモリーから音楽を再生できるということだね。それも試してみませんか。

土方 承知しました。U2 MINIのリアパネルにあるUSB端子にメモリーを挿して、アプリからそれを呼び出すだけなので操作も簡単です。では「Zone」を再生します。

永瀬 なるほど、U2 MINIは基本的にフレッシュでパワーのあるサウンドなんだね。この音をUSBメモリーで聴けるのはいいね。ただ、S/Nはフィダータから再生した時の方が若干いいかな。

土方 どんなUSBメモリーを使うかにもよるかもしれませんが、安定感はフィダータから再生した方があるかもしれません。U2 MIMIはルーミンのラインナップでは入門機になりますが、こういったパワーのある、華やかな音を好きな人もいると思います。

永瀬 U2 MINIを通すと、アーティストの声が若くなりますね。フィダータが35歳くらいだとしたら、U2 MINIは20歳前後といったイメージ(笑)。この部屋でオーディオを聴く時はどうしても真剣になってしまうけど、たまにはこういった音調で楽しみたくなる時もあります。そんな時にはぴったりだ。

土方 躍動的というか、ぱっと目の前がひらけるような音がします。個人的にはU2MINIとDAVEの組み合わせを聴いて、DACとしてのDAVEの魅力を改めて感じました。この情報量、スピード感は素晴らしい。DAVEが欲しくなってしまった(笑)。

 続いて「U1X」を聴いて下さい。ネットワークトランスポートとしての機能はU2 MINIと同様ですが、筐体がアルミ削り出しになり、電源もトップモデルのX1と同じハイグレードモデルに変更されるなどの改善が加えられています。先ほどと同じ曲を再生します。

電源ユニットを強化した、ルーミン製ネットワークトランスポートの中堅機

LUMIN U1X
¥1,331,000(税込、シルバー)、¥1,464,100(税込、ブラック)

画像3: “理想のオーディオルーム”で、ハイレゾ再生のあれこれを検証する。ルーミン「U2 MINI」「U1X」の音の特長から、Roon Onlyモードの効果、さらにはオーディオ専用椅子まで!?

●接続端子:USB Type-A×2、デジタル音声出力(光、同軸、BNC、AES/EUB)、Ethernet 1000Base-T
●対応サンプリング周波数/ビットレート:
 USB接続時=PCM 44.1kHz〜768kHz/16〜32ビット、DSD512/1ビット
 デジタル出力時=PCM 44.1kHz〜192kHz/16〜24ビット、DSD64(DoP、DSDover PCM)/1ビット
●対応フォーマット:DSD(DSF、DIFF、DoP)、FLAC、Apple Lossless (ALAC)、WAV、AIFF、MP3、AAC、MQA
●その他の特徴:Leedth Pcocessinglossless digitalvolume control対応、MQA対応、アップサンプリング
●寸法/質量:W350×H60×D345mm/8kg(本体)、W106×H60×D334mm /4kg(電源ユニット)

画像4: “理想のオーディオルーム”で、ハイレゾ再生のあれこれを検証する。ルーミン「U2 MINI」「U1X」の音の特長から、Roon Onlyモードの効果、さらにはオーディオ専用椅子まで!?

永瀬 やっぱり違うもんだね。U1Xを通すと音にパワーが付くし、同時に深みが出てくる。低域の迫力も増しているし、ローレンジの出方が新鮮です。

土方 ノイズフロアーも下がるし、周波数特性やダイナミックレンジといった要素がワンランクアップしていると思います。ひとつひとつの音のディテイルが前に出てくるから、勢いがある。

永瀬 X1を初めて聴いた時から、ルーミンの音は好きだったんです。音が明るいし、ダイナミックレンジも広い。そこが気に入って自宅に導入したわけですが、U1Xも同様の傾向なのが好ましく感じました。

土方 僕は、演奏者と距離が近い音が好きなんです。具体的にはくっきり、はっきりした音、派手ではなく、ディテイル表現がしっかりしている音ですね。今、U1X+M Scaler+DAVEで聴いた音は、その理想にかなり近かった。

永瀬 今回はDAVEを使ったけど、違うDACだったらどんな音が聴けるのかも気になりました。

土方 では次に、U1Xで「RoonOnlyモード」を試してみたいと思います。これはルーミンが新しく提供を始めた機能で、ネットワークプレーヤー/トランプポート内部のRoon以外のサービスを停止することで、音質をよくしようというものです。

永瀬 そもそも、KAZOOとRoonの違いはどこにあるのでしょう。

土方 KAZOOなどのUPnP/DLNAプロトコルを使ったアプリでは、ミュージックサーバー(NAS)などかららネットワークプレーヤーに送られた楽曲データをプレーヤー側が処理しています。例えばFLACファイルであれば、FLACのデコード(解凍処理)と再生という一連の動作を行っています。またアプリ上にジャケットデータなどを表示するといった操作もネットワークプレーヤーが処理するので、プレーヤー側に負荷が集中しノイズが増えます。

 一方Roonの場合、RAAT(Roon Advanced Audio Transport)と呼ばれる独自のプロトコルを使っています。その場合、Roonコアと呼ばれるRoonの頭脳部がデコードを行い、ネットワークプレーヤーには負荷の少ないデータで音楽信号を送ります。ジャケット表示等のUI(ユーザーインターフェイス)もすべてRoonコアが受け持ちます。負荷分散を行うことで、ネットワークプレーヤーとしては音楽再生に集中でき、結果として音がよくなる可能性があるんです。

画像: 永瀬邸にはRoonによる操作システムが既に準備されていた。今回はそれを使ってルーミンから新たに提案された「Roon Onlyモード」を試している

永瀬邸にはRoonによる操作システムが既に準備されていた。今回はそれを使ってルーミンから新たに提案された「Roon Onlyモード」を試している

永瀬 再生の手順と伝送方式で音質が変わるというのは、新しい観点だね。どんな違いがあるのか、楽しみです。

土方 まず、U1XをRoonで操作したらどんな音が聴けるかから試しましょう。今回はPCを操作端末として利用するのでPCのRoonアプリを立ち上げ、再生機としてU1Xをアサインします。これで、Roon経由で音楽が再生できるようになりました。

永瀬 Roonで再生した方が、KAZOOよりも音がすっきりしている気もする。U1Xは何も変えていないのに、こんなに変わってしまうんですね。

土方 次にU1XをRoonOnlyモードに設定します。LUMIN Appから本体の名前を変更するだけと、設定も簡単です。設定後にU1Xが再起動されるので、その時に表示部に「Roon Ready」と出たら完了です。PC側は何も変える必要はありませんから、これでRoon Onlyモードの音を確認できます。

永瀬 音の見通しがさらによくなって、前後方向の距離感というか、奥行の再現性が変わりました。サウンドステージも奥行が深くなった感じです。

土方 僕はオフセットした場所で聴いていましたが、それでも音のひとつひとつが明瞭になって、聴感上のダイナミックレンジが上がっているなぁと感じました。

 ヴォーカルにせよ楽器にせよ、音が前に張り出してきて、音の表現力、特に抑揚の再現が変わったと思うんです。永瀬さんがおっしゃっていた、ステージングと共に、アタックの強さなどの表現力が上がっています。

永瀬 今日は色々なテーマを試しましたが、一番驚いたのがこのRoonOnlyモードです。

土方 それはよかった。僕自身も最近自宅で音楽を再生する際にRoonを使うことが増えています。一度設定しておけば、使い勝手はかなりいい。今後はRoonを使う方が増えてくると思いますが、そのような状況下で再生機器側からRoonに最適化したモード、しかも音のいいモードが提案されたということは、エポックメイキングだと思います。

画像: 永瀬邸のラックには、ルーミンのネットワークプレーヤー「X1」も並んでいる。これまではUPnPアプリで操作していたが、今回Roon Onlyモードを確認し、しばらくはこのモードで使ってみたいとのことでした

永瀬邸のラックには、ルーミンのネットワークプレーヤー「X1」も並んでいる。これまではUPnPアプリで操作していたが、今回Roon Onlyモードを確認し、しばらくはこのモードで使ってみたいとのことでした

永瀬 Roonは半年ほど前に導入しましたが、細かい設定が追いつかずにしばらく放置していました。でも、2日ほど前にもう一度やってみようと再開したばっかりだったんです。そのタイミングでRoonOnlyモードの音を聴けて、Roonを再開していてよかったと思いました(笑)。

土方 最近のネットワークオーディオ機器のほとんどは、Roonレディです。これは、Roonの良質なグラフィカルユーザーインターフェイスや、優秀なレコメンド機能など、操作アプリとしての評価が高いからだと思いますが、Roon Onlyモードによって、そこに音がよくなる要素が加わるわけで、ルーミンは目の付け所が本当にいいと思います。

永瀬 そうだね。せっかくRoonを使うのなら、音がいい方法、ベストマッチなやり方を選びたいからね。ちなみにRoon Onlyモードに変更した場合に注意することは何があるのかな?

土方 Roonからの操作しか受け付けませんので、KAZOOやLUMIN Appなどの操作アプリでは楽曲を再生できません。Spotifyなどのストリーミング純正アプリやAirPlayなどの再生も非対応になります。それらを使いたい場合は本体をリセット・再起動しなくてはなりません。

永瀬 まぁこれだけ音がよくなるのなら、それでもいいかな。うちのX1をRoon Onlyモードにして聴いてみましょう。

土方 ではX1をRoonOnlyモードにセットして、U1Xと同じ音源を再生します。

永瀬 ……いやいや、これは相当にいい。音のセパレーションが向上して、情報がクリアーになる。前後左右の一体感が向上して、音場がまとまるんだよね。

土方 スピーカーセッティングを厳密に追い込んだ時のような変化がありました。音楽のグループ的なパワーも感じますし、それが根本的な表現力の向上で実現されているのは、本当に素晴らしいですね。

永瀬 タイムドメインが正確に再現されるようになるんでしょうね。分解能もよくなって、ひとつひとつの楽器の表現力が格段にあがっている。

インテリアとしても、音楽観賞用にも最適。世界初のオーディオ用チェアの座り心地はいかに?

GamuT LobsterChair(ロブスターチェア) ¥1,320,000(税込)
※オットマンは別売で¥660,000(税込)。どちらも販売店からの送料・設置費用は別途

画像5: “理想のオーディオルーム”で、ハイレゾ再生のあれこれを検証する。ルーミン「U2 MINI」「U1X」の音の特長から、Roon Onlyモードの効果、さらにはオーディオ専用椅子まで!?

 シェルはウォールナットでできており、内部素材は耐久性にも優れ、自然環境へのダメージが少ないパンテラフォームを使用している。スイーベルベースはクロムメッキ鋼で革はアニリン革(牛革)を使用。アニリン革は本来の経年変化を楽しめる革で、発色がよく上品な艶感と透明感を備えている。顔料仕上げと違い、革の表情を活かした仕上がりが特徴となっている。

●ロブスターチェアのサイズ:W730×H950(座面高390mm)×D820mm/65kg
●オットマンのサイズ:W515×H488×D515mm(足を含めた場合545mm)/29kg

土方 今日一番のサウンドが確認できたところで、次は聴く環境で音が変わるのかも確認したいと思います。ロブスターチェアは世界初の音楽リスニングチェアとして開発されています。

永瀬 いよいよ登場ですね。今日はこれに座ってみるのを楽しみにしていました。

土方 僕自身も、オーディオルーム用の椅子が欲しくて、あちこちの家具屋をのぞいているんですが、なかなか手頃な製品がないんです。永瀬さんはオーディオ用としてこんな椅子が欲しいといったイメージはお持ちですか?

永瀬 まずはオーディオルームの雰囲気を壊さないこと。その意味ではロブスターチェアはデザインも美しくて、でも主張しすぎないところがいい。座り心地も絶妙です。いわゆるリクライニングチェアのような座り心地ではないけれど、オーディオは真剣勝負だからこのくらいの硬さでちょうどいい。

土方 ロブスターチェアの座り心地は、他の著名高級チェアブランドの製品と同等だと思います。大きなアドバンテージは、座り続けても疲れを感じにくいことで、音楽視聴との相性がいい。

 これは、座面の大きさにゆとりがあって、座っていて圧迫感がない事や、内部に貼られたクッション材は適度に固く、不用意にフワフワとしないからでしょう。これがまさに高級チェアの座り心地に通じているのだと思います。

永瀬 確かにこの包まれる感じは新鮮だね。これまでオーディオ用にはあえてヘッドレストのないタイプを選んできていたから。

画像: 椅子によってオーディオ再生の印象に変化があるかという難しいテーマも検証していただいた。30分くらい座っていると、椅子が身体に馴染んできて、落ち着いて音楽に集中できるのが最大の特徴のようです

椅子によってオーディオ再生の印象に変化があるかという難しいテーマも検証していただいた。30分くらい座っていると、椅子が身体に馴染んできて、落ち着いて音楽に集中できるのが最大の特徴のようです

土方 ソファにしろ椅子にしろ、長時間座ることを考えたら、頭を支えるヘッドレストはあった方がいいでしょう。でも音楽を聴く時にはヘッドレストがあると音を邪魔してしまう。

 これを解決するために、ヘッドレスト部分に音響減衰材料を配置したのが、ロブスターチェアのポイントです。ヘッドレストの内側に特別な音響減衰材料を採用して、背後で反射した音を耳に当てない、前方からの音を響かせないといった配慮がなされています。

永瀬 椅子にしてはいいお値段だけど、オーディオ機器のひとつと思えばあり得ない価格ではないかもね。

土方 いい家具は、使う人間を選ぶと思っています。特にロブスターチェアのようにこだわりの強い製品は、ユーザーを選ぶ。僕自身もこの椅子に似合うような人間になりたいなって思います。手に入れられるかどうかは別にして(笑)。

永瀬 30分くらい座っていますが、不思議な馴染み感が出てきて、ちょうどいい案配になりましたね。音も最初はヘッドレストに包まれているようで違和感があったんだけど、身体を起こし気味にしたら、印象が変わった。オーディオをどんな風に聴きたいかに応じて、ぴったりの座り方をみつけるのもいいかもしれない。

土方 かっこいいオーディオルームを作って、しかもいい音で楽しみたいと思った時に、ベストな椅子は本当に少ないんですよ。ロブスターチェアの登場によって、オーディオ用のリファレンスが出てきたという気がしています。

永瀬 穏やかになる椅子ですね。心穏やかに、いい気持ちでオーディオに集中できる。そこが最大の魅力かもしれません。

永瀬さん入魂のオーディオルームで、USB DACをメインにしたシステムを体験

画像: 永瀬さんのオーディオルームは広さ約28畳の長方形の空間。東西南北それぞれの壁面にスピーカーシステムやアンプ機器が置かれ、それらは常に稼働状態にセットされているのが特長だ

永瀬さんのオーディオルームは広さ約28畳の長方形の空間。東西南北それぞれの壁面にスピーカーシステムやアンプ機器が置かれ、それらは常に稼働状態にセットされているのが特長だ

画像: 写真上段右から2番目に置かれているのがプリアンプの「MIMESIS 24」で、パワーアンプはその奥に並ぶ「TELOS 600」4台を使用

写真上段右から2番目に置かれているのがプリアンプの「MIMESIS 24」で、パワーアンプはその奥に並ぶ「TELOS 600」4台を使用

画像: USB DACはコードの「DAVE」を長年愛用しているとのこと。試聴時にはHugoのアップスケーラー「M Scaler」経由でデジタル信号を送っている

USB DACはコードの「DAVE」を長年愛用しているとのこと。試聴時にはHugoのアップスケーラー「M Scaler」経由でデジタル信号を送っている

画像: 今回は、複数あるスピーカーの中から、ヴォーカルの違いが分かりやすいモデルとして、ゴールドムンド「Full Epilogue」を選んでいる。スーパーウーファーは、MIMESIS 24のデジタル出力をJobのDACでアナログ変換して内蔵パワーアンプで駆動しているとのこと

今回は、複数あるスピーカーの中から、ヴォーカルの違いが分かりやすいモデルとして、ゴールドムンド「Full Epilogue」を選んでいる。スーパーウーファーは、MIMESIS 24のデジタル出力をJobのDACでアナログ変換して内蔵パワーアンプで駆動しているとのこと

画像: 永瀬さんのメインソースはアナログレコードと音楽ファイルのふたつで、12cmディスクはこの部屋では聴いていない。ファイル再生はPCからアプリを使って行っている

永瀬さんのメインソースはアナログレコードと音楽ファイルのふたつで、12cmディスクはこの部屋では聴いていない。ファイル再生はPCからアプリを使って行っている

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