トップウイングサイバーサウンドグループは、先日ニュースを発表リリースしたイギリス、iFi audioのスティック型USB DACアンプ「GO bar」について価格等の詳細を公開した。定価¥49,500(税込)で、5月27日に発売される。

 Go barは、ポータブルに特化し、超小型でどこにでも持ち運べるGOシリーズの新ラインナップ。「小さな筐体ながらも高音質」というコンセプトをまったく新しいレベルに引き上げる製品だという。ポケットに入るサイズ(W65×H22×D13mm)で、重さも28.5gと軽量。筐体は堅牢かつ軽量な合金製だ。

 GOシリーズ第一弾の「GO blu」がBluetoothレシーバーであるのに対し、GO barはソース機器とUSBで接続して使用する。USBポートを持つソース機器につなぐことで、通勤、リモートワーク、旅行などの様々なシチュエーションでもヘッドフォンを最高のサウンドで鳴らすことができる。

画像: iFi audioの「GO bar」は¥49,500で5月27日発売に決定。最大384kHz/32ビットのリニアPCMとDSD256に対応するスティック型USB DACアンプ

 DACチップにはシーラスロジックの32ビットタイプを中心に構成。iFiの GMT(Global Master Timing)高精度クロックシステムにより、超低ジッターを実現し、デジタルオーディオ信号のエラーや歪みを低減した。また同社デジタル開発チームがXMOSファームウェアをプログラミングし、音質を最適化するとともに、上記DACとの完璧なパートナーシップを実現している。

 対応信号はリニアPCMが最大384kHz/32ビット、DSD256に対応する。DSDデータをネイティブのまま再生するアーキテクチャーも採用し、MQAのフルデコードも実現した。

 アナログ回路は左右対称デュアルモノチャンネル出力段を持つバランス設計。左右のチャンネルを完全に分離することにより、信号経路のノイズとクロストークを低減している。GO barの回路には、省スペース・低コストなワンチップIC回路ではなく、優れた特性を持つ高品質なディスクリート部品が採用されている。電源のフィルタリングにも注力し、USB端子から混入する信号ノイズを大幅に低減したという。

 さらに、デジタルとアナログの両領域で、サウンド・チューニングが可能。デジタル領域では、4つのデジタルフィルター(スタンダード、ビットパーフェクト[NOS=ノンオーバーサンプリング]、ミニマムフェーズ、GTO[ギブス・トランジェント・オプティマイズド])を好みに応じて選択できる。

 アナログ領域では、DSを用いないアナログ処理モード「XBass+」(中域を濁すことなく低域を増強するベースブースト)と、「XSpace」(頭内定位を補正し、広々としたスピーカーのような体験を提供)を好みに応じて選択できる。

 接続端子はUSB Type-C入力1系統と、2系統のヘッドフォン出力を装備。ひとつは4.4mmフルバランス出力で、バランス入力対応ヘッドフォンを接続すれば、GO barのバランスオーディオ回路を最大限に活用できる。もう1系統はiFi独自の「S-Balanced」テクノロジーを採用した3.5mm出力で、通常のシングルエンドジャックと比較してノイズとクロストークを50%カットしているそうだ。

画像: 左が「GO bar」標準モデルで、右が10周年記念限定モデル「GOld bar」

左が「GO bar」標準モデルで、右が10周年記念限定モデル「GOld bar」

 また今回、iFi audio設立10周年を記念して、全世界1000台限定「GOld bar」も発表された。本体シャーシを銅製に変更して筐体精度とシールド性能を高め、18金メッキも施されている。さらにGold barでは、電源のフィルタリングが強化され、重さも64gとGO barの2倍以上になっている。GOld barは、6月末の発売予定で、価格は9万円前後(税込)を予定している。

https://ifi-audio.jp/go/go_bar.html

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