タクトシュトックでは、7月10日からドイツのオーディオブランド、GERMAN PHYSIKS(ジャーマン・フィジックス)の取り扱いを開始すると発表した。日本では「HRS-130」から販売をスタートする。

●スピーカーシステム:GERMAN PHYSIKS HRS-130
¥3,800,000(税別、サテン仕上げ、予価)
¥4,200,000(税別、ハイポリッシュ仕上げ、予価)
¥4,500,000(税別、カーボンファイバー仕上げ、予価)

画像1: タクトシュトックが、ドイツ、ジャーマン・フィジックスのスピーカーの取り扱いを開始。現行ラインナップの中でも人気の高い「HRS-130」から販売をスタート

 ジャーマン・フィジックスは、1992年にホルガー・ミューラー氏によって設立されたドイツのブランドだ。彼はフランクフルトの近郊マインタールで「Mainhattan Acustik」というドライバーやスピーカーシステムを製造する会社を経営していた。

 同時にドイツの数学者、エンジニア、社会学者のピーター・ディックス氏が、ウォルシュ・ドライバーに着目、数学と工学のスキルを発揮して、ウォルシュのデザインをコンピュータでモデリングすることでドライバーがどのように機能しているか、何が問題なのかをパラメータを最適化しながら、設計に取り組んでいた。

 ピーター氏の試作品を見たミューラー氏は、すぐにこのドライバーの可能性を感じ取り、ふたりで改良を続け、「DDD/Dicks Dipole Driver」(ディック・ダイポール・ドライバー)を完成させたという。こうしてミューラー氏は新会社DDD Manufactur GmbHを設立、同時に“GERMAN PHYSIKS”が誕生した。

 DDDユニットの特長は、単一素材で形成されている事だ。初代DDDユニットは素材に0.025mmのチタン箔を使用し、270Hzから21.5kHzまでの再生をカバーしていた。最新のDDDユニットは振動板をカーボンファイバー製に変更、再生周波数は190Hz〜24kHzを確保している。

画像2: タクトシュトックが、ドイツ、ジャーマン・フィジックスのスピーカーの取り扱いを開始。現行ラインナップの中でも人気の高い「HRS-130」から販売をスタート

 今回日本で発売されるHRS-130は、現在のジャーマン・フィジックスのラインナップの中でももっとも人気のあるスピーカーだ。DDDユニットによる全方向性放射特性がホールのような包み込む音場を作り出し、ステレオイメージをより自然に再現できることによる圧倒的な没入感が人気の秘密で、過去最高のヒットモデルとなっているそうだ。

 型番の「HRS」は「Helmholtz Resonator Speaker」の略で、以下のような特徴を持っている。

●最新のDDDユニットを搭載し、190Hz〜24kHzをひとつのドライバーでカバー
●20cmのウーファードライバーをボトムに搭載し、全帯域を360度無指向で再生可能
●ウーファー搭載部には、ヘルムホルツ共鳴管を利用した密閉型を採用
●6畳から30畳まで幅広い部屋に対応
●独自の8角形のスタイルが、キャビネットの強度と、設置しやすさを両立
●リアパネルにあるジャンパーによって、高域レベルを-2/0/+2/+4dBで調整可能
●標準色の光沢のあるブラックとホワイトに加え、合計14色から仕上げを選択可能

「HRS-130」の主なスペック

●型式:360度無指向型2ウェイ3スピーカー
●使用ユニット:CarbonFibre DDDドライバー×1、10インチウーファー×1
●インピーダンス:4Ω
●再生周波数特性:29Hz〜24kHz
●クロスオーバー周波数:220Hz
●能率:87dB/W/m
●入力コネクター:WBT nextgenバインディングポスト
●寸法/質量:W325×H1,160×D325mm/37.4kg

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