ファーウェイ・ジャパン、2022年の新製品で見逃せないのが、オーディオグラスの「Eyewear」(市場想定価格¥32,780前後、5月26日発売)。昨年発売された「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II」と同じ、“身につけるBluetoothスピーカー”だ。

画像: ボストン型フルリムタイプ(左)と、ウェリントン型フルリムタイプ(右)

ボストン型フルリムタイプ(左)と、ウェリントン型フルリムタイプ(右)

 前モデルからの変更点として、軽量化と長時間装着しても疲れにくいデザインが採用されている。またフロントフレームの取り外しが可能になり、度付きレンズ等に交換することで、様々な使い方も可能になった。

 なおメガネ部のデザインは台形のボストン型フルリムタイプ(重さ約37.6g)と、台形フレームのウェリントン型フルリムタイプ(重さ約36.8g)、ハーフリムタイプ(重さ約38.8g)をラインナップする。

 テンプル部にスピーカーを内蔵している仕様は継承し、装着時に聴きやすいように指向性を調整(開口部は下向き)。同時にテンプルの上側から、再生しているものと逆位相の音を放出することで音漏れを打ち消し、周囲への影響を最小限に抑えている。BluetoothのコーデックはSBCとAACに対応。

画像: テンプル部にドライナーを内蔵し、音をつるの下側(耳の近く)に放射する仕組み。指向性をコントロールすることで音漏れも防止している

テンプル部にドライナーを内蔵し、音をつるの下側(耳の近く)に放射する仕組み。指向性をコントロールすることで音漏れも防止している

 スピーカー等の構造は同じで本体を軽量化するために、テンプルのサイズやヒンジ部分の構造を変更、よりスマートな外観となった。また前モデルはワイヤレス充電(付属ケースを使用)対応だったが、今回は付テンプル部の先端に付属のコンバーターを装着して、有線で充電する仕様に変更されている。フル充電までの時間は約85分で、連続使用時間は音楽再生で約6時間、連続通話で約4.5時間。

 最近のリモート会議等でEyewearを使いたいという声に応えるために、会話音質にもこだわった。テンプル部に風切り音防止設計のマイクを搭載し、自分の声をしっかり拾って相手にクリアーに届けてくれる。耳を塞がないので言葉を発した際の違和感もなく、会議等もスムーズに進められるだろう。

画像: ファーウェイデバイス日本・韓国プレジデントの楊 涛氏(左)と、OWNDAYS株式会社 代表取締役の田中修治氏(右)

ファーウェイデバイス日本・韓国プレジデントの楊 涛氏(左)と、OWNDAYS株式会社 代表取締役の田中修治氏(右)

 また今回、メガネ販売チェーン「OWNDAYS」とのコラボで、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear」も発売される。こちらは6月3日から、OWNDAYS特定店とオンラインストアでの販売で、価格は¥32,780(税込)。

 内蔵されたスピーカー等の詳細はEyewearと共通で、デザインはスクエアタイプとウェリントンタイプの2種類を各2色(ブラックとグレー)で用意。ユーザーに合わせた薄さの非球面レンズが追加料金0円で付いてくる。オプションで、カラーレンズやブルーライトカットレンズなどのカスタマイズも可能という。

 さらにOWNDAYS×HUAWEI Eyewear用のオプションとして、マグネットで着脱できる「SNAPLENS」も発売される。偏光機能付きなので、屋外のまぶしい光や反射も低減してくれる。

画像: オプションの「SNAPLENS」(下)を装着すると、サングラスのように使える

オプションの「SNAPLENS」(下)を装着すると、サングラスのように使える

 本日の新製品体験会にはOWNDAYS株式会社 代表取締役の田中修治氏も登場し、コラボの狙いを語ってくれた。

 昨年モデルはアウトドアでの使用を想定して、レンズ部はサングラス仕様になっていた。しかしユーザーから仕事でも使いたいという声があったので、度入りレンズが取り付けられる製品を開発したそうだ。

 また “聴こえるメガネ” をコンセプトにしており、“視力と聴力を強化する” アイテムとして使って欲しいと田中氏は語っていた。さらに「これまでのグラススピーカーは一部のテックマニア向けと思われていましたが、新製品はユーザーに合った度入りメガネで、同時にオーディオも聞けるわけで、きっと一般化されるでしょう」とOWNDAYS×HUAWEI Eyewearへの期待を語っていた。

画像: テンプルが膨らんだ部分にある小さなスリットから音が放射される。低音再生時にはテンプルが振動することも

テンプルが膨らんだ部分にある小さなスリットから音が放射される。低音再生時にはテンプルが振動することも

 新製品発表会場でEyewearの音を体験させてもらった。本体はひじょうに軽く、普段メガネをかけていない人間にも違和感はない。スマホからの音源を再生すると、耳元で軽快な音楽が再現された。ずんと響く低音というわけにはいかないが、テンプルが振動するくらいの迫力は再現してくれる。お気に入りの音楽に包まれている感覚だ。

 なのだが、50〜60cm離れた場所にいる説明員さんの声はしっかり聞こえるし、会話もスムーズ。しかも説明員さんには再生している音楽はほとんど聞こえない(気にならない)そうで、これならオフィスで使っていても苦情はでないだろう。

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