ゼンハイザーから、有線イヤホンの新製品「IE600」が、3月8日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥100,000前後。

画像1: ゼンハイザー、ボーカルの再現性を高めた新作イヤホン「IE600」を3月8日に発売

 IE600は、同社イヤホンの技術的なアイコンともなっている「TrueResponseトランスデューサー」を搭載した製品。そのシングル仕様のダイナミック型ドライバーは、低域か高域までつながりがよく、解像感の高いサウンドを奏でるという。

 そして、本モデルの注目はそのハウジングにあるそうで、素材にはアモルファスジルコニウムを採用。これは、通常のメタルよりも頑丈であり、さらに伸縮性を備えるという特異なもの。温度変化に強いという特性も備えているそうだ。そのため経年変化に強く、長年にわたって本製品のサウンドを楽しめる、と同社では謳っている。

 そのハウジングはさらに、超高性能の3Dプリンターを使って形成しているそうで、パウダー状の素材から、レーザー照射によって精密に積層して構成。ドライバーを包み込み内部空間についても、理想的な形状を可能にしているということだ。

 なお、ドライバーから発せられた音を耳に伝える音導管(ノズル)には、ゼンハイザーこだわりの音響技術「デュアルレゾネーターチャンバー」を搭載。共振を排除し、高域の再現性を滑らかにすることで、伸びやかでしなやかなサウンドを楽しめるとしている。

 ちなみに、フラッグシップ「IE900」に比べて、本IE600の周波数特性は、2~3kHzの部分に特徴を持たせているそうで、結果、よりボーカルを感じられるサウンドで、様々な楽曲を聴くことができるということだ。

 ケーブルの脱着に対応し、コネクターはMMCX。ケーブル自体は、プラグ違いで、3.5mmアンバランス、4.4mmバランスの2種類が同梱されており、組み合わせる再生機に合わせて使い分けることができる。イヤーチップは、シリコン製とフォーム製の2種類、それぞれS/M/Lの3サイズを用意する。さらに、持ち運び用に専用のキャリングケースも付属している。

IE600の主な仕様
型式:ダイナミック・カナル型
ケーブル長:125cm Y型
コネクター端子:MMCX(ゼンハイザー独自形状)
プラグ形状:3.5mmステレオミニプラグL型、4.4mm(バランス)プラグL型
インピーダンス:18Ω
周波数特性:4Hz~46.5kHz
感度:118dB (1 kHz ,1 Vrms)
THD:<0.06%(94dB,1kHz)
質量:約6g(片側重量、ケーブル除く)
付属品:イヤーアダプターセット(標準シリコンS/M/L、フォームS/M/L)、ケーブルクリップ、キャリングケース、クリーニングツール

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