ヤマハから、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、パワードスタジオモニター「HS5」のカラーバリエーションとなる「HS5SG」が、8月に発売される。数量限定で、価格はオープン。

 HS5は、2013年にモデルチェンジしたコンパクトなスラジオモニターHSシリーズの、5インチウーファーを搭載した製品。インテリアとも調和するデザインを纏い、スタジオからDTMまで、多彩な制作環境に対応する仕様にまとめられているのが特徴となる。

 今回のカラバリモデルHS5SGは、本体色にSG=ストレートグレーを採用し、既発のブラックとホワイトの中間調とすることで、インテリアとしてもより映えるカラーとしている。

HS5SGの主な特長
●専用スピーカーユニットと厳選した音響部品の採用
 HSシリーズでは、磁力線のフローを制御・均一化する先進的な磁気回路設計を施したトランスデューサーを採用し、音響部品の再選定・最適化を合わせて行なうことで、再生能力の向上を図っている。また、1インチドームトゥイーターと、共振を最小限に抑えるよう設計された肉厚ウェーブガイドの採用により、高域の再生可能周波数は30kHzまで広がり、高域をスムーズに再生することができるようにもなった。大型マグネットを採用した専用のウーファーは、レスポンスと耐入力に優れ、歪みの少ない制動感のある低域を実現しているという。さらにウーファーリングやバスケットなどの音響部品の再選定、最適設計を行ない、輪郭のある低域も実現しているそうだ。

●専用パワーアンプ
 パワーアンプ部には、高域と低域のそれぞれの帯域を専用パワーアンプで増幅するバイアンプ方式を採用し、最適化されたユニットにより、音質変化の少ない均一なサウンドを再生するという。

●共振を低減するエンクロージャー設計
 エンクロージャーは、不要な共振を徹底的に排除し、原音再生の精度を高める設計が施されており、高剛性で均一な音響特性を持つMDF材と、接合には強度に優れた技法として古くから木材建築で用いられている三方留めを採用。木材の接合面に設けられた凹凸をすき間なく組み合わせることで、高強度を確保し、共振によるノイズを低減するようになっている。

●流体音制御技術によるノイズの低減
 バスレフポート周辺の空気の渦は、ポート内外の空気の振動を誘発し、ポート内にノイズを発生させてしまう。HSシリーズでは、ポート形状の設計に空気の流れと音を可視化・解析・制御する流体音制御技術を採用。空気の渦を最小限に抑えることで、可聴帯域のノイズを減少させているという。

●環境に合わせたセッティングを可能にする音響コントロール類と端子類
 リアパネルには、壁際にスピーカーを配置した際に低域が強調される点を補正し、正確なモニタリングを可能にするROOM CONTROLを搭載。また、HIGH TRIMも装備しており、部屋や用途に合わせた緻密なバランス設定が可能。入力端子はXLR、TRSフォーン端子を併装し、ミキサーやキーボード、 オーディオインターフェイスからの出力など、多彩なユースケースに対応する。

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