海外オーディオの輸入代理店 タクトシュトックが新たに、ドイツのスピーカーブランド「FINK team」の取り扱いを開始すると発表した。日程は7月1日より。

 FINK teamは、30年以上にわたって世界中の傑作スピーカーの設計を担当してきたエンジニア カールハインツ・フィンクが、初めて自身の名を冠して立ち上げたブランドになるという。

 氏は、若いころからHi-Fi業界で働き始め、1986年には、スピーカーユニットとスピーカーを専門に設計する会社 FINK AUDIO-CONSULTINGを設立。以後、35社以上の製品の設計に携わってきたという。

 さて、今回日本に導入されるのは、現在FINK teamのメインモデルとなっている「BORG」の弟モデルとなる、2020年末に発表された「KIM(キーム)」だ。

スピーカーシステム「KIM」 ¥1,870,000(ペア、税込)

画像: ▲「KIM」

▲「KIM」

 KIMは、人一人ほどの大きさがあるBORGに比べると1/3ほどのサイズの、2ウェイ・バスレフ型のスピーカー。搭載ユニットは、BORGと同じくAMTトゥイーターとパルプ・コーン・ウーファーの組み合わせとなるが、KIM専用の設計が行なわれているという。振動を逃すことに特化した、一体型のスタンド構造を採用している。

画像: ▲「BORG」(左)と「KIM」

▲「BORG」(左)と「KIM」

 カラーリングは「White/Steel Grey Front」「White/American Walnut」「Amarra/Black Front」「Matt Black」の4色をラインナップしており、特注色も用意されるそうだ。

画像2: タクトシュトック、ミュンヘン・HIGH END2019で話題を集めたFINK teamブランドの取り扱いを開始。第一弾モデル「KIM」を7月1日より発売

 なお、FINK teamのメインモデルBORGも、2021年内には日本に導入される予定という。

スピーカーシステム「BORG」 ¥4,950,000(ペア、税入)

画像: ▲「BORG」

▲「BORG」

KIMの主な仕様
型式:2ウエイ・バスレフ型
ユニット:110mm AMTトゥイーター、203mm PULP CONEウーファー(38mm 径ボイスコイル)
再生周波数特性:35Hz~25kHz (-6dB)
インピーダンス:8Ω(最低インピーダンス 5.9Ω@160Hz)
能率:86 dB @ 2.83 V / 1 m
全高調波歪:0.2 % THD @1W
クロスオーバー周波数:2,200Hz
質量:25,1kg(台 固定スタンド含む)
仕上げ:4種類から選択可能、特注色あり
キャビネット:複数のストランク・アブソーバーを搭載したキャビネット、ダンピングされた2層構造サンドイッチ・パネル
スタンド:一体型
オプションスイッチ:3 ポジショントゥイーターレベル、3 ポジションウーファーダンピング

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