パナソニックは、テクニクスブランドからグランドクラス新製品2モデルを発表、同時に既発売モデルにブラック仕上げを追加した。そのラインナップと税込価格は以下の通り。すべて11月26日の発売予定だ。

●インテグレーテッドアンプ SU-G700M2 ¥298,000
●スピーカーシステム SB-G90M2 ¥596,000(ペア)
●ステレオインテグレーテッドアンプ SU-R1000-K ¥913,000
●ダイレクトドライブターンテーブル SL-1500C-K ¥110,000

画像1: テクニクス、2021年秋の新製品を発売! デジタルインテグレーテッドアンプ「SU-G700M2」は、力強いスピーカー駆動と躍動感溢れる低域再生を実現

 以下ではインテグレーテッドアンプ「SU-G700M2」について紹介する。

 SU-G700M2は、従来機種「SU-G700」の高解像度や情報量豊かな音楽表現を継承しながら、今年2月に発売されたリファレンスクラス「SU-R1000」で開発した、高速応答・低ノイズ電源「Advanced SpeedSilent Power Supply」を採用。力強いスピーカー駆動と躍動感溢れる低域再生を実現したモデルだ。

 筐体内部を3分割した構造や、ボトムシャーシを鋼板2層とした高剛性シャーシも継承しつつ、音質向上に寄与するパーツを徹底的に見直して各所に採用し、高純度で解像度がさらに向上した音を実現している。PHONO入力はMM/MC型のカートリッジに対応し、アナログ音源からデジタル音源まで様々なソース・周辺機器に対応済みだ。

 SU-G700M2の主な特長は以下の通り。

●高速スイッチング電源と低ノイズレギュレーターを組み合わせた電源「Advanced Speed Silent Power Supply」を採用。SU-R1000同様にスイッチング周波数を従来の約100kHzから約400kHzへと高速化し、リップルノイズの発生とオーディオ帯域へのノイズ干渉を低減。高速応答により瞬時に安定したエネルギーをパワーアンプ部へ供給し、ドライブ能力を高めている。また、低ノイズレギュレーター回路を使用し、電源の低ノイズ化を徹底することで、純度の高い音楽再生を実現。

画像2: テクニクス、2021年秋の新製品を発売! デジタルインテグレーテッドアンプ「SU-G700M2」は、力強いスピーカー駆動と躍動感溢れる低域再生を実現

●SU-R1000のパワーアンプ用電源部と同様に、高速動作デバイスであるGaN-FETやSiCダイオードを採用し、高速スイッチング電源の応答性を高めた。これにより、音楽信号の瞬時の変化に追従し、安定した電源供給を実現。スピーカーのドライブ能力を高め、エネルギー溢れる低音再生も可能。

●独自のフルデジタルアンプ「JENO Engine」、スピーカーの特性を測定・解析することで、スピーカーの特性に合わせてアンプの特性を最適化する「LAPC」(Load Adaptive Phase Calibration)を採用し、解像度と空間表現に優れた音楽再生を実現した。

●パワーアンプ部、デジタル/アナログ入力部を3つに分割した構造を採用し、同時に電源部を上下2段構成の、周囲を鋼板で囲んだシールドケース構造とした。各部の仕切りとなる鋼板には、1.2mm厚の鋼板ボトムシャーシに2mm厚の鋼板を重ねた2層構造の、制振性に優れた高剛性シャーシを採用。

●SU-R1000の開発で得たノウハウを活かし、高音質パーツを選定。パワーアンプ用電源部のコンデンサーなどをグレードの高いパーツに変更している。スピーカー端子とアンプブロック間の接続に非磁性体の真鍮ビスを使用し、スピーカーへの伝送信号の純度を高めるなど、音質向上に寄与するパーツを徹底的に見直して各所に採用した。

●フォノ入力は従来のMM型に加えて、MC型カートリッジにも対応(設定で切換え可能)。MC型対応に合わせた電源ラインへのレギュレーター追加、配線パターンの低インピーダンス化など、ノイズ低減を徹底している。またUSB Type-Bに加え、同軸/光デジタル入力にも対応。アナログ音源からデジタル音源まで様々なソースや周辺機器に対応した。

画像3: テクニクス、2021年秋の新製品を発売! デジタルインテグレーテッドアンプ「SU-G700M2」は、力強いスピーカー駆動と躍動感溢れる低域再生を実現

●フォノ回路全体をシールドケースで覆い、信号の微弱なMC型カートリッジでもノイズの影響を低減。また、アース端子はより高品位なパーツに変更し、アース線の取り付けやすさの改善を図っている。

●ノイズ低減により高純度な音の再生を実現する「LC電源フィルター」や「パワーコンディショナー」、徹底したノイズ対策で明瞭な音像定位と見通しの良い空間を再現する「Battery Driven Clock Generator」、不要な回路を停止し音質劣化を抑える「Optimally Activated Circuit System」など多彩な高音質技術を搭載。

●本体仕上げはシルバーとブラックをラインナップし、他のオーディオ機器にマッチする色を選ぶことができる。またアルミ無垢材を使用したボリュウム、入力セレクターのノブは前面だけでなく側面もスピン加工を施し、外観のデザインもSU-R1000を継承することで品位の高い仕上がりとしている。

「SU-G700M2」の主なスペック

●定格出力:70W×2(1 kHz、T.H.D. 0.5%、8 Ω、20 kHz LPF、JEITA)、140W×2(1 kHz、T.H.D. 0.5%、4 Ω、20kHz LPF、JEITA)
●周波数特性:LINE=5Hz〜80kHz(-3dB、8Ω)、DIGITAL=5Hz〜90kHz(-3dB、8Ω)、PHONO(MM/MC)=20Hz〜20kHz(RIAA DEVIATION ±1dB、8Ω)
●接続端子:ヘッドホン端子(Φ6.3 mm)×1、USB Type-B×1、アナログ音声入力×2、フォノ入力(MM/MC)×1、デジタル音声入力×4(光×2、同軸×2)、アナログ音声出力×1、プリアウト×1、他
●ハイレゾ対応フォーマット:
 同軸デジタル入力=PCM最大192kHz/24ビット
 光デジタル入力=PCM最大96kHz/24ビット
 USB入力=PCM 32/44.1/48/88.2/96/176.4/192/352.8/384kHz、16/24/32ビット、DSD2.8MHz/5.6MHz/11.2MHz
●推奨負荷インピーダンス:4Ω〜16Ω
●消費電力:95W(スタンバイ時約0.5W)
●寸法/質量:W430×H148×D428mm/約12.7kg

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