プレシードジャパンが展開するAVIOTブランドより、アクティブノイズキャンセル機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01v」が、6月29日より順次発売される。価格は¥11,900(税込)。

画像1: AVIOT、ノイキャン性能を高めたコンパクトな完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01v」、6月29日に発売

 TE-D01vは、型番の通りダイナミックドライバー(10mm径)を1基搭載した完全ワイヤレスイヤホンで、さまざまなシーン、ニーズにマッチすることを目指して開発された、マルチパーパスなモデル。

画像2: AVIOT、ノイキャン性能を高めたコンパクトな完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01v」、6月29日に発売

 冒頭に述べたように、近年のトレンドでもあるアクティブノイズキャンセル機能に対応し、ハイブリッドタイプの仕様にて、より広い帯域のノイズを抑えられるよう周波数帯の有効レンジを拡大させているのがポイントという。特に、人の話し声や空調などの中高域のノイズに対する抑制量を強化しているそうで、カフェなどで過ごす際、周囲の騒音を的確に抑制してくれることで、快適な環境が得られるとしている。

 また、本体カラーは多彩に揃えており、ホワイト、ブラックといったベーシックカラーに加えて、アイスグリーン、ライムイエロー、ネイビー、ラベンダーの6色をラインナップ。ファッションアイテムの一つ、としての提案もしている。

画像3: AVIOT、ノイキャン性能を高めたコンパクトな完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01v」、6月29日に発売

 内蔵バッテリーによる再生時間は、イヤホン単体で約18時間。充電ケースを併用すると最大で約60時間まで拡張できるそうだ。

 その他、外音取り込み機能、マルチポイント接続、片耳使用OKといったフィーチャーを備え、「AVIOT SOUND ME」アプリを使えば、10バンドのイコライザー(=EQ)設定、ノイズキャンセリングモードや外音取込モードのON / OFF、およびレベル調整などのカスタマイズも行なえる。

 ここでは短い時間ながら製品を試聴する機会を得たので、そのインプレッションを簡潔に紹介したい。

 まず、形状については、つい先日発表された「TE-D01q2」に比べると、下に伸びるフィンの部分がなくすっきりした印象。細長タイプで、イヤーチップで本体を支える仕様のためか、耳穴への圧迫感は少し強めとなっている。ただ、その分パッシブな遮音性は比較的高い。

 音質については、SBCコーデックの試聴となったが、全体的にフラットにまとめられており、SBCで感じやすいドンドンと存在を主張してくる低域が比較的よくしつけられていて、聴きやすくなっている(若干強めではあるが)。同社D01シリーズの音調を、うまく引き継いでいるように感じた。

 ボーカルの再現性については「TE-D01q」と「TE-D01q2」の中間という感じで、q2よりは若干強調する処理が入っているようで、楽曲からの分離感もよく、クリアに楽しめた。ただし、高域の伸びや細かい音の再現性については、SBCコーデックということもあり、それなりだが、詰まっている印象はない。気になったのは、高域部分は詰まってはいないが、少しこもっているように感じるところ。AVIOTのイヤホンとしては珍しく、音声ガイダンス(日本語)がこもって聴こえることが、影響しているのかもしれない。

 肝心のANC機能の効果については、謳い文句通り、電車内の送風のボーっという騒音は的確に消去してくれる(若干高域部分が残り、送風されているという感覚は残る)。車内アナウンスは、少し遠くで鳴っているようで、「TE-D01q2」よりはキャンセル効果はアップしているように感じた。面白かったので、スーパーで使ってみると、空調の音はかなり綺麗に除去してくれて、静寂な空間で買い物をしている印象となった。店内アナウンスの音量も大分小さくなるので、リリースにあるように、カフェなどで本D01vを使えば、ざわざわした雰囲気とか、周囲の話し声も綺麗にキャンセルしてくれ、自分の時間を楽しめるようになるだろう。

 なお、ANCのオンオフと、外音取り込み機能のオンオフが、違うボタン(操作系)で行なえることは特筆しておきたい。AVIOTの他モデル、他社のANC対応製品では、たいてい機能の切り替えが、ANCオン、ANCオフ、外音取り込み機能オンのトグルになっており、外音取り込み機能を使うには、ANCオンオフを経ないとできない、あるいは、ANCオンオフをテストするのに、いちいち外音取り込みモードを経ないとできない、というおかしな仕様になっているので、本D01vの設計は大いに称賛したい。

 ANCの音質への影響は、比較的少なめだが、音量が小さくなり、音数が減り、音空間が全体的に小さくなるという変化を感じた。

TE-D01vの主な仕様
Bluetooth規格:v5.2
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック:SBC、AAC
Bluetoothマルチペアリング:登録数8
ドライバー:10mm径ダイナミック型
バッテリー容量:イヤホン片耳85mAh / ケース 600mAh
連続再生時間:最大18時間 (チャージングケース併用時 最大60時間)
イヤホン本体充電時間:約1.5時間
急速充電:対応(約10分の充電で最大120分再生)
充電ポート:USB Type C
防水レベル:IPX4相当
質量:イヤホン片耳 約6.3g
付属品:USB Type-Cケーブル、ユーザーマニュアル、シリコンイヤーピース(S/M/L各サイズ 1ペア)

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