オーロラサウンドから、フォノイコライザーアンプの新製品「VIDA-Mk II」が、10月10日に発売される。価格は¥372,000(税別)。

画像1: オーロラサウンド、世界中で人気を博したフォノイコライザーアンプを改良・進化させた「VIDA Mk II」を10月10日に発売

 VIDA-Mk IIは、10年前に発売された、LCR型のフォノイコライザーアンプ「VIDA」の後継となる製品。VIDAは発売以後、日本のみならず世界中(米国、英国、フランス、イタリア、香港などなど)で人気を集めていたそうで、そこで得られたユーザーからのフィードバックを踏まえ、今回Mk IIモデルの発売に至ったということだ。

画像2: オーロラサウンド、世界中で人気を博したフォノイコライザーアンプを改良・進化させた「VIDA Mk II」を10月10日に発売

 外観については、VIDAで完成されたものである、という信念のもと、変更されてはいないが、内部、および機能については下記に挙げるように各種のリファインを行なったそうだ。

VIDA-Mk IIの特徴(変更点)
1 前機種と同じLCR型RIAAイコライザ回路を採用
2 インダクター(L)としての性能、さらなる低等価直流抵抗値を厳選したスエーデンルンダール社、オーロラサウンド特製カスタムRIAAチョークトランスを4個採用
3 後段のアンプ部に上位機種である「VIDA-Supreme」と同ディスクリートオーロラモジュールを採用
4 信号経路最適化、内部配線ハーネスをなくし、増幅部とコントロール部を機能的に配置。外来ノイズに強いプリント基板を新規開発

内部基板。Aurora-AMPモジュールを2個使用

Aurorasoundロゴ入りLundahll製カスタムRIAAチョークトランス

 VIDA Mk IIは上記に挙げた改善を行なうことで、より充実した中域、タイトで明瞭な低域、落ち着いた高域の実現、L/Rのチャンネルセパレーションが6dB(2倍)改善、とさらなる立体再現性を可能にしたという。

 また、全高調波ひずみ率+ノイズ性能を0.025%から0.012%に改善。さらに、温度変化や経年変化に強い長期安定性も改善しているそうだ。

VIDA-Mk IIの機能面での変更点
1 フォノ入力をMC/MM選択からPhono-1、Phono-2に変更
2 ゲインと入力負荷をMC/MMの選択方式に変更
3 これらによりMC2系統、MM2系統、MC/MMなどフレキシブルな対応が可能に
4 定評のあるMUTE SWをオムロン製に変更し、操作感を向上
5 RCAジャックにソリッド真鍮+ロジウムメッキ製を採用(VIDAと同じ)
6 VIDAでサポートしていた各種オプションをそのまま継承

画像3: オーロラサウンド、世界中で人気を博したフォノイコライザーアンプを改良・進化させた「VIDA Mk II」を10月10日に発売

VIDA Mk IIの主な仕様
入力:Phono-1 / Phono-2
MC/MM切り替え:MCゲイン65dBカートリッジ負荷インピーダンスLow/High選択、15Ω以上/以下 MMゲイン40dBカートリッジ負荷インピーダンス47kΩ固定
出力:RCA、定格2Vrms、出力インピーダンス910Ω
RIAA偏差:10Hz~20kHz +/-0.25dB
THD+N:0.012% @1kHz MC時A-Waited
入力換算ノイズ:-138dBV MC時入力ショート
チャンネルセパレーション:90dB以上、@10kHz
各種機能:MC/MM切り替え、MCインピーダンス切り替え、Stereo/Mono、Subsonic Filter、Degauss(カートリッジ消磁機能)
電源電圧:100V 50/60Hz
寸法:本体W260×D250×H100mm
   専用電源W114×D200×H70mm
質量:本体 約2.8kg
   専用電源 約1.4kg

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