ユキムは、「A80」でデスクトップ・スピーカーの在り方を変えたAIRPULSE(エアパルス)のブルートゥーススピーカー「P100X」(市場想定価格¥97,900、税込)を発売する。9月の登場予定。

 P100Xは、リビング・ミュージックシステムの新提案だ。古いラジオをイメージしたデザインを採用し、手軽に移動できるキャビネットにトゥイーター×2、ウーファー×1、パッシブラジエーター×1を組み込んでいる。BluetoothのコーデックはaptX HDに対応済みだ。

 トゥイーターには、広指向特性を発揮するAir-Blade Tweeterを採用。この楕円形ドライバーは、1991年にフィル・ジョーンズ氏が設計したもの。しかし当時の技術では100分の1mmの精度を求められる楕円形ボイスコイルとマグネットの製作に膨大なコストがかかったため、実用化に至らなかった。

 このドライバーにはふたつの特長がある。ひとつは水平/垂直方向への驚異的な指向性で、特に水平方向への分散能力は横に座っても充分な高域情報を聴きとることができるほどだという。もうひとつは高域周波数においてきわめてフラットなレスポンス特性を獲得していることだ。

 低域を受け持つウーファーは硬質アルマイト処理アルミニウム合金コーン振動版を採用。軽量化されたアルミ製ボイスコイルは、高剛性鍛造マグネシウム合金フレームに取り付けられ、強力なネオジウム磁気回路によって直線性と過渡応答に優れたドライブモーションを生み出している。

 連続するハイパワードライブでも損傷なくそしてパフォーマンスを落とさない高いパワーハンドリング性能を維持するために、放熱に効果的な30mm径の大型ボイスコイルを採用している。またボイスコイルに巻かれる銅線断面は効率がよく低歪みなエッジワインド銅が採用されている。

画像: エアパルスから、リビング・ミュージックシステムの新提案「P100X」。アンティークラジオの様なフォルムに、独自のテクノロジーを満載

 リアパネルに備えられたパッシブラジエーターは豊かなエネルギーを放出し、高剛性キャビネットによって通常のブルートゥーススピーカーと一線を画する低音再現性を手にしているそうだ。

 パワーアンプ回路には、2基のTI製「TAS5805M」Class-Dステレオアンプを搭載。BTL接続でミッドウーファー×1(40W)を、もう1基はAir-Blade Tweeter×2(10W)をドライブする。

 アナログ・フロントエンドにはTI製最高級A/Dコンバーター「PCM1802」が搭載され、96kHzのサンプルレートに対応している「TAS5805M」とのコンビネーションで40kHzまでの高域再生を可能にしている。

 内部配線には、ハイエンドオーディオの世界で定評のあるトランスペアレント製のケーブルを採用。圧着端子を使わない、ハンダ直付けで仕上げている。

「P100X」の主なスペック

●使用ユニット:エアブレード・トゥイーター×2、11.5cmアルミニウム・コーン型ウーファー、パッシブラジエーター
●アンプ部:TAS5805M Class-Dステレオ・アンプ×2
●周波数特性:52Hz〜20kHz
●ブルートゥース・レシーバー:Bluetooth 5.1 with APTX HD●接続端子:アナログ入力(RCA)
●寸法/質量:W300×H180×D200mm/5.1kg

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