輪島塗の伝統技法を用いて仕上げられたアナログプレーヤー用換装キャビネットが発売された。

 換装対象となる製品は、1985年に発売されたケンウッドのダイレクトドライブ方式アナログプレーヤー「KP-1100」(後継機KP-9010・姉妹機KP-990にも装着可能)。アテ材指物木地と輪島塗の伝統技法・布着せ本堅地による制振効果により、音質向上が期待できるという。色は、黒呂色仕上(価格12万円・税込)と溜塗呂色仕上(価格15万円・税込)の2色が基本として用意され、オプションとして他色への変更や細部の加飾も対応可能。

画像: ケンウッドKP-1100(KP-9010)用 輪島塗アナログプレーヤーキャビネット 黒呂色仕上 価格12万円(税込) ※写真のアナログプレーヤー本体、外部電源トランス用アルミケース、ダストカバーは付属しません。

ケンウッドKP-1100(KP-9010)用
輪島塗アナログプレーヤーキャビネット
黒呂色仕上 価格12万円(税込)
※写真のアナログプレーヤー本体、外部電源トランス用アルミケース、ダストカバーは付属しません。

画像: こちらは溜塗呂色仕上(価格15万円・税込) ※写真のアナログプレーヤー本体、外部電源トランス用アルミケース、ダストカバーは付属しません。

こちらは溜塗呂色仕上(価格15万円・税込)
※写真のアナログプレーヤー本体、外部電源トランス用アルミケース、ダストカバーは付属しません。

 この《輪島塗アナログプレーヤーキャビネット》を開発・販売するのは、石川県輪島市に住む輪島塗職人の上野芳和氏。オーディオ好きが嵩じて輪島塗スピーカーの開発を始め、2008年にパシフィコ横浜で開催されたオーディオフェスタではフォステクスブースに試作機が展示されている。その後もフォステクスのスピーカーユニット「MG100HR」用の輪島塗スピーカーキャビネットの開発・販売を行なうなど、輪島塗スピーカーの製造は今も継続中で、元来のアナログレコード好きという想いから、この度、アナログプレーヤーキャビネットを開発してしまったのだという。

画像: 黒呂色仕上のリア側。キャビネットには、カナレ電気製のRCA出力端子とNEUTRIK(ノイトリック)製電源入力端子が装着される。ダストカバー装着を希望される方には取付用の下穴加工を施すことが可能という。

黒呂色仕上のリア側。キャビネットには、カナレ電気製のRCA出力端子とNEUTRIK(ノイトリック)製電源入力端子が装着される。ダストカバー装着を希望される方には取付用の下穴加工を施すことが可能という。

 なお、輪島塗アナログプレーヤーキャビネットの制作期間は、精度確保と耐経年変化のため、オーダーから8ヵ月~12ヵ月程度という。細部の変更にも応じるようなので、詳細は下記ウェブサイトの問合せ先フォームよりご相談いただきたい。

問合せ先

輪島塗スピーカー・プレーヤーキャビネット・上野芳和
ウェブサイト:https://wajimanuri-speaker.jp/
問合せ先フォーム:https://wajimanuri-speaker.jp/?page_id=7

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