リアルアシストから、See audioの新作イヤホン「MIU」、およびカスタムIEMで人気を博した「Kaguya」「NEO」のユニバーサルモデルが、7月下旬に発売される。価格はMIUが¥87,000(税込)、Kaguyaは¥187,000(税込)、NEOは¥145,900(税込)。

 MIUは、およそ2年に渡る開発期間を経て製品化される1DD+2BA+2ESTの3種類のドライバーを搭載するトリブリッドモデル。

画像1: See audio、ハイエンドIEM「MIU」、および人気カスタムIEM「Kaguya」「Neo」のユニバーサルモデルもラインナップ

 ダイナミックドライバーには、TANGZU(T-Force)社製の新開発品「ネオフレン・ダイアフラム」を搭載。口径は10mmとなる。そこに、中高域を担当するバランスド・アーマチュア型(BA)、さらに超高域を担当するSonion製の次世代静電ドライバー「EST65DB01」を組み合わせるという構成をとっている。

 そのダイナミックドライバーは、新しい合成方法(クロロプレン・モノマー)を活用した加硫ゴムのような素材で、特に優れた弾性、耐摩耗性、安定性を持ち、大気の変動にも強い特徴があるという。

 また、ダイナミックドライバーと他のドライバーのサウンドをシミュレートするために開発された「L.F.Cテクノロジー」も搭載。これは、 BAドライバーの高域や低域を維持しながら、ダイナミック型のフロントキャビティーでの相互干渉を抑え、同時に両ドライバーの分離感を抑える働きを持つという。

MIUの主な仕様
ドライバー:1DD(ネオフレン・ダイアフラム)+2BA+2EST(EST65DB01)
再生周波数特性:20Hz~40kHz
インピーダンス:20Ω+-1Ω(1KHz)
感度:104dB+-1dB SPL/mW - 1KHz
ケーブル:6N OFC シルバープレイテッド
コネクター:0.78 2Pin
プラグ:3.5mm、4.4mm、2.5mmスイッチ式ジャック

 一方Kaguyaは、同ブランドのフラッグシップユニバーサルIEM。元々カスタム用に開発されたそうで、4BA+4ESTという構成で、リスニングライクな方向性を持ちながら、圧倒的な解像感の再現も可能にしていたという。

画像2: See audio、ハイエンドIEM「MIU」、および人気カスタムIEM「Kaguya」「Neo」のユニバーサルモデルもラインナップ

 今回のユニバーサルモデルでは、低域用には、Sonion 38シリーズのユニットを使用。それは、開口部が拡張されたバージョンとなり、特別に採用されたローパスフィルター回路、フロントダンピングとキャピラリーチューブの周波数分割方法により、クリーンな低域再現性を保持していることを証明しているということだ。

 中域用ドライバーについては、同ブランドにとっては使い慣れた23シリーズのユニットを用い、ボーカルの距離感や歯擦音対策も十全にコントロールされているとしている。

 さらに高域用の「EST65QB02」静電ドライバーには、次世代機と呼ばれる最新モデルを採用。本製品では特に、超高域での同ドライバーの能力を引き出すべく長い開発期間をかけたという。その音色は、よく通る高域ながらその密度も絶妙なバランスを保っているという。解像度に加え、音場感、空間表現などに優れた性能を発揮するとしている。

Kaguyaの主な仕様
ドライバー:4BA+4EST(低域×BA2、中域×BA2、高域×EST4)
再生周波数特性:20Hz~40kHz
インピーダンス:28Ω
感度:103dB+-1dB
ケーブル:6N リッツ OCC シルバープレイテッド
コネクター:0.78 2Pin
プラグ:3.5mmジャック

 NEOは、カスタムIEM用に開発されたモニターモデルをユニバーサル化したIEM。10BAという構成は圧倒的な解像度を誇り、低域Sonion×4、中域Knowles×2、高域Knowles×4という組み合わせで、全域でのフラットなカーブを持つとしている。

画像3: See audio、ハイエンドIEM「MIU」、および人気カスタムIEM「Kaguya」「Neo」のユニバーサルモデルもラインナップ

 低域用には、Sonion 38シリーズを採用。Kaguyaにも搭載されているもので、音量と質感を両立可能なドライバーという。

 中域用にはKnowles社定番とも言えるEDシリーズを採用。音圧を維持しながら、歪みもひじょうに低く、サイズも小さいパーツとなる。同ブランドでは、その可能性を最大限に活用するようにチューニングしているそうだ。

 高域については、konwlesのSWFKシリーズユニットを採用する。See audioでは同ユニットを、現在の可動鉄ユニットの中で最高かつ最高の高周波を備えた「超広帯域高周波」ユニットであると捉え、同時にNEOが鳴らしやすく、扱いやすいという特徴を持つのは、このドライバーが大きく寄与しているそうだ。

NEOの主な仕様
ドライバー:10BA(低域Sonion×4、中域Knowles×2、高域Knowles×4)
再生周波数特性:20Hz~20kHz
インピーダンス:28Ω
感度:116dB+-1dB
ケーブル:6N OCC シルバープレイテッド
コネクター:0.78 2Pin
プラグ:3.5mm、4.4mm、2.5mmスイッチ式ジャック

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