ゼンハイザーから、オンカメラショットガンマイク「MKE400-II」が発表された。市場想定価格は¥28,600(税込)で、発売は1月27日の予定。またスマートホンクランプとミニ三脚をセットにした「MKE 400-II Mobile Kit」も市場想定価格¥34,100(税込)で同時発売される。

画像: 「MKE 400-II」はW126×H67×D37mmというサイズで、重さは約93.5g(電池含まず)

「MKE 400-II」はW126×H67×D37mmというサイズで、重さは約93.5g(電池含まず)

 同社では1956年に初のショットガンマイク「MD82」を発売、その後の「MKH415」(1970年)や「MKH416」(1980年)が放送局のスタンダードとして使われるなどプロの世界でも高い評価を集めてきた。

 今回の新製品は、根強い人気を誇るショットガンマイク「MKE400」をベースに、昨今需要が増加しているデジタル一眼レフやスマホで動画制作をするクリエイターに向けてフルモデルチェンジしている。ちなみに海外では型番が変更されないが、日本ではマークIIとして流通させるそうだ。

 MKE 400-IIでは、クリエイターがマイクに求める要件をクリアーすることに配慮した。

 まず、オンカメラショットガンマイクとしての指向性を高いレベルで実現した。撮影した動画の音質を向上させるために、音響干渉管型を踏襲。カメラが向いている方向からのピックアップを確保し、クリアーな音質を実現している。

画像: 長さ100mmの音響干渉管の後ろにエレクトリックコンデンサーマイクを搭載。それをウィンドプロテクションの内部にショックマウント機構で取り付けている

長さ100mmの音響干渉管の後ろにエレクトリックコンデンサーマイクを搭載。それをウィンドプロテクションの内部にショックマウント機構で取り付けている

 屋外撮影で重要になる風切り音への対策にも配慮した。直径10mmのエレクトレットコンデンサー「KE10カプセル」を新製品のために最適化、100mmの音響干渉管の端に装着している。音響干渉管自体はウィンドプロテクションの内部にショックマウント(ラバーによる衝撃吸収)機構で取り付けられているので、ハンドリングノイズも抑制できるという。

 操作面では、レベルチェック用の3.5mmヘッドホン出力(モニターボリュウムコントロール付)も搭載しているので、音質を確認しながらの録音が可能。またローカットフィルターや3段階の感度切り替えも備えているので、撮影時の環境に応じて便利に使いこなせるはずだ。

 電源は単4電池2本で最大100時間の連続録音が可能。電池が切れる3時間前に残量表示も確認できるので安心だ。電源オン/オフをカメラに連動(要プラグインパワー)できるので、電源の切り忘れも避けられる。

画像: 「MKE 400-II Mobile Kit」の同梱物

「MKE 400-II Mobile Kit」の同梱物

 スペック的には周波数特性50Hz〜20kHzで、水平60度の範囲で集音が可能。音作りとしてはクリアーさを志向しており、中域をフラットに、高音はややゲインを高めにしているそうだ。大音量の録音にも堪えるよう最大音圧132dB SPLをクリアーする。

 MKE 400-IIにはカメラ用/スマートホン用の接続ケーブルとウィンドジャマー、ポートが付属。MKE 400-II Mobile Kitには、この他にスマートホンクランプとミン三脚が同梱されている。

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