タクトシュトックでは、英国ロンドンに拠を構えるVERTERE(ヴァルテレ)のMM/MCフォノアンプ「PHONO-1 MK2」を7月に発売する。価格は¥198,000(税込)。

 ヴァルテレは、主宰者であるトラジ・モグハダム(Touraj Moghaddam)の理想のアナログ再生を具現化するために設立されたブランドだ。トラジ氏は、完璧なアナログ再生のために製作現場と親密な関係を築くだけでなく、自らレコードレーベルを立ち上げるなど、アナログレコードに対する情熱には凄まじいものがある。

 さらにその情熱によって得た経験や知識を、一部の人だけが恩恵を受ける価格帯の製品で具現化するのではなく、手の届く価格帯の製品にも盛り込んでいる。PHONO-1 MK2も、同社製レコードプレーヤーやカートリッジの真価を発揮させるために自身で設計している。

画像: タクトシュトックが、英国ヴァルテレのMM/MCフォノアンプ「PHONO-1 MK2」を7月に発売。あらゆる高品質なプレーヤーから、最大限のダイナミックレンジと最高のディテイルを引き出す

 そのPHONO-1 MK2は、あらゆる高品質なプレーヤーから、最大限のダイナミックレンジと最高のディテイルを引き出す工夫が盛り込まれている。10種類以上のゲイン設定によって、ほとんどのカートリッジに対しレベルを完璧に合わせることができる。また、15種類の抵抗値と9種類のキャパシタンス容量が設定でき、10kHz以上の周波数特性を持つMMカートリッジにおいても、適切な周波数バランスを実現可能だ。

 PHONO-1 MK2の正確なRIAA回路は公差の少ない選別部品のみを使用する事で、ダイナミックレンジの最大化と細部の解像度を高め、洗練された自然な音色を実現する。二重にシールドされた内部回路や、3ウェイのフォノ基板グランド・マネージメントスイッチにより、ほとんどすべての設置場所でアースに起因する「ハムノイズ」を最小限に抑えることができる。

 他にも、メインフォノ回路と電源トランスには、高品質な金メッキ基板を採用し、オーディオ信号への影響を最小限に抑えている。また、選別された高品質な部品の採用や、音質にも優れたハンダを吟味して使用することで、長期間にわたって安定した性能を維持できるという。

 なおタクトシュトックでは、ドイツのスピーカーブランドFINK teamのスピーカーシステム「KIM」(¥1,870,000、ペア、税込)を本日から日本国内で販売する。こちらの詳細は関連リンクでご確認いただきたい。

画像: メインフォノ回路と電源トランスには金メッキ基板を採用し、オーディオ信号への影響を最小限に抑えている

メインフォノ回路と電源トランスには金メッキ基板を採用し、オーディオ信号への影響を最小限に抑えている

「PHONO-1MK2」の主なスペック

●対応カートリッジ:MC/MM
●ゲインセッティング:40.2dB〜62.8dB 12ステップ
●入力インピーダンス:47kΩ(MM)、78R to 47KΩ(MC) 14ステップ
●キャパシタンス:100pF or 470pF(MM)、100pF〜1.02uF(MC) 9ステップ
●周波数特性:20Hz〜20kHz +/- 0.2dB
●ノイズ:<-78dB-AWD
●THD-N:0.03%
●寸法/質量:W210×H55×D235mm(スイッチ類、脚部含む)/2.0kg

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