今秋のディーガは、4Kチューナー内蔵ディーガのラインアップを一新。今回のポイントは4K長時間録画のさらなる画質改善と新機能の「ドラマ&アニメお録りおき」。このほか利便性の高い機能が数多く盛り込まれている。さらなる録画力を高めた新モデルの魅力をレポートしよう。

 パナソニックのレコーダーの最新モデルが登場した。DMR‐4T402を筆頭とした4Kチューナーを3機内蔵した4Tシリーズと、2機内蔵の4Wシリーズの製品群だ。地デジ放送など用の2Kチューナーはいずれも3機で、スタンダードモデルとして強力な録画力を備えている。なにより録画の画質・音質についてもディーガは他社を大きくリードしている。4K放送の長時間録画もいち早く搭載してきたが、今回の新モデルではそこにさらなる改善が加わった。

 4K放送番組の長時間録画でのビットレートの制御を最適化したのだ。長時間録画では映像の動きの大きな部分にはビットレートを高めて映像の破綻などを抑え、逆に動きの小さな部分はビットレートを抑えてデータ量を少なくする。しかし、動きの小さな部分だからといってデータ量を減らしすぎればディテイル情報が失われ、4Kらしい精細感がなくなってしまう。そこで、動きの小さな部分でもビットレートを下げすぎないような制御を盛り込んだ。

 おかげで紀行番組などの雄大な自然や美しい建築物を映した映像が長時間録画モードでもオンエアに近い解像感の高さを維持している。これぞ4K放送と言える品質だ。筆者のように録画は4Kの「DR」モード(ダイレクト記録)で行ない、BDに残すときに長時間モードに変換している人は少なくないと思う。そうして保存したBDを後から見直しても画質的な劣化を感じなくなるのはとてもありがたいことだ。長時間録画を多用する人には実に魅力的な改善だ。

 しかも、新たに録画のしやすさについても魅力的な機能が盛り込まれた。それが「ドラマ&アニメお録りおき」。全自動ディーガの機能を受け継いだもので、あらかじめ内蔵HDDの領域を分けて「お録りおき」のスペースを確保し、そこに指定した時間帯・ジャンルの番組を最大で約3ヵ月自動で録画するというもの。よく見るドラマやアニメを1クールぶん自動で録り貯めできるのは便利だ。10月の改編期は新番組の予約し忘れも多発するのでドラマやアニメ好きにはとても助かる機能になるはずだ。

 

画像1: 画質と利便性がさらに充実した4Kチューナー内蔵ディーガ!長く、きれいに残すための最適解。パナソニック「DMR-4T402」

4K RECORDER
PANASONIC DMR-4T402 オープン価格

● 再生対応ディスク:UHDブルーレイ、BD、ブルーレイ3D、DVD、CD他
● 内蔵HDD容量:4Tバイト
● 内蔵チューナー:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS4K/110度CS4K×3
● 接続端子:HDMI出力2系統、USBタイプA2系統、LAN1系統、他
● 寸法/質量:W430×H49×D179mm(突起部含まず)/約2.3㎏
● ラインナップ:DMR-4T302(3TバイトHDD、BS4K/110度CS4K×3チューナー仕様)、DMR-4T202(2TバイトHDD、BS4K/110度CS4K×3チューナー仕様)
https://panasonic.jp/diga/

 

 

視認性と利便性を高めた「新 ジャンル別録画一覧」

 録画した番組の一覧表示も改善され、番組タイトルの表示文字数が増え、リスト表示される番組数も12に増えた。また上部のタブの選択でジャンル別の切り替えもすばやくできる。従来に比べて明らかに番組が探しやすくなっている。

 

新 ジャンル別録画一覧 Panasonic 21年秋モデル

画像3: 画質と利便性がさらに充実した4Kチューナー内蔵ディーガ!長く、きれいに残すための最適解。パナソニック「DMR-4T402」

新たなディーガでは、録画一覧画面が進化。番組を分類するためのラベル(タブ)に8つのジャンルが表示される。さらに、表示領域や文字数、番組説明の情報量もアップして、使いやすさを高めた

 

 

 また、録画した番組のスマホなどへの持ち出しが自動で行なえる「ただいま転送」に新たに対応。スマホのアプリ「どこでもディーガ」で持ち出す番組を指定しておけば、帰宅後に自動で番組の持ち出し(スマホへの転送)が行なわれるのだ。これは実に便利。番組持ち出しだからWi-Fiのない環境でも番組を視聴できるし、しかも新たに1080pの解像度での持ち出しも可能になった。大画面タブレットでの視聴でも美しい映像を楽しめるのもありがたい。

 このほか、4K放送でも早見再生(1.3/1.6倍速)が可能になったことをはじめ、4K放送番組をそのままの解像度で家庭内の対応機器にネットワーク配信ができること、4K放送番組の引っ越しダビング対応など、こまかな部分での機能向上も図られている。人気の高いさまざまな動画配信サービスに対応しているのもディーガだけの強みだ。

 こうした日常的な使い勝手まで大きく進化したことで、ディーガの録画力はさらに強力なものになった。テレビ放送の配信も増えレコーダーのニーズは減ったようにも感じるが、けっしてそんなことはない。テレビ放送を幅広く活用できるレコーダーがあればテレビをもっと楽しめる。オリンピックの録画で不便さを感じた人はぜひとも最新のディーガを検討してほしい。画質・音質、そして便利さの進化に驚くはずだ。

提供:パナソニック

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