ソニーは、“心地よく走るために” 企画したオフイヤースタイルヘッドホンのクラウドファンディングを実施する。その概要は以下の通り。
●実施サイト：米国クラウドファンディングサイト Indiegogo
https://www.Indiegogo.com/projects/off-ear-headphones-for-comfortable-running-sony
●対象国：日本、米国 ※キャンペーンページは英語表記のみ
●期間：日本時間 11月2日(火) 9:00〜12月1日(水)、米国時間 11月1日(月) 17:00〜11月30日(火)
●返礼品発送時期：2022年8月頃を予定
●目標台数：300台以上
●価格(税込・送料別)：早期支援特別プラン1＝￥8,500（先着300台まで）、早期支援特別プラン2＝￥11,300（301台目以降600台まで）、通常プラン＝￥14,200
オフイヤースタイルヘッドホンの試作品。バンドを頭の後ろに回し、左右のイヤーフックを耳にかける形で装着する
今回のオフイヤースタイルヘッドホンは、着けていることは忘れてしまおうというテーマで、「ヘッドホンのことなど気にかけず、走っている自分の体や心、周りの環境、流れる音楽を感じ、今この瞬間を最大限楽しみたい」という方に向けた提案となる。
そのために、耳への負担が少ないオフイヤースタイルを採用した。耳たぶの上にイヤーフック（支持部）を乗せると、耳の穴の手前、少し離れた位置にドライバーが来る構造だ。ドライバーを耳に押しつけないので長時間使っても痛くならないし、通気も確保できるので汗をかいても蒸れるといったこともない。
イヤーフック部に操作ボタンも搭載。電源オン/オフや再生、チャプター送り、音量調整などが可能
さらにランニング時に必要な機能として、快適な装着性にも配慮している。左右のドライバー・イヤーフックは弾力のあるバンドでつながっており、均一な側圧を確保。これによりどんな頭の形状にも追従し、ずれにくい構造を実現した。本体質量も34gとたいへん軽いので、あたかも何もつけていないかのような体験ができるだろう。
もちろんソニー製品として音質にも配慮しており、ドライバーには16mmの大型ユニットを採用した。一般的なイヤホンでは9mm前後というサイズが多いが、オフイヤースタイルを採用したことでひとまわり大きなドライバーを使うことができたそうだ。
16mmフルレンジドライバーを搭載。ジョギング中でも気にならない、自然なサウンドを実現している
このユニットに熟練のエンジニアがチューニングを加えることで、自然で広がりのある音色を獲得、自然な空間を感じることのできるサウンドが実現できている。またオフイヤーなので体導音も感じにくいし、耳を塞がないので平衡感覚にも影響が少なく、バランスを保ちやすいそうだ。
もちろん、耐久性や操作性にも配慮している。本体はIPX4の防塵防水性能を備え、屋外での使用や汗をかいた場合でも問題ない。連続使用時間は最大で10時間、10分の急速充電で60分使える。充電はUSB Type-Cで行う仕組みで、充電用ケーブルが付属する。BluetoothコーデックはAAC、SBCが使用可能で、右のイヤーフック部に停止、再生、ボリュウム調整などの操作ボタンを備えている。
実際に装着したところ。イヤーフックでドライバーを支え、バンドで適度な側圧をかけているので、付けていることを忘れてしまいそうになる
オフイヤースタイルヘッドホン試作機の音を聴くチャンスがあったが、まず装着感のよさに驚いた。軽量なのでイヤーフックをかけてもほぼ気にならないし、ドライバーが耳を塞がないので違和感もない。そのサウンドはヴォーカルが心地よく、環境音にも自然に溶け込むような音作りと感じた。密閉型ではないのでずんと沈む低音感などは難しいだろうが、そういったことを気にしないで、心地よく音楽を楽しめる製品になるだろう。
なおソニーでは、クラウドファンディングの支援を考えている方に実際に製品に触れてもらおうという狙いから、新製品体験会を開催する。概要は以下の通りなので、ジョギングと音楽を愛する方は、一度製品に触れてみてはいかがだろう。
オフイヤースタイルヘッドホン体験会
●日時（一般利用者向け）：
11月4日（木)〜5日（金）7:00〜14:00、16:00〜21:00
11月6日（土）〜7日（日）7:00〜17:00
11月13日（土）〜14日（日）7:00〜17:00
●会場：半蔵門ランナーズサイト「JOGLIS」（ランナーサポート施設）
東京都千代田区麹町1-7 FM センター地下1F 電話番号：03（3221）6100
https://www.joglis.jp/
●開発者のコメント
音楽を聴くことや屋外で遊ぶことが大好きな僕たちは、ランニング中のヘッドホンの装着感に不満を感じていました。
そこで、僕たち自身が納得できるまで試行錯誤を繰り返し、心地よく走ることのできるオフイヤースタイルのヘッドホンを開発しました。
今回、数量限定で製品を提供します。
ぜひ「着けていることを忘れる」ほど快適なヘッドホンを体感いただき、みなさまの率直な声を頂戴したいと考えています。
中村歩己・田中一平（発案・プロジェクト企画運営・エンジニアリング）
https://www.Indiegogo.com/projects/off-ear-headphones-for-comfortable-running-sony
