オーディオテクニカは、ケーブルの新製品2モデルを11月12日に発売する。ひとつめは新しいケーブルラインナップ「FLUAT(フリュエット)」だ。昨今のオーディオ業界のトレンドに合わせて、現代オーディオ機器に見合う音質と性能を見極めた製品群という。ラインナップと税込価格は以下の通り。

●インターコネクトケーブル(※3m以上は受注生産で、納品までに1〜2ヵ月かかる場合があり)
「AT-IC700R」(RCAタイプ)
¥48,400(0.7m)、¥55,000(1.3m)、¥63,800(2.0m)、¥77,000(3.0m※)、¥90,200(4.0m※)、¥103,400(5.0m※)

画像1: オーディオテクニカ、ケーブルの新シリーズ「FLUAT」を発表。現代オーディオ機器に見合う音質と性能を実現する。ハイエンドラインナップにはスピーカーケーブルも追加

「AT-IC700X」(XLEタイプ)
¥50,600(0.7m)、¥57,200(1.3m)、¥66,000(2.0m)、¥79,200(3.0m※)、¥92,400(4.0m※)、¥105,600(5.0m※)

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●電源ケーブル
「AT-AC700」
¥46,200(0.7m)、¥55,000(1.3m)、¥66,000(2.0m)

画像3: オーディオテクニカ、ケーブルの新シリーズ「FLUAT」を発表。現代オーディオ機器に見合う音質と性能を実現する。ハイエンドラインナップにはスピーカーケーブルも追加

 同社では音質にこだわるユーザーに向けたケーブルとして、「ARTLINK(アートリンク)」シリーズを30年近く販売してきている。今回、このロングセラーシリーズを昨今のHi-Fiオーディオ業界のトレンドに合わせて一新した。シリーズ名の「FLUAT(フリュエット)」は、英語の「Fluent(淀みのない)」と、その語源であるラテン語の「flu(流れ)」、Audio-Technica を組み合わせた名前となっている。

 FLUATシリーズは、線材、素材、構造はもちろん、設計思想をいちから見直している。シリーズ共通の特長は以下の通りだ。

●6N-OFC+PCUHD+HYPER OFC のトリプルハイブリッド導体
 音の輪郭と高域の伸びを細やかに表現する6N-OFC(Oxgen-Free Copper)と力感のある低域表現と広大な音場を実現するPCUHD(Pure Copper Ultra High Drawability)に、純度99.99%(4N)、酸素含有量10ppm以下の無酸素銅線 HYPER OFCを加え、これまで味わったことのないオーディオ空間を再現。

●独自の被覆に対するアニール処理「Heat Relieve処理」を採用
 Heat Relieve処理とは、導体や製品外観にダメージを与えることなく、絶縁体やPVCシースなど、樹脂に残る残留応力だけを効果的に取り除く高温熱処理のこと。音質傾向はそのままに、情報量などの基本性能を一段上のレベルへ昇華させる。

●フッ素樹脂テープ絶縁体(AT-IC700R、AT-IC700Xのみ)
 絶縁体として最高クラスの電気特性を誇るフッ素樹脂テープ採用により、信号エネルギーのロスを最小化。導体に直接スパイラル巻きすることで、通常の押出被覆と比べ、導体に加わる機械的ストレスを低減した。

●エラストマー制振材を採用し、明確な音像定位を実現
 AT-IC700R、AT-IC700Xは内部被覆に、AT-AC700は電線中央にエラストマー制振材を採用。ゴムのような弾力性を持ち、外部からの不要振動を熱エネルギーに変換。ケーブルをしっかり保持しつつ、しなやかで扱いやすさを実現するとともに、音の濁りを排除してくれる。

画像4: オーディオテクニカ、ケーブルの新シリーズ「FLUAT」を発表。現代オーディオ機器に見合う音質と性能を実現する。ハイエンドラインナップにはスピーカーケーブルも追加

 もうひとつの新製品は、Audio-TechnicaExcellence(オーディオテクニカ・エクセレンス)シリーズのスピーカーケーブル「AT-SC1000YB」だ。これまで同シリーズのラインナップとして、MCカートリッジ「AT-ART1000」やMCトランス「AT-SUT1000」、トーンアームケーブル、インターコネクトケーブルなどが発売されていた。スピーカーケーブルの登場により、音の入口から出口まですべてのケーブルが揃うことになる。

 Audio-Technica Excellenceシリーズは、音から生まれる感動をありのままに伝えるハイエンドラインナップとして誕生した。シリーズが目指す理想的な音質を追求するために、一切の妥協を排した製品開発を進め、試行錯誤を繰り返して厳選された素材と構造を具現化。新開発の特殊な端子加工により、ケーブルの持つポテンシャルを存分に発揮する高性能な接点も実現している。

 AT-SC1000のラインナップと税込価格、主な特長は以下の通り。

●スピーカーケーブル(※3m以上は受注生産で、納品までに1〜2ヵ月かかる場合があり)
「AT-SC1000」
¥264,000(2.0m)、¥297,000(2.5m)、¥330,000(3.0m※)、¥396,000(4.0m※)¥462,000(5.0m※)

●7N-Class D.U.C.C. と HYPER OFC の ハイブリッド導体
 7N-Class D.U.C.C.(Dia Ultra Crystallized Copper)の繊細さとHYPER OFCの力強さを兼ね備えることで、高解像度かつワイドレンジな音を導き、究極のナチュラルサウンドを実現。

●新開発の冷間圧接による六角カシメ
 導線と端子の接続方法に六角カシメを採用した新開発のプラグは、導線と端子を高圧力で押しつぶすことで接触面積を最大化し、接触抵抗の低減を実現。また、接続部が空気に触れにくいことで導線の経年劣化を抑えられる。

●電気的/機械的性能に優れるフッ素樹脂テープ絶縁体
 絶縁体として最高クラスの電気特性を誇るフッ素樹脂テープ採用により、信号エネルギーのロスを最小化。導体に直接スパイラル巻きすることで、通常の押出被覆と比べ、導体に加わる機械的ストレスを低減した。

●内部被覆にエラストマー制振材を採用し、明確な音像定位を実現
 ケーブルをしっかり保持しつつ、しなやかで扱いやすさを実現するとともに、音の濁りを排除。

●外来ノイズを徹底的に抑制する4芯スターカッド構造を採用し、低インダクタンスを実現

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