KEFジャパンは、現在開催中のDESIGN ART TOKYO2021に参加、表参道のPolygon 青山で自社スピーカーを使った展示を行っている。

 KEFは1961年にイギリス・メイドストーンで、レイモンド・クック氏が設立した由緒あるスピーカーブランドだ。コンピューターを使ったシミュレーション解析を早い時期から採用し、独自の製品作りを進めてきた点も特徴だ。今回の展示はブランド誕生60周年を記念したものでもあり、同時にKEFならではの魅力も訴求したいとしている。

画像: エントランスではKEFブランドの歴史を紹介

エントランスではKEFブランドの歴史を紹介

 “KEFならではの魅力”とは、スピーカーとしての音のよさはもちろん、優れたインテリア性、デザイン性にある。またBluetoothなどの無線機能やアンプを内蔵し、スマホ等からの操作だけでも音楽を楽しめるシンプルな操作性を持った製品を揃えているのも魅力だろう。

 展示会場には、10台の「LS50 Wireless II」が設置され、それらを使った音楽体験が行われていた。通常はこの10台で音楽が再生され、心地いいBGM的な音楽鑑賞ができる。

画像: 銀色のカーテンの前にLS50 Wireless IIが並ぶ

銀色のカーテンの前にLS50 Wireless IIが並ぶ

 さらにLS50Wireless IIを8本使った没入音楽体験も提案されている。これはDJ Quietstormが今回のイベントのために作曲したそうで、それぞれのスピーカーからの音が融合して、没入できる音場を生み出すという内容だ。会場で実際に体験させてもらったが、試聴エリアを取り囲むように置かれたスピーカーから様々な楽曲が再現され、移動感と包囲感を絶妙に演出する3D音響空間を楽しめた。水平方向だけでなく、高さ方向の情報が創出されていた点も印象的だ。

 また会場の装飾はクライン ダイサム アーキテクツがデザインしたとのことで、LS50 Wireless IIは銀色のカーテンで囲まれている。このドレープは音の空気振動をイメージしているそうで、さらに入口側に向けて広がっているのはホーンを表しているという。上記のデモ再生中にこのエリアを歩き回ってみたが、この装飾も音に包まれている気分を演出してくれた。

画像: Bluetoothスピーカーの「MUO」やイヤホン「Mu3」の実機も展示

Bluetoothスピーカーの「MUO」やイヤホン「Mu3」の実機も展示

 ちなみに会場入り口右手には好評発売中のノイズキャンセリング機能付きイヤホン「Mu3」やBluetoothスピーカー「MUO」が置かれ、さらに左手にはアンプ内蔵スピーカー「LSX」とともに新型「EGG」も展示されている。

 EGGはデスクトップサイズのBluetooth対応アンプ内蔵スピーカーで、Uni-Qドライバー1基による2ウェイスピーカーという仕様は前モデルを踏襲している。接続端子のUSB Type-Bや3.5mmコネクター入力にも同様だ。細かい仕様については追って発表される模様だが、6万円前後で来年春の発売を予定しているそうだ。

画像: 写真左手前がワイヤレススピーカーの「LSX」で、後方が「EGG」の新製品。カラリングは写真の5種類にブルーも加わる見込み

写真左手前がワイヤレススピーカーの「LSX」で、後方が「EGG」の新製品。カラリングは写真の5種類にブルーも加わる見込み

 DESIGN ART TOKYO 2021は今週末(31日)まで開催されており、期間中は自由に閲覧が可能。担当者によるとKEFの音を聴きたいというオーディオファンから、デザインを学んでいる20代の若者まで様々な世代が訪れているそうだ。いわゆる本格オーディオとも違う、ワイヤレスを活かしたKEFの新提案をアナタも体験してみてはいかがだろう。(取材・文:泉 哲也)

●会場:Polygon青山(東京都港区北青山3-5-14青山鈴木硝子ビルB1F)
●開催時間:11:00〜18:00、10月31日は16:00まで

画像: 4台のタブレットで8台のLS50 Wireless IIに信号を送っていた

4台のタブレットで8台のLS50 Wireless IIに信号を送っていた

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